【三十路と婚活】こんな婚活パーティーに行ってみた~理系男子が集う会~
馬場です、三十路です。
愉快で元気な独身です。
先日、「自称・優良物件」のAクンに、幼なじみ婚の夢をメッタメタのケチョンケチョンに破られました。
しかし、2015年も残すところあと4か月。今年の目標「婚約」達成に向けて落ち込んでいる暇はありません!
早速、再び戦場へ向かいました。
理系男子が集う婚活パーティー in銀座
最近、馬場の周りでは「理系男子」が注目されています。実を言うと、右を見ても左を見ても、理系学部卒または研究職の男性とお付き合いしている女子が多いのです。そして「安定収入、高学歴、遊んでない」の三拍子揃った彼らをオススメしてきます。
先日バリバリの理系男子にボロクソにされたことをすっかり忘れた馬場。一発逆転「婚約」を狙うべく、男性の参加条件が「理系男子」である婚活パーティに参加することにしました。
パーティ当日。
今日の主戦場は銀座です。
本日の問題「馬場の個性を生かし、いかに理系男子を落とすか」を説く定義は以下の通り。
「理系男子=研究好き、好奇心旺盛」に注目し、
(そこらに売ってないオシャレワンピ+クラッチバッグ)×軽妙なトーク=「個性的な馬場」
をあてはめると、
「個性的な馬場=こんな女性初めて=好奇心がくすぐられてもっと知りたい」となる。
このスマートな証明を引っ提げて参戦です。
会場に着き受付を済ませると、入場してくる選手たちを観察しながら開始を待ちました。
男性陣の服装はスーツが中心で、いかにも理系という雰囲気。オシャレでソフィスティケイテッドな人はゼロでしたが、馬場の許容範囲内です。
一方の女性陣は、パステルカラーや白のカットソーの人ばかり。パンチがなくてつまらない、いわゆる最大公約数の無難ファッションです。これはもう、開戦前から馬場の定義は正しいと証明されたようなもの。始まるのが楽しみで仕方ありませんでした。
いよいよ婚活パーティスタート。恒例の回転寿司式自己紹介が始まりました。
男性たちは、年収はだいたい500万円以上で、SE、医者、研究者、銀行マンといった人々。当然、馬場の条件は余裕でクリアしています。
短い時間でも笑顔を絶やさず、男性のプロフィールを見ながら話題を作り、しっかり笑いもとった馬場。終始穏やかな雰囲気で、自己紹介タイムが終了しました。
次はフリータイム。男性が馬場の席に殺到してもびっくりしないよう、心構えもバッチリです。司会者の掛け声とともに男性陣が動き出しました。そして、
馬場以外の女性たちの隣へ、着席しました。
このまさかの事態に遭遇し、馬場の脳は状況を処理できずフリーズ。しかしまだ1回目のフリータイムです。まだ4回もフリータイムは残っているではないか!しかし、状況は変わりません。
誰も、馬場と話そうとはしなかったのです。
なんで?あんなに楽しそうに話してたじゃない!
なんで?こんなに他の女よりオシャレなのに!
なんで?なんで?なんで?
この未曾有の悲劇は超難問。馬場の婚活偏差値では太刀打ちできないものでした。
婚活パーティを途中で抜けるとキャンセル料が発生するので、恥ずかしさと悲しさでボーっとなりながら、ただただ席に座って時が過ぎるのを待ちました。
人生で最も長い1時間を過ごし、半ベソをかきながら会場を後にした馬場。そして、何が敗因だったのかを考えた結果、このワンピがいけないんだと気付きました。他の女性とは明らかに服装が浮いていたから、きっと理系男子の好奇心じゃなくて恐怖心を刺激してしまったのだと……。
非モテワンピを体から剥ぎ取りたいと思った瞬間、馬場の目にプラ●タンが飛び込んできました。
「ここで、無難でチョイダサなモテ服を買おう。そうすればきっと大丈夫だから」
そう自分に言い聞かせてビルに入ろうとすると、店員さんに
「お客様、申し訳ございません。本日は閉店とさせていただきます」
と止められてしまいました。
うぉい!婚活で苦しんでいる女を見殺しにする気かぁ!
その場で暴れだしたくなりましたが、わずかに残った理性でグッと我慢。
そして一つの考えに辿り着きました。
「もう、婚活したくない」
自分が信じていた定義が崩れた瞬間、いよいよ馬場は「婚活疲れ」を発症してしまったようです。
アラサーど真ん中の三十路独女。「東京独女スタイル」編集部で、結婚できる女になるべく日々奮闘中。2015年3月からスタートさせた婚活連載「三十路と婚活」は、1年4ヶ月後に彼氏ゲットという形で幕を下ろしました。電子書籍も出しちゃってます。
週に1回、婚活映画評論家・バーバラ馬場に変身する。
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