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ナニワ娘の婚活奮闘記~乾杯の挨拶がありえないくらい長い男~

どうも、西園寺 愛です。忘年会ラッシュを乗り越えたナニワの女・三十路の独身。飲み会はサクッと開始してサクッと終わりたい!

今回は学生時代の友人E氏(小売業/32歳/年収200万)のお話です。

10年以上ぶりの再会に胸が躍る!

西園寺が年末に参加した忘年会の中に、学生時代の同級生、先輩、後輩たちとの飲み会がありました。しかも、会うのは10年以上ぶり!ぷち同窓会みたいな感じで集まることとなりました。

幹事はE氏。学生時代は特に目立つキャラでもなく、どちらかというとスクールカーストの下に属していたタイプです。ヤンキー系に小間使いにされるような存在。そんなE氏が、まさか飲み会の幹事をやるとは。まぁ10年も経ってるしね。立派に成長したな!(偉そうですまんな)

会場は神戸にある沖縄料理の個室居酒屋。沖縄料理を食べるのは久しぶりなので、西園寺はテンションMAX状態です。それは他のメンバーも同じようで、集まった瞬間からメニューを眺めてワイワイ騒いでおりました。

乾杯のアイサツは大切!でも……

参加者10名とドリンクが揃ったところで、早速乾杯の用意です。このお店は料理をだすのが早いうえに、西園寺たちも入店直後に注文をしたため、乾杯前から料理がいくつも運ばれていました。

早く食べたい!という気持ちでグラスを持ち上げると、E氏がサッと立って乾杯のアイサツを始めました。

「えー、皆さま本日は僕の声かけに賛同して集まっていただきありがとうございました。思えば学生時代、このメンバーで集まったことはなかったと思います。卒業してから連絡がとれなくなった人、遠方へ行って会えなくなってしまった人、なかには事故で亡くなった人もいます。でも、そんな中で今こうしてみんなが集まってくれたことは、ひとつの奇跡とも言えるのではないでしょうか」

うんうん、そうやね。E氏が声をかけなかったら今日の集まりはなかったと思うわ。よ、E氏!ありがとやで!

「連絡がとれる人でも、声をかけたからといって来てくれるかどうかはわかりません。今回も、連絡をしたものの既読スルーをした人、仕事や予定が入っていて無理だった人、いろいろいました。僕の企画に乗ってくれないのはとても残念だと思います。でも、こうして集まってくれた人がいるのだから、僕はみんなに感謝の気持ちを伝えたいです。本当にありがとう。僕のためにこうやって集まってくれたからこそ、僕はこの飲み会を成功させて(以下略)」

な、長い。アイサツ長すぎへん?結婚式のスピーチかよ!しかもなんかセリフが微妙!ちょっと感動させようとしてるの?しかもE氏、自分の主張多くない?ぶっちゃけE氏以外の人が声をかけてもみんな集まったと思うよ??

こうなったら強制終了や!

それから5分ほど経ちました。E氏のアイサツはまだ終わらないし、目の前で湯気をだしていたゴーヤーチャンプルーは冷めてきているし、沖縄そばは麺が伸びていそうだし。お料理がどんどん冷めておいしくなくなっていく!!

お料理だけでなく、みんなのテンションも下がってきていました。最初は笑顔だったのに、今は笑顔なし。真顔に近い状態です。それでもE氏は語ります。なんか目をつむって自分に酔った感じで語っています!

「僕はこの飲み会を通して、みんなの絆をもう一度取り戻したいと考えています。お酒の席では本音も語れ、より親しく深い仲になれ」

「かんぱーい!!!!」

E氏が語っている中、突然「乾杯」の声が聞こえました。同席している別の男子が強制的にE氏の話をぶった切ったのです!

これはチャンス!とばかりに、E氏以外のメンバーは「かんぱーい!」と叫んでドリンクを飲み、割り箸を手に料理を食べ始めました。E氏は驚いた顔で立っていいます。

「え、ちょっと!なんでやねん!僕まだしゃべっているやん!」

「まぁまぁええがな。座って食べーや」

「ふざけんなや!礼儀知らず!!」

E氏、ブチギレ!しかしながら、全員それを気にしていません。むしろみんなのほうがキレたい気分です。延々と続く乾杯のアイサツのせいで、お料理が冷めましたからね!

結局、その飲み会はE氏がブチ切れ延々と文句を言い続けたせいで雰囲気が悪くなり、満足に楽しめるものではありませんでした。

乾杯のアイサツは大切だし、してもいいと思います。ただ、長すぎるのはNG。早く食べたい欲求と、せっかくお店が作ったお料理を冷めさせてしまう罪悪感にまみれてしまいます。

西園寺が乾杯のアイサツをするときは、「今日は集まってくれてありがとう!かんぱーい!」くらいの、短いものしようと誓いました。

西園寺 愛
西園寺 愛

三十路のフリーライター。大阪人。彼氏いない歴=年齢で、「初カレとの結婚」を目標に日々婚活に奮闘中。関ジャニ安田の大ファン。相手は、できれば安田くんみたいな人が良いと思っている。

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