全国各地の名酒が勢ぞろい!2018年話題の日本酒7選
日本酒の産地というと、米どころとして有名な秋田、新潟など東北地方を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実は、北海道から沖縄まで全国各地で日本酒は生産されており、東北以外にも各地の自然が育んだ美味しいお酒があるのです。
日本全国に1500以上あると言われる酒蔵の中から、珠玉の一本を選び出すのは至難の技ですが、海外でも日本酒は空前のブームとなっており、今がとにかく旬です!
今回は、入手困難な名酒から、ミシュランスターのレストランでも出される有名な銘柄まで、選りすぐりの日本酒を7本厳選してご紹介致します。
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1:山形が生んだ幻のプレミア酒「十四代」
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まず1本めは、東北地方山形が生んだ幻のプレミア酒「十四代(じゅうよんだい)」。ユーザーが選ぶ日本酒ランキングでも第一位に輝いた十四代は、山形の高木酒造が酒米から開発したこだわりの一品。
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エレガントな香りと、「酒未来」「龍の落とし子」「羽州誉」の3つの酒米をブレンドさせた絶妙なバランスが、他の日本酒には真似できない独特の味わいを醸し出しています。
もっとも安い銘柄でも7980円という価格帯から始まる高級酒で、最高額は54万円とも言われています!とにかく入手困難なため、幻の日本酒と言われています。あっさりとしていて魚料理との相性も抜群。特別な日に飲みたいおすすめの一本です。
2:米どころ秋田の名酒「花邑」
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続いては、米どころ秋田で生まれた名酒「花邑 (はなむら)」。秋田の両関酒造が醸すこのお酒は、秋田の中でも酒米の生産が盛んな湯沢市で生産されています。
湯沢市は、国の登録有形文化財にも指定されている4つの酒蔵があることでも有名で、秋田の名峰栗駒山系から引いた美味しい天然水を使った数々の名酒がここから誕生しています。
先にご紹介した山形の「十四代」を生んだ高木酒造が監修を手がけた「花邑」は、やわらかな香りとみずみずしい口当たりが特徴です。
フレッシュな日本酒は女性にも飲みやすいおすすめのお酒ですが、年に1度しか取れない限定米を使用しているためとにかく本数が出ません。こちらも幻のプレミア酒となっています。
3:次世代を担う日本酒界のニューフェイス「花陽浴」
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プレミア酒が2つ続きましたので、今度は比較的購入しやすい人気の日本酒「花陽浴(はなあび)」をご紹介致しましょう。
埼玉県の南陽醸造が手がける「花陽浴」は、日本酒界のホープと言われる若手の蔵元と、その姉夫婦が手がけるこだわりの日本酒です。
フルーティーでフレッシュな香りが特徴の吟醸酒が特徴で、甘味と酸味のバランスが絶妙な手作り酒です。
日本酒は原料となる米に磨きをかければかけるほど値段も高くなり、甘味が増しますが、八反錦を55%まで磨き上げた大吟醸は、淡い乳白色をした珍しいお酒です。すっきりとした味わいと爽やかな味わいが特徴の吟醸酒ですので、味噌や漬物など、発酵食品との相性抜群。甘味と苦味のバランスもよいので、女性にも飲みやすい一本です。
4:女杜氏が仕込む長野の日本酒「川中島幻舞」
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男社会である日本酒業界では珍しい女杜氏が作る「川中島幻舞」。千野麻里子氏が率いる「酒千蔵野」が醸す川中島幻舞は、全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど、かなりレベルの高い日本酒として知られています。
「川中島幻舞」には、山田錦、雄町、美山錦などいくつかの銘柄がありますが、芳醇な甘味そして酸味、ほのかな苦味のバランスが絶妙で、女性にも飲みやすい日本酒として人気を集めています。最近は、瓶内で発酵させる「スパークリング日本酒」も人気で、愛山という米を使用した生酒「Kawanakajima‐Fuwarin」は、シュワシュワと口の中で弾ける味わいが特徴で、女性好みの芳醇旨口に仕上がっています。
5:ミシュランも認めた人気銘柄「醸し人九平次 」
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愛知県の萬乗醸造が造る「醸し人九平次 (かもしびとくへいじ)」は、ミシュランが認めた三ツ星レストランでお料理と一緒に提供されている人気の銘柄です。
海外の日本酒ブームの火付け役にもなったと言われる名酒で、1997年に15代目久野九平冶氏と若い杜氏たちによって生み出されました。
300年かけて生み出される湧水を使って仕込んだエレガントで軽やかな日本酒は、まさにワインのような味わい。
甘味と酸味のバランスもよく、口当たりも柔らかいため、フレンチの魚料理などにも相性抜群の一品です。お値段は、もっとも安い価格帯のもので1本1620円からとリーズナブル。
香りも控えめでするすると飲めてしまいますので、飲みすぎに注意してください!
6:坂本龍馬も愛した「亀泉」
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女性向けのライトな日本酒を中心にご紹介してきましたが、続いては、幕末の偉人「坂本龍馬」も愛した土佐の地酒「亀泉」。
土佐の湧水を利用して造られた伝統的な名酒として知られる亀泉は、高知県産の酒米「土佐錦」や「風鳴子」を使った地産地消の日本酒です。
バナナのような甘く芳醇な香りが特徴ですが、味わいはキリリと端麗辛口で、よい意味で予想を裏切るすっきりとした喉ごしが特徴です。
瓶詰めされてから1年ぐらい置くと、甘味が増し、飲んだ後の苦味が減ると言われています。埼玉の花陽浴とよく比較される日本酒ですが、甘さは亀泉の方が多いようです。
7:九州肥前の秘酒「鍋島」
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最後にご紹介するおすすめの日本酒は、2011年世界的なワインコンテストの「SAKE部門」で優勝を飾った佐賀の名酒「鍋島」。
肥前鹿島は、佐賀でも有名な酒処で、鍋島藩の酒蔵として江戸時代から栄えてきました。
そんな鹿島の名酒として知られる「鍋島 大吟醸」は、フルーティーな味わいと搾りたての生酒が持つ軽やかで爽快感のある飲み口が特徴です。
大吟醸は、あまり食事と一緒に飲めないお酒が多いですが、しっかりと主張のある日本酒ですので、前菜など軽めのおつまみと一緒にいただくのもおすすめです。
家飲みでゆっくり楽しむのもおすすめの日本酒
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夏の冷酒ももちろん美味しいですが、寒い季節、お鍋や煮込み料理を囲みながら飲む日本酒もまた格別です。
今回ご紹介した銘柄を中心に、今夜は日本酒で晩酌を楽しんでみませんか?
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