TENGA美人広報に聞く「エロトリビア」~デリケートゾーンのケアってどうすればいい?~
最近、大手バラエティショップやコスメショップ等で大きく展開されている「デリケートゾーンケアアイテム」。皆様も一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。今回はそんなデリケートゾーンのケアについて、TENGAの美人広報工藤まおりさんに話を伺ってきました。
最近増えているデリケートゾーンソープって?
―――デリケートゾーンのケアって、みんなしてるものなんですか?
「デリケートゾーンは、その名の通り、カラダの他の部位に比べるとかなりデリケート。普通の石鹸でごしごし洗うのは、あまり適切ではありません。
海外では、『ボディソープ』と『デリケートゾーンソープ』で当たり前のように分けて使用していたり、ケアのお手入れを親から教わったりしている国もあるようですよ。日本でも、2012年頃から急速的にデリケートゾーンケアの文化が広がってきました」
―――確かに、周りでも話題になっています。
「VIO脱毛する方が増えてきたり、ケアアイテム利用者が続々と増えてきていますが、実際どういう風にお手入れすれば良いのか、どういう洗い方で洗えばいいのか、ボディソープとの違い等について知っている方って少ないかな、と思います」
―――実際どのくらいの人に関心を持たれてるのでしょうか。
「自社で2017年2月に調査した結果によると、自身のデリケートゾーンについて悩んだ経験がある女性が約70%。そして、約3人に1人がデリケートゾーンソープを使用したことがあるようです。
男性とは違い、女性は中々自分自身でチェックできない箇所だからこそ、悩んだことがある女性が多いのではと思います」
―――どの年代に使っている人が多いのですか?
「デリケートゾーンソープを使用したことがある女性は、25歳~29歳の間の方が特に多かったです。しかし、50代の女性の方からのお問い合わせで、『閉経後、乾燥してしまってこういう商品が助かる』という声もございました。一番気になる年代の20代~30代も勿論ですが、40代以上の方にもぜひご使用頂きたいアイテムですね」
普通のボディソープとデリケートゾーン専用ソープ(iroha INTIMATE WASH)の違い
―――TENGAでも専用のソープが発売されたとか。
「はい。TENGA社でも、iroha INTIMATE CAREという新しいセルフケアブランドを立ち上げ、デリケートゾーンソープを発売いたしました。
普通の石鹸との一番の違いは、“弱酸性”ということです。
わたしたちのデリケートゾーンは、蒸れや熱のこもり、摩擦等の様々な要因で、pH(※)値が高くなるんです」
※pHとは酸性からアルカリ性の間に0~14の目盛りをつけて、酸・アルカリの度合いをその目盛りの数字で表すもの
―――pH値が高くなると、どうなるんですか?
「デリケートゾーンのpH値が高まり、アルカリ性に近くなると、肌が本来持っている自浄作用が働きにくくなり、においやかゆみが発生しやすくなる原因になります。
pH値を保つために、iroha INTIMATE WASHはデリケートゾーンの肌環境に合わせ、弱酸性で作られています。これは、肌が本来持っている弱酸性バリアや常在菌、潤いなどをキープしながら洗い上げるためなのです」
―――なるほど。その他の特徴はありますか?
「デリケートゾーンソープでは珍しく、食物繊維からつくられたスクラブ剤を配合しています。
肌触りの優しいつぶつぶが、柔らかな泡とともに汚れをからめ取り、肌を傷めずに洗えるんです。
また、洗っている間の香りにもこだわっていて、天然精油を使っているんです。
天然精油というのは、花、葉、果皮等の植物から抽出した、アロマテラピーにも使われる天然の香り成分。高級感溢れる香りが洗っている最中も心地よい気持ちにしてくれます」
―――確かに!いい香りですね。
「優しくセクシーなジャスミンの香りで幸せな気持ちになる、保湿成分を多く配合した「moist」と、ライムの爽やかな香りとメントールの爽快感でスッキリと洗い上げる「fresh」の2種類。
乾燥が気になる方はmoist、生理中ムレるのが気になる方はfreshと、周期や体質に合わせて選んで頂いても良いと思います」
デリケートゾーンの洗い方
―――デリケートゾーンの正しい洗い方を教えてください!
「濡らした手にソープを適量取り、よく泡立て円を描くように優しく洗ってください。洗った後は洗い残しがないよう、十分にすすぎましょう。
よく質問でもあるのですが、膣の中を洗ってしまうと膣の常在菌も洗い流してしまい、かえって免疫が落ちてしまう可能性があるので、膣の中は洗わないでくださいね。膣の中を洗う場合は、それ専用の洗浄液を使うことをオススメしています」
気になるからと言って、洗浄力の強いソープでごしごし洗うのは、黒ずみの原因にもなってしまうのだそう。正しいケアを覚えて、清潔なデリケートゾーンを保ちたいですね。