ナニワ娘の婚活奮闘記~自称・活字中毒な男が教えてくれたこと~
どうも、西園寺 愛です。読書はそれなりに好きなナニワの女・三十路の独身。特に小説が好きやで!
今回は共通の友達の飲み会で知り合ったT氏(公務員/40歳/年収不明)のお話です。
ライター=活字中毒の印象?
既婚の友達が主催した飲み会にて出会ったのがT氏。老若男女既婚独身すべて混合で、とにかく楽しく飲もうという趣旨の集まりです。T氏は西園寺の隣の席だったため、必然的に話すようになりました。
T氏から職業を聞かれたため、西園寺はライターだと回答。するとT氏はパッと顔を明るくし、「ライターってことはたくさん本を読むんだろうね!実は俺、活字中毒でさー。もう本がないと生きてけないって感じ。西園寺さんもそうでしょ?」と言い始めました。
うーん、正直、西園寺は活字中毒ではない。だって活字中毒って、もう四六時中ずーっと本を読んでいるわけですよね?空き時間はもちろん、食事中も食べながら読み、さらにはティッシュ箱の説明書きまで読んでしまう、なんてことを聞いたことがあります。
ない。無理。西園寺はその領域に達していないし目指してもいない。というわけで、T氏には「活字中毒じゃないですよー、本は読みますがたくさんは読みません」と素直に答えました。すると……
「えーwwwライターなのに活字中毒じゃないとかwwwちなみに、俺は立派な活字中毒やで(ドヤァ)」
ドヤ顔でそう言われました。活字中毒なのは先ほども聞きましたよ!なんだかバカにされたような気分になりつつも、西園寺は笑顔でスルーしました!
活字中毒の解釈とは?
それからもT氏とは(嫌々ながら)会話を続けました。T氏はもともと本を読むことが好きらしく、昔から小説やビジネス書を読んでいたらしい。西園寺もまぁ子どものころから本を読んでいましたが、それでもマイペースなので多くは読めません。
延々続くT氏の「俺は活字中毒自慢」にうんざりしつつ、ふと気になったことを聞いてみました。活字中毒というからには、一ヶ月の間にかなりの冊数を読むはず。西園寺の周囲では小説を月20冊は読む人がいます。
さぁ、T氏は何冊なのか?もしかして1日1冊のペースかも!?気になるその答えは!?
「俺?月に2冊は読むよ。先月なんて3冊も読んだんだから!」
おっとぉ!?西園寺、この数字には驚きました!月に2、3冊です!そのくらいなら西園寺だって読んでおります!ということは、西園寺はT氏基準だと立派な活字中毒です!!やったね!!!
という本音はさすがに言えませんので、大人な西園寺は「そうなんですかー」と適当な返事をしときました。T氏的には「すごい!」と言ってほしいでしょうけれど、さすがに言えない。いや、別の意味で「すごい!」とは思いましたけれど。
西園寺基準での活字中毒なら心から尊敬できますが、実際にはしょぼかったのであっけにとられました。
自分の基準=相手の基準ではない!
結局、自称・活字中毒のT氏よりもたくさん本を読む西園寺でしたが、そもそもT氏の基準を知っておけば、西園寺も最初から活字中毒だと名乗れました。別にT氏に張り合いたいわけではないですが、なんとなく悔しい!
基準の大幅なズレって、付き合ったり結婚したりしたあとから気づいたら大変なことになってしまいますよね。たとえば、これだけ働く人がすごいとか偉いとか、家事はどのくらいキッチリやらなきゃいけないとか。人それぞれ基準はあると思いますが、大幅なズレはすり合わせがなかなか難しい……。
まあそれはそうとして、自分の基準がさも相手の基準でもあるかのように思っている人とは、すり合わせどころの話ではないでしょう。
西園寺も今後は、自分の基準だけで考えて返事をしないよう、心がけたいと思いました!
三十路のフリーライター。大阪人。彼氏いない歴=年齢で、「初カレとの結婚」を目標に日々婚活に奮闘中。関ジャニ安田の大ファン。相手は、できれば安田くんみたいな人が良いと思っている。
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