重い女と冷たい女性の境目とは?アラサー女子の恋を間違えない方法
アラサーになって何年も恋愛から遠ざかっていると、やり方が分からなくなってしまっていた……なんてことはありませんか?
これから紹介する女性は、いい感じになった男性に「重い女」と思われたくないがためにとった行動によって、「冷たい女」と思われてしまった女性。
恋愛のしかたを忘れてしまったアラサー女子は、一体何を間違えてしまったのでしょうか?
いつの間にか「音信不通」のワケ
ミズキ: 34歳、独身、大手出版社に勤めて11年。決してセレブではないけれど、そこそこの給料はもらって、それなりに独身の生活を楽しんでいる。彼氏いない歴4年。そろそろ本腰入れて恋愛したい。
先日、半年ぶりにある男性に再会した。
一年半ほど前に、だいぶ熱を上げていた。ここ数年で一番最近、恋愛らしい恋愛をしていた相手だ。
出会った頃は、しょっちゅう顔を合わせていた。ゴルフに行ったり、デートしたり、彼の友だちにも会ったし、妹にも紹介した。
それなのに、3ヶ月ほどすると、いつの間にか疎遠になっていた。しばらくは、お互いに行きつけにしていたバーでばったり出くわし、友人として他愛もない会話を交わすこともあったが、それもなくなってかれこれ半年。
そんな風になった理由はミズキ自身もよくわかっている。バツイチの彼には子供が一人いて、真剣な交際に二の足を踏んでいる空気を出していた。
仕事も忙しくて、時間も不規則だし、土日もない。そんな彼の状況を思って、ミズキからはあまり深く踏み込めずにいたのだ。
忙しい時間に電話をしたくなかったし、面倒くさがりの彼に負担を与えたくなくて、自分から連絡することはほとんどなかった。彼からの連絡がないということは、会いたいと思われていないのだろうとも思っていた。
彼のための気遣いが「冷たい女」に!
それなのに、半年振りに再会した彼は、ずっと連絡せずにいたミズキのことを「冷たい」と言い放った。
彼女にとっては衝撃的な言葉だった。面倒くさいことや懐かれることが苦手な彼に配慮して、連絡を取らずにいたのに。
彼のためにと思ってしていたことが、彼にとっては「ただの冷たい女」でしかなかったことになる。
その話を友人のナオにすると、「そりゃそう言われるよね」と一蹴。「あんただってそんなに彼の連絡を待ち焦がれてた様子でもなかったじゃん」
確かに、待つだけの切ない女ではいたくなくて、友だちと遊んだり、たまには他の男性とデートしたりもして、それなりに忙しく、楽しく過ごしていたかもしれない。
「私がそんなに好きじゃなかったってこと??」と聞くとナオは、「強がって『一人でも大丈夫』的に過ごしてたけど、ほんとは深い恋愛になるのを怖がってただけなのかもね」と言った。
久々の恋愛で気づいた「私、チキンでした!」
言われてみれば、「彼に面倒くさい思いをさせたくない」というよりも、「面倒くさいと思われることが怖い」という方が適切な表現だったかもしれない。
30代半ばにして、意外と私ってチキンだったのね……。真剣な恋愛がなかった間に、自分が鉄の鎧をまとっていることに気づかずにいた。
「重たくなりすぎないこと」と、「相手を想う気持ちを表現すること」。相反することではないはずなのに、自分を守りすぎたり、相手を想いすぎたりすることで、バランスを崩してしまう。
一番心地よい距離感というものは、男性であろうと女性であろうと、一人ひとり違うはずだ。
とにかく、探って、ぶつかって、入り込んで、ときには引いて、二人が快適に過ごせる距離を確認していくしかないのだろう。
「『冷たい』って言われるってことは、少なくとも待ってた気持ちがあったってことじゃない?」
ナオの一言に優しく背中を押され、一歩を踏み出す決意をした冬でした。
――大切なのは「バランス」。20代の頃は分かっていたことなのに、恋から遠ざかっている間に忘れていたのかも。大人の恋は受け身だけじゃダメ!失敗を恐れず、どんどんぶつかっていきましょう!
月並みな言葉ですが、たとえ傷ついたって、何もせずに後悔するよりはマシかもしれませんね。