ナニワ娘の婚活奮闘記~優しい男=いい男ではなかった!?~
どうも、西園寺 愛です。責任のとれる人間になりたいと思うナニワの女・三十路の独身。しかし、その勇気はなかなかでないから困ったもんやで……。
今回は合コンで知り合ったY氏(飲食/31歳/年収不明)のお話です。
西園寺の好きにさせてくれるY氏
西園寺が参加した合コンは数知れず。その合コンのなかでは興味のない男性とLINEを交換する機会は多々あります。「まぁ、とりあえず全員LINEを交換しましょう」みたいな雰囲気のときですね。
恐らくそんな雰囲気で交換したであろうY氏から、ある日突然LINEがきました。「久しぶり(笑顔の絵文字)。よかったら会いません?西園寺さんの好きな場所へ行くよ」という、ごく短いメッセージです。
正直、Y氏のことはよく覚えていません。そのためデート相手として選んでいいのか判断に迷うところですが、LINEに「西園寺さんの好きな場所へ行くよ」とあるあたり、相手を優遇してくれる優しい男な気がします。
西園寺は意を決してY氏の誘いに乗りました。好きな場所でいいと言われたので、オシャンティな街・神戸をチョイス。前々から気になっていたタイ料理のお店を指定してランチデートを決めました!
待ち合わせ場所で大失敗、さらに!?
JR三ノ宮駅の中央口で待ち合わせたものの、駅は待ち合わせの人たちばかりで溢れています。正直、顔もよく覚えていないY氏と待ち合わせするには失敗だったかもしれません。
スマホで連絡を取り合い、なんとか合流。会った早々にY氏から「人混みで待ち合わせるのは失敗だったね」と指摘されました。うぅ、ごめんなさいY氏……待ち合わせ場所を指定したのは西園寺なので、反省しまくりです。
Y氏はスマートな体型にスポーツ刈りの爽やかな青年でした。ジーンズとネルシャツというラフな格好で、生理的に嫌だと思う部分はなし。うんうん、見た目は合格です!
早速、西園寺が行きたかったタイ料理店に向かいました。おいしいという噂を聞いていたので期待大。きっとY氏も気に入ってくれるはず。おいしい食事と楽しいトークで仲を深めるで!
……と、思っていたものの。目的のタイ料理店についてみて唖然としました。小さく、まるで大衆食堂のようなお店で、所狭しと客が座っています。隣の人と肘が当たるのなんて当たり前、相席も当たり前!食べたら即でること必須!
完全に西園寺のミス。「おいしい」という口コミだけしか知らず、お店の状態を確認していませんでした。
そりゃわたしが悪いけどさ!
ここで別のお店を選ぶか、このままこのお店に入店するか……迷っていたところ、Y氏は「西園寺さんに任せるよ」と言ってくれました。うーん、せっかく食べたいと思ったんだし、一応すぐに案内してくれそうだし。西園寺はこのお店で食べることにしました。
店内は食欲をそそるいい香りが充満しており、空腹が刺激されます。ただ、とにかく騒がしい。向かい側に座ったY氏の声がよく聞こえない。人が多いせいで狭苦しいし暑いし、料理がくるのは遅いし(忙しいんですよね、わかります)。
料理はおいしかったけれど、デート向きではなかったなぁと反省しました。ゆっくりできず、二人揃って食事を胃にかきこみさっさとお店をでました。
「あの、Yさん……なんかごめんなさい」
西園寺は素直に謝りました。いやほんと、西園寺の下調べ不足です。優しいY氏は「気にしないで」と言ってくれるものだと思っていましたが、実際に飛び出した言葉は違いました。
「うん、西園寺さんが悪いやんね。僕は西園寺さんに選択を譲ったやんね。ここがいまいちなのは西園寺さんの選択が間違ってたからやわ。僕は悪くない。西園寺さんの責任やね」
あ、はい。そうでございますね。誠に申し訳ありません。なんて気持ちには一切ならず。いやいや、悪いのはわかっています!でもそんなこと言わなくてよくないですか?わざわざ言いますか、こんなこと!
Y氏、もしかして選択権を譲ることで責任逃れしてない?自分が失敗したら責任を負うことになるから、相手になんでも任せるスタイルでいるんやないの!?
西園寺にあれこれ選択をさせてくれたY氏。Y氏のようにやたら相手に選択権を譲る男性は、ただ単に責任を負いたくないだけかもしれません。優しさと責任逃れ、ここを間違えないようにしたいと思う西園寺なのでした。
三十路のフリーライター。大阪人。彼氏いない歴=年齢で、「初カレとの結婚」を目標に日々婚活に奮闘中。関ジャニ安田の大ファン。相手は、できれば安田くんみたいな人が良いと思っている。
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