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「どうしたらいい?」では叶わない!占いを上手に利用するコツとは

今日の運勢、毎月の恋愛運が気になる……と、テレビや雑誌でつい占いをチェックする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「彼の気持ちは?どうアプローチしたらいいの?」など、自分では分かりようのないことだからこそ、占いに頼りたくなってしまうもの。

しかし占い師さんは魔法使いではありません。願いを叶えるために行動するのは自分自身。だからこそ、占いの活用法を心得ておく必要があると思うのです。

占いに行って、説教された私

人生で迷っている時に進むべき道を示してくれる占いは、行動と決断の背中を押してくれるツールでもあります。

そんな占いにかつて私もハマっておりました。ものすごく昔、かれこれ十数年も前になりますが、初めて対面の占いに行った時の話です。

当時の悩みは彼氏がまったくできないこと。好きな人ができてもことごとく逃げられる、恋愛っ気がゼロの生活。周りの友人たちは、彼氏がいたり好きな人がいたりと恋愛トークに華を咲かせます。

なんで私には彼氏ができないの?と強い劣等感にさいなまれ、占いサロンの扉を叩いたのでした。

願いはただ一つ「彼氏が欲しい!!」。占いに行けばきっと占い師さんが教えてくれるはず!どこに運命の人がいるのか、運命の人はどんな人か、いつ出会えるのか、どこへ行けばいいのか、いつ結婚できるか……。

彼氏を作るためのアドバイスが事細かにもらえるものだと思い込んでいました。

「彼氏が欲しいのですが、どうしたらいいですか?」という相談に対して、占い師さんからいただいたアドバイスは……8割は説教のようなものでした。

自分はどう生きたいの?

いや、別に怒られたわけではないです。励まされたのです。そもそもの人生に対する考え方を正されたと言いますか……。

簡単にまとめると、こんなようなことを言われました。

・自分を好きになって!
・自分を信じて!
・主体性を持って!

当時の私は「……これって占いでもなんでもないじゃん、お金返せ!」と、ガックリした記憶があります。

しかし今振り返って考えてみると、占い師さんもそのようなことしか言えなかったのかもしれません。私の相談があまりにも主体性がなかったから。「自分はこうしたい!」という自発的な主張がない。

占い師さんも相談者の具体的な希望があってこそ、具体的なアドバイスができるというもの。

自分の人生を占い師さんに丸投げはNG

たとえば仕事においても、上司に相談する場合は「どうしたらいいですか?」と答えを丸々聞こうとする姿勢はマイナスですよね。自分なりの答えを導き出した上で、上司に判断を仰ぐことが社会人の基本ともいえます。

もちろん、オフィスでの姿勢を占いに反映する必要はありませんが、より効果的に占いを活用する相談の仕方があると思うのです。

「私の人生、どうしたらいいんですか?」と、進むべき道も決断も占い師さんに丸投げする姿勢って、本当に自分の人生を生きていると言えるのでしょうか?今なら当時の自分がいかに愚かだったのかよく分かります。

「どうしたらいいのか分からない」という時もあるでしょう。それでも「自分はどうしたいのか?」と考え、自分なりの答えを探りながら、客観的な鑑定結果を聞くほうが、冷静に悩みと向き合えるのではないかと思うのです。

占い師さんは相手に合わせて言葉を選ぶ

以前、占い師さんに聞いた話です。占いの鑑定は、相談者にとって良い結果が出ることもあるし、良くない結果が出ることもあります。

良くない結果だとしても、長い目でみれば良い方向へ進むための過程。たとえば、好きな人とはご縁がないという鑑定結果でも、より幸せになれるご縁のある男性が他にいるからです。

では占い師さんは「好きな男性とのご縁はない」という鑑定結果をそのまま相談者に伝えるかというと、傷つけないように言葉を選んで伝えるそう。

片思い中に「この男性とはご縁がない」と言われても、到底受け入れられないでしょう。場合によっては「この占いハズレてる!」と怒ったり、受け入れられなくてより深く落ち込んでしまう場合もあります。

なので占い師さんは、相談者が片思いを続けたいのか、ハッキリさせたいのかなどの意向をふまえ、納得してその片思いと向き合えるようなアドバイスをするのだそうです。

つまり受け取る側の精神状態によって、伝えられるポイントが変わるということ。心ができるだけ落ち着いた状態の時のほうが、より核心に迫る鑑定結果をもらえるでしょう。

占いはあくまで客観的なアドバイスであって、人生を丸投げして決めてもらうところではありません。「決断は自分でする!」という前提に立って鑑定してもらうことが、占いを上手に利用するコツではないかと思います。

編集部
編集部

女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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