結婚するなら同じじゃないとダメ?相手と違っても問題のない価値観とは
結婚相手とはできるだけ価値観が同じでありたいものですが、すべてを共有することは困難です。共同生活をしていると、ささいな出来事の中に価値観の違いを目の当たりにすることもあるでしょう。
しかし、中には結婚相手と異なる価値観を持っていても問題が少ないものもあります。今回は、その例をご紹介します。
食の好み
結婚相手と同じでありたい価値観の一つに「食の好み」があります。結婚するなら毎日食卓を囲むわけですから、味の好みが異なる相手だと自分が食べたいものが食べられずストレスになるかもしれません。
しかし、食の好みは相手の好みに合わせたり、合わせてもらったりしているうちに案外相手と似てくることもあります。
また、嫌いな食べ物が実は食わず嫌いだったというパターンもあるでしょう。自分は嫌いだけれど相手が好んで食べるのでチャレンジしてみたら、「意外に美味しかった」という発見をすることもあります。
さらに共通の好きな食べ物を積極的に探すことで、食事を楽しめる時間も増えます。旦那さんと食の好みがあまり合わないという友人は、「好みが合うメニューもハッキリ分かっているから大丈夫」と語ります。
お酒の好み
男性よりもお酒が弱い女子の方がカワイイよね……なんて思ったこともありますが、私も若い頃から酒量は男性と肩を並べてきた酒好き女子。結婚する相手も、当然お酒好きな人が良いと思っていました。
しかし、結局付き合うのは酒豪な男性ではなく、自分よりもお酒に弱い男性。最初はちょっと物足りないかな……と思っていましたが、男性が飲まないということは、たとえ自分が酔いつぶれても助けてくれる人がいるということになります。
私の周りにいる酒豪女子たちの中には、彼女よりも男性のほうが飲まないというカップルを多く見かけます。まったく飲まない男性と付き合うある女性は、そのメリットについて「彼が飲まないと、帰りは運転してもらえるの。いくらでも安心して飲めるからかえって良かった!」と語っていました。
趣味
既婚カップルの出会いのきっかけとして常に上位にランクインする、趣味のサークルや集まり。同じ趣味、同じ好きなものがあることで、話が盛り上がったり、一緒に出かけるなど、二人で過ごす時間が増えるというメリットがあるでしょう。
しかし趣味が違うからといって、カップルの親密度が低くなるわけではありません。お互いが好きな趣味を尊重する気持ちがあれば、一人でいる時間を大切にすることができると思います。
逆に合わないと致命的な価値観は?
最低限、コレだけは同じであった方が良いと思う価値観に、「お金」と「人柄」が挙げられます。以前、DOKUJOのアンケートでも、「“価値観が合う人と結婚したい”の“価値観”ってどれ?」という問いに、最も多い回答は「金銭感覚」でした。
お金の使い方がルーズだったり、「そんなものにお金をかけるの!?」など、許せないお金の使い方をする相手だと、結婚しても生活は不安しかないでしょう。
また「人柄」については、ともに生活する上で最低限の項目に当たります。たとえば、私の女友達は「歩きタバコを平気でする男は、どんなにイケメンでも人としてムリ」「飲食店のお店の人に対する態度が横柄だとドン引き」などと語っていました。こういった男性とは価値観を共有する以前の問題だと言えるでしょう。
見た目や年収などの条件の前に、彼の人柄が自分に合うのかどうかを見極めましょう。
相手の価値観を尊重して譲り合えるか
価値観は人それぞれですから、どんなに好きな相手でも100%同じになることはありません。それでも、相手の価値観を理解しようとする姿勢、自分の価値観は押し付けないようにする姿勢があれば、お互いに歩み寄って付き合っていけます。
「こうでなければ」という価値観にこだわらない方が、結婚という共同生活は上手くいくようです。