「こんな女子は結婚に失敗する!」結婚生活に悩む女子の本音を聞いてみた
BAR北条へようこそ!バーテンダーの北条誠です。このコラムでは、北条が経営するBARで毎夜繰り広げられる実際の恋模様を元に、恋愛の駆け引き・コツをご紹介していきます。
さて、「早く結婚したい」と思っているアラサー女子は多いと思います。もちろん、それ自体は悪くはないのですが、結婚に対する考え方がしっかりできていないと、結婚後に「思っていたのと違う!」と悩むことになるようです。
では、結婚というものをどんなものだと考えておくべきなのでしょうか?
今回は実際に「思っていたのと違う!」と悩んでいる主婦の皆さんにお話しを聞いてみました。
夫に期待し過ぎてはダメ!
カウンターではFちゃん(31歳 主婦)とSちゃん(33歳 主婦)が久しぶりの女子会を開いています。この二人、結婚前からBAR北条の常連で、現在ではFちゃんには2歳の女の子、Sちゃんには3歳の男の子がいます。
Fちゃん「結婚生活ってもっと幸せなものかと思ってたけど、全然違うよねー」
Sちゃん「私もそう思う。ダンナに対して理想を持ち過ぎてた。育児、家事、所得、ルックス、性格の5つが全部揃うことを期待しちゃダメだったのかも」
Fちゃん「そうねぇ。うちの場合は時間があるから育児と家事は手伝ってくれるけど、その分お給料が低いから、結局私が毎日遅くまでバイトだし」
Sちゃん「私はぶっちゃけ所得で結婚相手を選んだけど、外見がちょっとね……あまり一緒に歩きたくないかも」
(おやおや、二人とも不満だらけですなぁ)
そもそも、この二人はどんな結婚生活を期待していたのでしょうか?
「平均以上の所得があってマイホームに車」「たまに家事や育児を手伝ってくれる優しさ」「いつまでも素敵でいてくれるカッコ良さ」etc……
もしかしたらそんなドラマみたいな家庭を夢見ていたのかもしれませんが、現実はまったく違ったようで、結婚生活に対する不満が止まりません。
価値観がピッタリ合う夫なんていませんよ!
Fちゃん「価値観とか性格とかが合うってことで結婚を決めたけど、ずっと一緒に暮らしていると結構色々な部分で違うことが分かってくるよね」
Sちゃん「たしかに。子供ができてから育て方やしつけ方の件でケンカすることが多くなった。あと、お金の使い方とかも」
Fちゃん「そうよねぇ。結婚前に色々と確認したつもりだったけど、あまり意味がなかったかも」
(あ、今頃気付いちゃいましたか?)
北条はバーテンダーという仕事柄、非常に多くのカップルからリアルな悩みを聞く訳ですが、本当に価値観がピッタリ一致しているカップルには一度も会ったことがありません。
最初は一致しているように思えても、長く付き合う内に様々なズレが分かってくるものです。性別から育った環境まで、基本的にアカの他人な訳ですから、価値観がピッタリ一致するなんて確率は、宝くじが当たるよりももっと低いんじゃないでしょうか。
だからこそ、お互いで譲り合って、新しい価値観を作っていくという方が賢いのだと感じます。つまり、自分の価値観に合う結婚相手を探すより、何でも二人で話し合い、妥協し合うことのできる柔軟性がある相手を探す方が良いということです。(もちろん、女子も柔軟な考え方を持つ必要があります)
結婚にはデメリットもあるってことを覚悟しておいて!
FちゃんとSちゃんの愚痴はその後も止まらず、次々に不満がでてきます。
「遊ぶ暇もお金もない」「自分も働かないと収入が足りない」「夫側の年老いた両親の介護」「セックスレス」「夫がダサくなった」「もっと素敵な男子に出会ってしまった」等々、リアルな不満ばかりです。
とくに金銭的なことに関しては、「結婚すれば楽になる」という女子の理想が完全に崩れており、どのご家庭も養育費から親の介護費用まで、かなりシビアな現実があるようです。
「結婚というものについて、もっとしっかり考えてからすれば良かった」とFちゃんが語っていましたが、まさにその通りだと思います。
結婚したいと思うのも当然ですが、と同時に、結婚後の生活に対するしっかりした覚悟も必要なのだろう、そう思う北条でした。