ルパン、セーラームーン……「恋愛したい!」と叫びたくなるアニメ集
大人になると恋の駆け引きやしたたかな行動などで、恋愛のピュアな気持ちを忘れてしまいがちになってしまいます。特に婚活に精を出すと、男性の条件などを重視しすぎて「 恋愛したい 」という感情を失ってしまいがちになりますよね。
もしもそうなっているのなら、アニメを見て恋愛のピュアな気持ちを取り戻してみましょう。多くの人を魅了する作品には、必ず「愛」が根底に息づいています。
そこで今回は、恋愛のピュアな気持ちを取り戻し、「 恋愛したい !」と思えるアニメ作品をご紹介いたします。
恋愛したい と思えるアニメ1「耳をすませば」
「耳をすませば」は、スタジオジブリが製作した劇場アニメ作品です。柊あおいの漫画が原作となっています。劇場版と漫画版ではストーリーが異なりますが、今回は劇場版についてご紹介いたします。
主人公は中学3年生の少女。進路のこと、将来のことを考えなければいけないものの、自分が何をしたいのかわからない状態。そんなとき、ヴァイオリン職人を目指している同級生の少年と知り合い、だんだん惹かれていくというお話。
基本的に少女の成長物語ではあるのですが、主人公と少年の淡い恋がとても純粋で見どころ満点。例えば少年が学校で主人公を呼び出すシーンでは、クラスメイトたちからかなり冷やかされます。私たちも学生時代、誰かの恋を派手に冷やかすことがあったのではないでしょうか。
そして物語の最後では、中学生にも関わらず少年が主人公にプロポーズをするシーンがあります。主人公はその場でプロポーズをOK。「大好きだ!」と言って少年が主人公に抱きつくという微笑ましいシーンまで……。
大人は気軽にプロポーズなんてできませんが、学生時代は何も疑うことなく、大好きな人にプロポーズをした人だっていたでしょう。「この人と結婚したい!」とピュアな思いをもっていたはず。「耳をすませば」は、そんな青春時代の甘酸っぱい気持ちを取り戻すことができます。
恋愛したい と思えるアニメ2「ルパン三世」
言わずと知れた不朽の名作「ルパン三世」は、モンキー・パンチ原作のアニメ作品。時代は古くに遡り、1967年「漫画アクション」に連載されたことが始まりです。映画化もされたので、そちらで馴染み深い人も多いかもしれません。
アニメ「ルパン三世」の最大の魅力は、なんといってもルパンと峰不二子の恋の駆け引き。ご存知の通り、峰不二子はB99.9、W55.5、H88.8という驚異的かつ抜群のプロポーションを誇る「ルパン三世」の紅一点。いつも女の武器を駆使してルパンを誘惑、最後はお宝を独り占めするザ・魔性の女です。
ルパンはそんな欲深い峰不二子に翻弄されながらも、彼女のことを一途に想い続けます。それがよく表れているのが「男は騙されるために生きてんだ」というクールなセリフ。こんな二人の姿を見ていると、無性に「恋愛したい!」という気持ちが湧き上がってくるはずです。
また、男を手玉に取る峰不二子の生き様から学ぶことも多そう。アラサーたるもの、相手に尽くしてばかりの身をすり減らす恋愛ではなく、追われる恋で幸せを掴みましょう。
恋愛したい と思えるアニメ3「あずきちゃん」
「あずきちゃん」は、原作を秋元康、作画を木村千歌が担当した漫画およびアニメ作品です。講談社が発行する少女漫画雑誌「なかよし」で連載されていました。
主人公は小学5年生の少女。転校生の少年にひと目惚れをし、少年と仲良くなろうと奮闘します。しかしその少年はとても人気者。ライバルが現れたり少年が鈍感だったりして、小学生ながらもなかなかの恋愛模様を展開します。
この作品で素敵なのは、主人公が恋愛に対する感情をどんどん芽生えさせて成長していくところ。主人公は好きな人が女子と話しているシーンを見て「心がもやもやする」と感じるものの、その正体がわかりません。そして母親から「それは嫉妬だよ」と教えられ、嫉妬という感情を学ぶことになります。
今では私たちが当たり前のように感じているものも、小学生にとっては初めてのこと。このアニメを通して恋愛とは何か、恋をするとどうなるのか、一つ一つ丁寧に思い出せると思います。作中では交換日記をしたりファーストキスをしたりと、初めてのドキドキがたくさん詰まっています。
恋愛ってそもそもどんなものだっけ」と思う方は、このアニメを見ればピュアな恋愛を取り戻せるかもしれませんね。
恋愛したい と思えるアニメ4「セーラームーン」
アラサー世代ならハマった人も多いであろう「美少女戦士セーラームーン」。原作は武内直子の漫画で、こちらも「なかよし」で連載されていました。
主人公は中学2年生のごく普通の少女。妖魔と呼ばれる敵が街の平和を乱し始めたとき、主人公は言葉を話す黒猫ルナと出会い、愛と正義のセーラー服美少女戦士セーラームーンに変身して敵と戦うことになります。
このアニメでは主人公を手助けするタキシード仮面が登場します。正体は後に主人公の彼氏、そしてフィアンセとなる男性です。主人公はこの男性にとにかくぞっこん。彼と一緒にいると幸せな気持ちになっていますし、彼が女の子と話していれば大げさなくらい騒ぎます。
主人公は素直な性格で感情を表にだすタイプ。そのため恋愛に関する一喜一憂がよくわかります。恋愛に対する妙な駆け引きだってしません。気持ちはストレートに伝えますし、感情的になってしまったときは後々反省しています。
大人になれば恋の駆け引きや素直になれないことも多いと思いますが、「セーラームーン」の主人公を見ていると、恋愛にまっすぐと向き合い、常にピュアでい続けることの大切さがよくわかります。
大人になって恋愛をしていると、いつの間にかピュアな心を忘れてしまうときがあります。
以前は、相手の肩書きや年収などに振り回されずに「その人と一緒にいたい」「もっと親しくなりたい」という純粋な気持ちで誰かを好きになっていたはず。しかし、自分自身が成長するにつれて、社会での立場や具体的な生活を中心に考える必要が出てくると、「恋愛したい」という気持ちが薄れてしまいます。
そんなときは、アニメを見てピュアな恋愛を思い出してみてはいかがでしょうか。アニメには現実ではなかなか触れることのできない、ピュアな恋愛が広がっています。だからこそ、あなたが本当に求める恋愛の形や理想の関係が見つかるのではないでしょうか。
婚活に疲れた、そして恋愛をしたいと心から望むなら、ぜひこのアニメを観てみてくださいね。
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関西在住のフリーライター。1984年11月5日生まれ。ライターとは無関係の短大へ進学、一般企業で5年ほど勤めた後にライターへ転身。女性向けウェブメディアを中心に執筆。独身女性が抱える悩みのヒントになるような記事執筆を目標に活動中。名前の読みは「神之」で「カミノ」です。
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