身長175センチ以上の男がいいという女の心理
「できることなら、イケメンと付き合いたい!」
多くの女性が口には出さないけれど、本音として抱いていることだと思います。しかし、見た目だけを優先すれば、なにかと失敗してしまうことを理解している女子は多いもの。なので皆「できれば」と留めているのではないでしょうか。
ところが頑なに「身長は175センチ以上の男じゃないと、男として見られない!」などと豪語する女子にときどき出くわします。意志が硬くて素晴らしいなあと思う反面、そういう女子の8割くらいが未婚なのも気になります。
なぜ、彼女たちは10代の少女のようなこだわりを持ち続けるのか。そしてそれはなぜ、結婚から遠ざかる要素になってしまうのでしょう。今回は「身長175センチ以上の男」という見た目のこだわりと結婚についてのお話です。
なぜ身長175センチ以上の男にこだわると結婚が遠のく?
自分の条件が難しいことに気付けていない
身長175cm以上の男性。学生時代はよく男性の理想像の1つとして聞きましたが、実はこの条件って、すごく難しいということをご存知でしょうか。
意外と知られていませんが、日本の成人男性の平均身長というのは171cm。つまり、175cm以上の男性とのお付き合いを望むというのは、平均以上の少数男性を望むこととイコールです。
よく年収の話になると、「パートナーの理想年収は600万円」という話を耳にしますが、男性の平均年収が400万円程度ということを考えると、600万円も上位クラスを狙っていることになります。
これと同じ構造が、身長トークにおいても繰り広げられていることに、彼女たちは気づいていないのです。
結局されたら嫌なことをしている現実
そもそも私たち女性は、小さい頃から見た目での差別に苦しんできた生き物です。「〇〇ちゃんのほうがかわいい」という噂に凹み、メイクやダイエットに勤しんだと思います。
その辛さは重々分かっているはず。だから「見た目じゃない部分も好きだ」なんて言われると、心の底から嬉しいと思ってしまうことでしょう。
しかし、高身長男性を望むというのは、いってみれば「巨乳な女と付き合いたい」と公に発言しているのと大して変わらないと思いませんか。
かわいい顔やスレンダーな体型は努力をすれば、なんとか手に入るもの。ですが、胸となると話は別で、巨乳になるのはなかなか難しいことであります。
お肉をあつめたり時には豊胸手術をするなどすれば、絶対に無理な事ではない。ですが、それには莫大な努力やお金が必要になってくるのです。
だから、貧乳女子は好きな人から「巨乳が好き」と言われたら、異常なまでにショックを受けるのです。
しかし、そんな胸よりも改善不可能なのが「身長」。身長を伸ばす手術は都市伝説的には聞いたことがありますが、現実として周りに行っている人は聞いたことがありません。
豊胸よりも、難しく不可能に近いということは、普通に考えればわかる事でしょう。
ともすると実は私たちは、自分がされたら一番悲しい見た目差別を、男性に対して堂々としていることになります。それも「男らしいから」「守られてる感があるから」などという理由をかかげて。
そんなことを言う女子にかぎって、自分が女らしさを求められたときに「女らしさを求めるとか古くない?」なんて言い出すのです。
自分は「男らしさを」努力次第ではどうにもならない部分に求めているくせに。
話を整理してみると、こんなちぐはぐな希望でちゃんと結婚というゴールが手に入るわけはありません。
さあ、それでもあなたは結婚する相手、付き合う相手に175cm以上の男性を望み続けますか?
狙うは外国人男子との国際結婚!
身長175センチ以上の男性が世の中で非常に限られた存在であることがわかったところで、でもどうしてもその希望を手放せない女性に向けての解決策を考えてみたいと思います。
それはズバリ「成人男性の平均身長が175センチ以上の国の男性を狙う」なんて簡単なことでしょう。最初から日本に限定していたからこそ、それは批判され、また難しい条件になっていたのです。
世界の平均身長を調べていくと、ヨーロッパ圏の平均身長はのきなみ177センチをマーク。ちなみに最高はオランダの181センチというから、これは高確率で175センチ男性との恋愛が期待できそうです。
また米大陸も負けていません。アメリカが175センチ、カナダが177センチとこちらも余裕のクリアですから、世界を視野に入れたらけっこう選択肢は広がりそうです。
ちなみに我々アジア圏になると、のきなみ171センチ以下になってしまうようなので、本当に高身長を望むなら国際恋愛を視野に入れてみてはいかがでしょう。
この話を聞いて「えーそれならもう無理かも……」と諦めモードになってしまうのなら、あなたの理想なんてその程度ってことです。
さあ、その本音の理想を追い求めるか、それとも理想はただのまやかしだったと見直すか、人生の選択を決めるのはあなた自身なのです。
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雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター。 10代より水商売やプロ雀士、素人モデルなど人気商売に身を投じ、のべ1万人の男性を接客。無自覚の気持ちを見抜く観察眼と、男女の特性を踏まえたコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動。大手メディアを中心に年間100本以上恋愛コラムを執筆中。
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