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ドラマ「やまとなでしこ」に学ぶ!「強気な女」が幸せを掴む理由

恋愛ドラマは、恋のトキメキや愛の奥深さを思い出させてくれる日常のスパイスのようなもの。今回は、松嶋菜々子さんと堤真一さんが共演を果たした大ヒットドラマ「やまとなでしこ」から、強気な女性が幸せを掴む理由を紐解いてみました。

ドラマ「やまとなでしこ」って?

 「やまとなでしこ」は、2000年にフジテレビの月9枠で放送されたラブロマンスコメディ。パーフェクトな美貌をもち虎視眈々と玉の輿婚を狙うCA・神野桜子と、桜子に振り回されつつも惹かれていく貧乏な魚屋・中原欧介の運命的な恋を描いた物語です。

桜子は貧しい家庭環境で育ったせいで大の貧乏嫌いで、「心よりお金」と豪語する歪んだ性格の持ち主。最初は欧介のことを大金持ちと勘違いして接近しますが、欧介の優しさに触れるうちに「本当の恋」に気付いていきます。

理由1:出会いのチャンスを逃さない

桜子は合コンで出会った欧介に、会って早々猛アプローチをしかけます。この時点では欧介のことを大金持ちと勘違いした上での行動ですが、「私のずっと探してた人、あなたは辛いこと全部忘れさせてくれる。あなたといると未来が見えるんです」とまで言い切ってしまいます。

もちろんこれは自分に自信のある桜子だからこそ言えるセリフですが、恋に臆病な欧介をその気にさせるにはこれくらいの勢いが必要なのかもしれません。一期一会という言葉があるように、現実はドラマと違って運命的な再会なんてめったに果たせないもの。

思ったことはすぐ口にして気持ちを伝える、桜子の強引さは傷付くことを恐れてなかなか前に進めないアラサー女性に是非ともお手本にしてもらいたいポイント。幸せを掴むには、失敗しない選択ではなく、後悔しない選択をするべきではないでしょうか。

理由2:弱さを見せたとき守ってあげたくなる

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大病院の御曹司である婚約者に「自分の父親は貧乏な漁師」とはとても言い出せず、ずっと嘘をつき続けている桜子。持ち前の器量の良さで幾多のハプニングを乗り越えるものの、ご両家の顔合わせだけは避けては通れない関門です。

桜子はそんな危機的事態を、田舎からでてきた父親に「お父様マニュアル」を丸暗記させることで乗り越えようとしますが、娘のために一生懸命「お父様」になりきろうとする父の姿に、鉄の女・桜子も思わず胸が苦しくなります。

そんなとき優しく桜子抱きしめるのは、全てを知っている欧介。「10秒だけ……このままで」と涙を流す桜子は、いつもの強気な彼女とはまるで別人。その後は、「大変失礼しました。もう大丈夫!ありがとうございました」ときっぱり立ち直った振りをする桜子ですが、その背中には寂しさが滲みます。

いつも強気な女性の弱っている姿を見た男性は、思わず「守ってあげたい」という気持ちになることでしょう。幸せを掴むには、相手に自分の本質をさらけ出すことも大切。等身大の自分を受け止めてくれる男性こそが、白馬の王子様なのかもしれませんね。

理由3:相手を叱る度胸がある

不器用でお人好しの欧介には、優秀な数学の才能をもち海外留学するも、周りの天才に圧倒され挫折してしまったほろ苦い過去があります。皆が心優しい欧介に気を遣う中、桜子だけは一人容赦ありません。

「大体ボストンまであなた何しに行ったの?途中で帰って来るくらいなら行かなきゃよかったじゃない。ゆきこさんっていう人に失恋して、ショックで帰ってきちゃったのね。数学も何もかも投げ出して、意気地なし!」と、核心を突いた言葉を欧介に浴びせます。

この桜子の厳しい言葉から、「肯定するだけが愛ではない」と気付かされるはず。桜子は、相手を叱る勇気、嫌われる勇気をもった強気な女性。だからこそ、相手にとって本当に必要なことを教えてあげられるのかもしれません。

好きな人には「今のままでいいよ」と甘い言葉を囁いてしまいがちですが、運命の恋を見つけるには「この女性に出会って自分は変わった」と男性に思わせられるほどの強い影響力が必要なのかもしれません。

今の時期にぴったりな冬ドラマ「やまとなでしこ」。アラサー女子が参考にすべき恋愛観が詰まったドラマなので、懐かしさに浸りながら観返してみるのもいいかもしれませんね。

七星らむ

うる星やつらのラムちゃんのような、チャーミングな女の子目指して恋愛修行中。人の役に立てる仕事に就きたいと高校卒業と同時に秘書検定を取得。女性を笑顔にできる前向きなコラムを執筆できるよう日々奮闘。趣味、ファッション・テニス・旅行。

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