2か月の壁に注意!無意識に陥る「婚活やめたい病」の対処法
一念発起して始めた婚活。最初は意気込んでいたはずなのに、うまくいかないと始めたばかりでもすぐに「やめたい……」と感じてしまいますよね。
確かに、最初はうまくいかないこともありますが、結婚相談所を経営している筆者が言えるのは「すぐにやめてしまうのは、ただただもったいない」ということ。
ではなぜ、このように婚活はすぐ嫌になってしまうのか。
そのメカニズムの一部と、すぐにでもできる対処法をご紹介したいと思います。
婚活者に立ちはだかる2か月の壁
筆者の相談所を訪れるお客様の中には、入会したばかりの相談所を退会してしまった方、始めたばかりのネット婚活をやめてしまったという方も。
そして、その活動期間を訪ねると、多くの方が2か月以内でやめてしまったのだとおっしゃるのです。
婚活者に最初に立ちはだかる2か月の壁。実は、ここで婚活をやめてしまうのは非常にもったいない。
なぜなら、2か月目以降にようやく脳が婚活に慣れてきて、前向きに婚活に臨めるようになる可能性があるのですから……。
といいますのも、人間には、外部環境が変化しても内部環境を維持しようとするホメオスタシスという現状維持機能が備わっていると言われているからです。
このホメオスタシスによって、せっかく新しいことを始めても、元の状態に戻ろうという作用が働くのだそうです。
それは婚活も同様。
せっかく婚活を始めても、最初の数か月というのはこれまでと異なる環境に慣れることが出来ず、少し前の状態に戻ろうとする作用が大きなストレスを生み出すことになります。
筆者の経験上、このストレスが一番かかりやすいのが、婚活を始めてから最初の2か月間。
この状態に陥っている期間の婚活者は「私には、この婚活方法が合っていないのでは?」と感じやすく、そのストレスから逃れるために始めたばかりの婚活を辞めたいと思ってしまうのです。
このホメオスタシスの観点から言えることは、たとえ始めた婚活が自分には合っていないと感じたとしても、最初の2か月はいったん我慢して、まずは環境に慣れるのを待ってから判断すべきだと言えます。
手段と目的が入れ違ってしまっている場合も!?
さて、前述した「2か月の壁」を乗り越えて婚活を続けたものの、婚活が思っていた通りに進まない方の中には、
・本当に結婚したいのかが、わからなくなった
・自分に合う人がいるのかどうかわからない
・無理して婚活をしてまで、結婚しなくてはいけないのだろうか
ということを口にする方もいらっしゃいます。
こういった意見は、まさに、結婚を意識して頑張りすぎてしまい、その結果、ゴールがわからなくなっているという状態の方に多いです。
そもそも、婚活を始めようと思ったきっかけは、人それぞれ違ってくると思いますが、
「家族・子供が欲しい」
「周囲のプレッシャーから逃れたい」
「生涯のパートナーがほしい」
「孤独死が怖い」
「家庭という心安らげる場所がほしい」
などの理由があり、そのために結婚がしたいと思っていたのではないでしょうか。
つまり、もともとは結婚は目的ではなく、それぞれの目的を達成するための手段の一つであったはずです。
それをいつのまにか忘れてしまったまま、結婚しなくてはいけないのだ!と闇雲に婚活を推し進めてしまうと、自分の軸がなくなってしまいます。
すると「結婚って本当にする意味あるかな?」と、気持ちが付いてこなくなってしまう方が多いように感じます。
あくまでも結婚は、自分の目的のための「手段なんだ」ということを忘れずに、婚活を進めていきましょう。
必要なのは、客観視する工夫!
前述したように、気づかないうちにストレスが溜まっていたり、ゴールがわからなくなっていることを自覚することが出来ないために、適当な理由をつけて婚活や結婚自体をあきらめてしまう方もいらっしゃいます。
とはいえ、休日や仕事の合間を縫って婚活を続けていると、なかなかこういった状況を冷静に客観視することが難しいと思います。
アドバイスをくれる方がいれば良いのですが、そういった方がいない場合にオススメしたいのは、婚活中の出来事やそのときに感じたことを記録に残しておくという事。
そうすれば、婚活を始めたばかりの頃に自分が考えていたこと、活動していく中で学んだことや教訓を見返すこともできますし、自身の心境の変化が確認できます。
婚活者の皆様が、有意義な婚活ライフをおくれますように。
人気記事四コマ化