電話面接ってなに!? 敗戦者が語る、ネット婚活の「あるある」話
ネット婚活は、今や婚活ツールの主流の一つですが、もちろん賛否両論あります。「ネット婚活で出会って結婚して、今幸せです」という女性もいれば、「いい男性がいない、ヘンな人が多い、ヤリモクが多い、危険そう……」という声もあります。
私もネット婚活をしたことがありますが、ネット婚活の「あるある」は、最初に頭に入れておいたほうが良いと思います。
あるある1 ネットも若い美女が人気
メジャーなネット婚活のシステムは、相手の写真やプロフィールを見て気になる人に「いいね!」などのアプローチを送り、相手も同意してくれたらメッセージを送り合うことができます。
「いいね!」をどれくらい集めているかは数字で表示されています。「いいね!」が多いほどモテる人。女子なら若くて写真が可愛い子が人気です。男性ならイケメンで高収入がテッパン。
「イケメンがいない」と噂されるネット婚活ですが、ゼロではありません。ただそういう男性には女性が一極集中してしまうのです。
私も、好みのタイプで仕事もしっかりしていそうな人に「いいね!」を送りましたが、「いいね!」をたくさん集めるような男性には当然相手にされませんでした。その代り、あまりタイプではないような人からは「いいね!」が来ましたが……。ネット婚活では「気になる人には相手にされず、どうでもいい人からアプローチを受ける」ということがよくあります。
なので、私のような30代で地味な写真をプロフィール画像にしているような女子は、マッチングする確率が低くなってしまうのです。
ただ、いいこともありました。それは「ヤリモク男」が寄り付かないこと。ヤリモクの男性は若い美女に行くようで、私に「いいね!」をしてくる人にはそれっぽい人はいませんでした。
モテ男、ヤリモク、ヘンな人もいるけど、フツーな人もたくさんいて、危機管理意識を持っておいたほうが良いのは、ネットでもリアルでも同じ。なので「ネット婚活=危険」とは、必ずしも言えないと思うのです。でも向き・不向きはあると思います。
あるある2 メールの相性とリアルな印象は違う
ネット婚活でマッチングし、メッセージのやりとりを何回か続けた後に気が合えば「会いましょう」という話になります。私も面接した(会った)ことがあります。メールのやり取りしかしていない人と会うのはとても緊張しました。
メールのやり取りが続いたからといって、リアルな会話も楽しいとは限りません。
ネットの場合はメールの内容について考える時間があるので、相手の質問にきちんと考えた上で回答できます。つまり「良く見せる」ということ。私も良く見られたくて、優等生の回答を探して返事をすることがありました。
ネット上では文章が上手な人が得をします。しかし口ベタならぬメールベタな人もいるので、メッセ―ジのやりとりが微妙だったからと言って会わないのはもったいないことでもあります。会ってみてから印象とは違うということは、ネット婚活においては必ず頭に置いておくべきなのです。
あるある3 プロフィールはアテにならない
面接した男性のうちの一人で、実際に会ってみてもごくフツーの人だったのですが、しばらくして「実はバツイチなんだよね」という告げてきた男性がいました。
別にバツイチが悪いわけではないのですが、それなら最初からプロフィールに書いてくれれば初めから身構えていけたのに。私は彼に対する気持ちが盛り上がらず、結局フェードアウトしたのですが、ネット上のプロフィールはあまりアテにならないと思い知らされました。
自分だって、写真は一番映りの良いものを出すので、お互い様かもしれませんが……。しかし悪質な相違は通報されてアカウント削除されるようなのでご注意を。
番外編「電話面接」をする男性がいた
メールのやり取りが何度かあるとはいえ、ほぼ初対面の人との“面接”は緊張します。それは男性も同じのようで、かつて「会う前に電話で話しませんか?」とメールで提案されたことがあります。
おそらく、時短したいとか、会うことになったら男性がおごるのがイヤとか、いろんな思惑があってそのような提案をしたのだと思います。
「私、電話ニガテなんですけど!」……なんてことは言えませんでした。数回のメールのやりとりを経て、彼と会ってみたかったのです。
NOと言えず電話の日を迎え、なんてことない世間話をして電話を切りました。面識のない男性と目的のない電話をするのは、実際に会うよりもハードです。私が電話ギライだからってのも大きいですが。
物凄く盛り上がったわけでもないし、かといって盛り下がった電話でもなかったのですが、後日彼からきたのは「別の人と付き合うことになりました」というお断りのメールでした。私は電話の一次面接で落とされたのです。
ネット婚活は複数の相手と同時進行しやすい分、切られるのも早いです。
ネットでもリアルな婚活でも大切なのは、人を見極める目を養いながら「この人じゃない」とフッたりフラれたりしつつ、それでも出会いを諦めないという持久力が求められるのではと思います。
私は電話面接の男性にモチベーションが下がり、ネット婚活からリアルな婚活に重点を置くようにしました。
しかし、実際にネット婚活で交際につながった人もいるので、自分に合ったストレスにならないツールで婚活を続けましょう。