ナニワ娘の婚活奮闘記~自撮り画像の加工はやりすぎ注意!~
どうも、西園寺 愛です。自撮り画像は必ず加工するナニワの女・三十路の独身。だってそのままなんて恥ずかしいやん!
今回は友達を通して知り合ったY氏(サービス業/28歳/年収不明)のお話です。
会う前に自撮り画像を送り合おう!
婚活を休んでいるものの、誰かから男性の紹介があれば食いつく西園寺。今回、独身仲間より「男友達から女性紹介してって言われてん!西園寺どう?」と、お声がかかったのです。
もちろんOKし、まずは会う前にLINEでやり取りすることになりました。会話も文章の書き方も特に問題なく、どちらかというと好感の持てる感じ。親しみのあるLINEではありますが、いま流行り(?)のおじさんLINEのような馴れ馴れしさはありません。
これはけっこういい感じの男性では!?と思っていたころに、自撮り画像を交換しようと言われました。うーん、会う前に自撮り画像を交換して「あ、この女とは会いたくないw」と思われるのは怖い。
少し抵抗はあるものの、でもせっかくの申し出です。ここで断ったとしても、友達経由で顔写真を見られる可能性だってあります。覚悟を決めて、キメッキメの自撮り画像を送るで!
西園寺は何十枚も自撮りを撮り、ベストな角度と表情で撮れた画像を簡単に加工して送りました。とりあえず、画像の明るさを増して暗い印象はなくしたで!
Y氏はなんとジャニーズ系!
西園寺の自撮り画像を見たY氏は、「かわいいやん!」とうれしい言葉をくれました!褒めてくれる男は大好きやで!もっと褒めて!綾瀬はるかみたいって言って!
そうこうしているうちに、Y氏からも自撮り画像が送られてきました。画面に現れたY氏の顔は、美肌、色白、明るい茶髪、甘いマスク……まさにジャニーズ系!
しかも、母性本能をくすぐる笑顔がほんのり関ジャニ∞の安田くんに似てる!?
こ・れ・は……絶対ゲットせなあかん!西園寺、安田くん似には目がないんや!
西園寺は「かっこいー!(ハートマーク)」と褒め称え、そのままカフェデートへとこぎつけました。せっかく顔もわかったんだし、あとはもう直接会うしかないでしょう!
久しぶりに感じる胸の高鳴り。恋にはまだ早いけれど、西園寺はデートの日まで毎日Y氏の自撮り画像を見ながら過ごしました!会うのが楽しみすぎるで!
デートまでワックワク!
デート当日、西園寺はどきどきしながら待ち合わせのカフェへと向かいました。会う前に気持ちを落ち着けたかったので、待ち合わせ時間よりも早くカフェに入ってゆっくりとティータイム。
改めてY氏の自撮り画像をみながら「かっこええわー」「安田くん似やー」とうっとりしました。
とはいえ、所詮は画像です。西園寺と同じくY氏もキメッキメの画像を送ってきているだろうし、実物はもう少し残念なのだと思います。まぁね、それは仕方ないやんね。西園寺もそうなんやし。
画像の彼が超・イケメンなら、実物の彼は普通のイケメンくらいのレベルのはず。多少残念になったところで、素敵なことに変わりはないはずや!
そう考えていたら、目の前を歩いていた男性が「愛ちゃん?」と声をかけてきました。きっとY氏です!西園寺はどきどきしながら男性の顔をみました。すると……
誰や、こいつ。
それ以外言いようがありません。誰や。Y氏と顔がぜんぜんちゃうやん。誰やねん!?
加工、加工、そして加工
声をかけてきた謎の人物はY氏でした。自分で「Yです」と名乗って西園寺と同じテーブルの座席に座ったのですから、Y氏です。疑ってもY氏なのです!
目の前にいる男性は、肌が荒れているちょっと浅黒い系男子。髪の毛は明るい茶色ではなくごく普通の茶髪。冴えない、ぱっとしない感じです!どうしたY氏!あの自撮り画像とぜんぜん違うぞ!?
そうか、加工か。メイクなどもできる加工アプリなら、美肌にすることも可能。髪色もいい感じに変えられる。そうだ、加工だ。すべては加工がみせてくれた夢なんや。
Y氏はいい人だったけれど、実物と画像が違いすぎるという点で印象がかなり悪くなりました。会ったときのがっかり感が強烈で、デート中はずーっと「この人、画像と違うやん」とそればかりが気になります。
これが逆だったら、Y氏も西園寺に対して同じことを思ったはず。自分をよく見せたいと思って加工することが悪いことだとは言えないけれど、加工のしすぎは悪い印象を与えると思いました。だって、詐欺レベルになるんやもん!
顔がすべてとはいいませんが、詐欺レベルまで加工する性格はちょっと。加工をがっつりするかどうかで、性格も垣間見えるかもしれませんね!
ちなみに、Y氏とはそれっきりとなりました。どーっしても、画像とのギャップが忘れられません!
三十路のフリーライター。大阪人。彼氏いない歴=年齢で、「初カレとの結婚」を目標に日々婚活に奮闘中。関ジャニ安田の大ファン。相手は、できれば安田くんみたいな人が良いと思っている。
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