【毒舌独女】第65回NHK紅白歌合戦を斬る!ワースト出演者は?
平成26年12月31日に開催された『第65回NHK紅白歌合戦』を、皆さんはご覧になっただろうか。
結果は、白組が紅組を5万票ほど引き離して、優勝。
そら、そうだわな。
ジャニーズが、6組も出演しているのだし、お茶の間のジャニヲタがこぞって投票するよ。
早速ながら、ワースト出演者の発表に移る。
栄えある(?)最悪の称号を与えられるのは、Sexy Zoneだ。
どういう訳だか、5人グループの筈なのに、キメキメの衣装なのは3人だけ。
残りの2人は、バックダンサーのジュニアとほぼ同じ衣装。
これって、何て虐めよ?
公開処刑じゃん。
事務所内でゴタゴタがあるのかも知れないけれど、やはり、5人グループで出演するのであれば、衣装格差は無くし、仲良くパフォーマンスをしてもらいたかった。
彼らを取り巻く大人たちがクソという意味で、ワーストに決定。
あと、別の意味でのワーストも発表。
それは、氷川きよしだ。
元マネージャーを暴行し、書類送検されたのは記憶に新しい。
普通なら、謹慎期間を設け、「禊」を行う。
なのに、氷川きよしは、そんなものを嘲笑うかの如く、紅白連続出場。
NHKって、少しのスキャンダルでも嫌がる放送局だよね。
なのに、氷川きよしだけ特別って、どうよ。
私は、犯罪者のパフォーマンスを見るつもりはなかったので、氷川きよしの出演時は、お茶碗を洗っていた。
もうね、氷川きよしは演歌界の王子様じゃないのよ。
ただの暴力装置、犯罪者。
それを擁護したNHKがクソという意味で、氷川きよしもワーストに仲間入りである。
ワーストといえば、May.Jにも触れてあげた方が良いのかな。
アナ雪の特別枠があるのに、彼女の出演って、必要性あったのかしらね。
同じ『Let It Go』を歌うのでも、あとで本家本元のイディナ・メンゼルと比べられちゃうし。
いやあ、イディナ・メンゼルは、凄かった。曲の情景が目に浮かぶ。
さすが、トニー賞受賞女優。
神田沙也加も、しばらく見ないうちに、グッと上達し、今では一角のミュージカル女優だ。
母親である松田聖子が、モニターを眺め涙ぐんでいたのも、ただの親バカではない。
その松田聖子の隣で、泣きそうな顔をしていたのが、May.Jサン。
気持ちは判る。
どう転んでも、今の彼女じゃ、イディナ・メンゼルに勝てやしない。
May.Jは下手な歌手ではない。
しかし、下手でないことにあぐらをかいて、楽曲の考察を疎かにしているのではないかと、今回の紅白を見て、私は感じた。
本来なら、エルサとアナが仲良く暮らしていく未来を見せる為の、エンディング曲。
曲で観客に映像を思い浮かばせる技術を携えてこそ、ミュージカル音楽のスタートに立てる。
May.Jは、スタートラインにまだ立っていない。
まぁ、彼女には、これを糧に、頑張ってもらいたいね。
彼女の心の中が最悪であったろうから、May.Jをワーストに入れた。
他にも書きたいことはあるけれど、文字数の関係で割愛。
今回の紅白の総評は、のっぺりとして、ツマランかった。こんな感じかな。
コラムニスト/コンテンツライター
広島県安芸郡出身、大阪府高槻市在住。恋愛記事から豆知識、果てはビジネス文書まで幅広く執筆するライター。古典芸能に携わっていた経験もあり、日本文化について少し詳しい。文芸春秋『週刊文春』に載せてもらえたのが人生の自慢。
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