だらしない女になってない?綺麗なあの子がダメ男にばかりひっかかるワケ
彼氏いない歴約4年。「彼氏がほしい」「好きな人が欲しい」と思ってはいるものの、彼氏ができずにいるアラサー女、ライターの村上ちぃです。
婚活と言うよりは「恋活」に励んでいる筆者の悩みを、出会いのエピソードとともに赤裸々に語っていきたいと思います!同じように出会いに悩んでいる方に、共感いただけると幸いです。
前回は勘違いから始まった恋を手に入れたトムの話をしましたが、今回はダメ恋ばかりしている友達のエイコの話をしたいと思います。
バーで出会いがあったエイコ
彼氏いない歴8年、同じく恋活中のエイコ。そんなエイコに、どうやらいい感じの男性が現れたらしいのです。
ふたりの出会いは下北沢のバー。下北沢に住んでいる彼女は仕事帰りに友人と近所のバーによく飲みに行くらしく、その彼と出会った日も友人と行きつけのバーで飲んでいたんだとか。
そして、横の席で友人二人で飲んでいた彼がエイコたちに話しかけ、そのまま4人で一緒に飲むことになったと話していました。
そのうちのいい感じになった彼とラインを交換し、それからはメッセージのやり取りを続け、何度か二人で飲みにもいっているようなのです。
「彼のこと、結構好きかも」と、ルンルンに話すエイコ。
その表情はとても嬉しそうで、彼に夢中の様子が伝わってきました。
そう!この恋に発展しそうで発展しないもどかしい期間って、一番楽しい時間でもありますよね。エイコの表情は恋する乙女そのもので、その幸せオーラに見ていてうらやましくなるほどです。
私は思わず「いいなぁ~」と、心の声を漏らしてしまいました。
するとエイコが「そこのバーは出会いにもってこいだよ!私が今度連れて行ってあげるよ」と、私を誘ってくれたのです。
エイコが羨ましくてしょうがない私は、すかさず「お願いします!!!」と言い、後日その下北沢のバーに連れて行ってもらうことになりました。
いよいよ下北沢のバーに出陣
1週間後、仕事終わりに下北沢で待ち合わせをし、例のバーに連れて行ってもらいました。そこは、カウンター席が6席と小さなテーブル席が2つという狭い空間のお店ではありましたが、お洒落でいかにも地元の人が集りそうなバーです。
エイコ曰く、狭い空間だからこそいろんなお客さんと仲良くなれるそう。
店に入ると、エイコはバーの店員と仲が良いようで「マー君、元気!?」と、ニックネーム呼び&タメ口で話しかけます。
マー君と呼ばれるその人も「エイコちゃん、先週来てくれなくて寂しかったよー」と答え、二人はなんだか親密な関係に思えました。
「(うわっ、チャラい……)」
私はその店員のノリについていけずにいたのですが、そんな私にも躊躇なく「どこから来たの?」「仕事帰り?」「エイコちゃんとは友達?」など、タメ語で馴れ馴れしく話しかけてきます。
「これがバーのノリなのか……」
そんな私とは違い、いい感じに酔っ払ってきたエイコは甘えた声で「マー君にテキーラ1杯ごちそうしてあげる☆」と言い出しました。そして、3人でテキーラで乾杯をすることに。
しかし私は、先日エイコが「金欠なんだ」と言っていたこと思い出しました。もしかして、毎回こんなことをしているから金欠になるのでは?
「テキーラなんて飲んだら俺酔っちゃうかも」と言いながらも、ショットを一気飲みするマー君。
そんなマー君を見て嬉しそうなエイコ。
その後も何杯もマー君にお酒を奢り二人で乾杯し、エイコはグデグデです。呂律の回らない状態でマー君に絡んでいます。
「髪の毛切ったぁ?そっちの方が似合ってるよ」
「切ってないよ、いつもと一緒じゃん」
「うん、言ってみただけー。いつもかっこいいよ」
私にとっては全くついていけない会話が続き、なんだかバカップルを見ているような気分になってきました。
「もしかして、マー君のこと好きなのかな?でも、この前いい感じの人がいるって言ってたし……」
エイコの恋愛が気になってしょうがない私は、こっそりエイコに「そういえばさぁ。この前いい感じだって言ってた人はどうなったの?」と、聞いてみました。
「あぁ。あいつ、クズだった。」
……。
そう、あっさり切り捨てるエイコ。
あんなに恋する乙女の表情だったエイコが、たったの1週間で鬼のように冷酷な表情になるとは。
「何があったの?」私がそう聞いてみると、エイコは「あいつ、彼女がいたんだよね。それなのに私に連絡してきてさぁ。最低だよね」と低い声でつぶやきました。
「確かに、それはひどいな」
ダメ男に引っかかってばかりだった原因が今判明!?
でも内心「また……?」という気持ちも。
エイコが好きになる男は、私が知っている限りダメ男ばかりなのです。いい感じになっていると思っていても、途中で浮気をされたり、お金をせがませたり、束縛されたり……。
キレイなエイコがずっと彼氏ができず、しかもいい感じになる人がダメ男ばかりだったので、これまではエイコが運のない女の子なのだと同情していた私でしたが。
「なるほど。そういうことか……」と、バーでのエイコの様子を見ると、どこか納得してしまったのでした。
普段は仕事ができ、身なりもおしゃれで素敵なエイコなのですが、今目の前に映るエイコは、酔っ払って気品がなく、男に簡単にお金を使う安っぽい女……。
こんなだらしない女性を本気で好きになってくれる「まともな人」は少ないでしょう。これじゃ、いい男は寄ってこないわ、と友達ながらにそう思ってしまったのでした。
そして「お酒と男に溺れてならない」と、こっそり自分に誓ったのでした。(笑)
~今回の教訓~
バーも出会いの場となるが、行く場所と出会う人を選べ
お酒と男に溺れては、いい恋愛はできない