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一番ほしいものはワザと手に入れない?デキる副社長から学んだ幸せの法則

彼氏いない歴約4年。「彼氏がほしい」「好きな人が欲しい」と思ってはいるものの、彼氏ができずにいるアラサー女、ライターの村上ちぃです。

婚活と言うよりは「恋活」に励んでいる筆者の悩みを、出会いのエピソードとともに赤裸々に語っていきたいと思います!

同じように出会いに悩んでいる方に、共感いただけると幸いです。

 

今回は、優雅な生活を送り、ほしいものは何でも手に入れているように見える私の会社の副社長(男性)のお話。

綺麗な奥さんに、進学校に進む二人の息子。家は庭付きの都内一戸建てで、年一回は家族全員で海外旅行に行くという、なんとも羨ましい生活を送っていらっしゃいます。

全てが完璧に見える副社長の生活ですが、彼いわくそれらは全て一番目に望んでいるものではなく、二番目に望んでいるものらしいのです。それは一体、どういうことなのでしょうか。

順風満帆に見える副社長からこぼれたある一言が私の恋愛における欠点と重なり、深く考えさせられることとなりました。

一番ほしいものは手にしない

地位も年収もあり、イケメンで、昔はモテモテであっただろうと思われる会社の副社長。

お酒も回り、かなり盛り上がった新年会の後半で、急に真面目なトーンになった副社長がポツリとあることを言いました。

「でも、一番ほしいものは手に入れていないんだよな……」

いつも快活で、幸せそうに見える副社長のその一言は、重みがあってどこか寂しさを伴っているように感じました。

一番ほしいものを手にしてしまうことへの恐怖

副社長はそのとき言いました。

「一番ほしいものを手にしてしまうのが恐いんだよね。だって、もしもその一番のものを手にしてしまったら、それ以上に良いものは味わえないということになってしまうんだよ。そして、もしもそれが想像通りのものじゃないとしたらどうする?理想はいつまでも壊したくないよね」

「例えば、腕時計を買うとするだろう。一番ほしい時計を買おうと思えば買うことはできる。でも、その時計を買ってしまったら、次にほしい時計は存在しなくなってしまう。理想を追いかけることができなくなってしまうんだ」と。

そして最後に、

「時々、そんな自分が嫌になることもあるけどね……」

と、何かをかみ締めるようにその言葉を付け加えました。

一番ほしいものを追いかけることの恐怖

一番のものを手に入れようとしないことへの理由は副社長とは違うのですが、一番のものを手に入れることのできない寂しさは、私にも分かる気がしました。

私の場合は、敢えて一番ほしいものを取りに行かないのではなく、一番ほしいものを得られない怖さから逃げてしまうのです。

狙わなければ、いつまでも“希望”は持つことができます。手に入れていないとしても、手に入れたときのことを想像すると胸がときめくし、追いかけていること自体がそれなりに楽しいものでもあります。

しかし、もし一番のものを手に入れようと実行に移し、失敗してしまったら……。

一番ほしいものを手に入れられないという現実は、大きな辛さが伴います。その辛さは、自分の気持ちが強いほど大きなものとなるでしょう。

ですから、自分の気持ちが強ければ強い分、ほしいものを手にしようとすることから逃げてしまうのです。

そして、怖さから逃げるために「もしかしたら私は、これが一番ほしいもの(この人が一番好き)ではないのかもしれないとだんだんと言い訳をし始め、勝負することから遠ざけてしまいます。

得られなかったとしてもそこまで傷つかずにすむ、二番目にほしいもので済まそうとしてしまうのです。

一番ほしいものを手にできない辛さ

二番目にほしいものを得るための勝負は、そこまで張り詰めたものがなく、多少は楽な気持ちでいられます。負けても別にいいと思えるし、勝ったら勝ったでラッキーだと思えるからです。

しかし、やっぱり心の中にはいつも一番のものがある……。

ときどき胸がキュっとなるような寂しさがあるのです。

一番ほしいもの(一番好きな人)を手に入れようとすべきであることは、自分でも分かっています。

なぜなら、例え二番目にほしいものを手にいれたとしても、心は満たされないからです。私の心を満たしてくれるのは、一番に手に入れたいものだけなのですから。

希望を失いたくない自分の気持ちも分かります。しかし、永遠に手に入れようとしないものに対して、“希望”という言葉は使えるのでしょうか?

幻の希望を抱き続けるよりも、白黒はっきりつけたほうがいい。手に入れることができなかったとしても、その現実によってきっとまた、私は新たな希望を見つけることができる。

副社長の言葉を聞いて、私は一番ほしいものを得ようとすることから逃げずに生きようと思いました。

~今回の教訓~

一番ほしいものを手に入れようとすることから逃げてはいけない

一番を失っても、いつかまた一番を見つけることができる

村上ちぃ
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