自己アピールが苦手な人こそ「婚活パーティー」に行くべき理由とは？

結婚相談所、ネット婚活、婚活居酒屋、街コン……など、今では多くの婚活ツールがありますが、婚活パーティーは自己アピールが苦手な人にこそ向いていると思うのです。

というのも、かつて私もバリバリの仕事人間で、年齢はアラサー超え。男性ウケするビジュアルでもないので、ネット婚活ではプロフィールでフラれてばかりでした。

しかし「まず話してみる」というパーティー型なら、過去の経歴よりも「今の自分」を見てもらえるので、プロフィールに自信がない人にお勧めです。私もパーティーでは話が合う人と片っ端から連絡先を交換して、現在の彼氏にたどり着きました。

というわけで、何度も参加してみて感じた、婚活パーティーのメリットとデメリットを紹介します。

メリット１　先入観ナシで相手と話せる

結婚相談所やネット婚活は、趣味、仕事、収入など、相手のプロフィールを見てから興味のある人を選ぶシステムです。もしお互いの条件に合わなければ、出会うことさえ叶いません。

女性なら、相手のビジュアルの以外に収入や仕事が気になるところでしょう。同じように男性側も、女性をふるいにかけるのでそこはお互い様。当然、30代よりも20代のほうが有利です。

男性が「20代女性がいい」とこだわっていれば、たとえ１カ月前まで20代だったとしても、条件で足切りにあうわけです。

実際に会ってみれば、30代でも20代に負けずにキレイな人はたくさんいるのに。年齢も含めて自己アピール内容に魅力がなければ、興味を持ってもらえないのは残念ですよね。

自信が無ければとりあえず「会う」ことが先決

婚活パーティーの場合、年齢や収入などのざっくりした条件の縛りがあるけれども、それ以外のプロフィールはお互い話をしながら引き出していきます。だからこそ、条件を抜きにして「この人と合うかどうか」を見極められます。

ある調査によると、結婚相手に求める条件として常に上位に挙げられるものに「性格が合うか」「価値観の一致」があるそうですが、性格や価値観は文字だけのプロフィールではなかなか分かりにくいポイント。

「条件」を先に見てしまうと、先入観にとらわれてしまうこともあります。性格が合わないと思っているのに「条件が良いから我慢しなきゃ」と、目をつぶるのは本末転倒です。

結婚相手に「性格と価値観」を求めるなら、「理由はないけど楽しい」「なんか合う」など、フィーリングで感じる要素は欠かせません。

「条件も大切だけれど、性格が合うほうが大事」というフィーリング重視派や、「結婚したいけれど、料理もダメだし、女性らしい趣味もないし……」と自己アピールに自信がないという人は、まず会って話せるパーティー型の出会いのほうが向いているかもしれません。

なお、婚活パーティーには、1対1で話すのを繰り返す回転型と、不特定多数の人と自由に話せるタイプがありますが、まず話してみるのはどちらも同じ。参加しやすいほうで良いでしょう。

メリット２　一度で多くの出会いがある

「性格や価値観、フィーリングが大切」とは言っても、パーティーの1～2時間くらいで相手のことを理解しようなどもちろん無理です。

だからこそ後日にまた2人で会う機会を作るわけですが、デートの候補者は多いほうが婚活成功の確率も上がります。せっかく参加したパーティーですから、話してみて嫌でなければなるべく連絡先を交換しましょう。

そして同時進行でいろんな人と会うようにします。決して浮気とか二股をかけるという意味ではありません。友達感覚で会うことから始めるのです。この段階では男女の交際にはしないように。

どんな男性といるとリラックスしていられるか、楽しめるかを探す時間であり、男性にどんな対応をすると喜んでもらえるかという研究をするために会うのです。

タイプでなかった男性でも、会っていくうちに印象が変わることもあります。2人で会うのに抵抗があれば、合コンの形を借りて複数名で会うのもアリだと思います。結婚相手の選択肢を広げるきっかけになるでしょう。

デメリット　ガチ婚活だとガッカリ

「結婚を前提にしたい」「１年以内に結婚したい」など、かなり切羽詰まって婚活パーティーに参加する人もいるかもしれません。しかし、ガチすぎるのはパーティー型に実は不向き。

というのも、「パーティーにいる人の中から結婚相手候補を選ばなきゃ！」と真剣になるほど妥協できなくなり、「いい人がいない」という負のループにはまってしまうようです。

「この人はタイプじゃない」と男性を門前払いして、誰とも話をしないで終わってしまうこともあるのでは。

条件にとらわれ過ぎると、本当は相性が合うかもしれない男性との出会いを逃している場合もあります。婚活に本気だからこそ柔軟に考え、プロフィールに縛られないことも婚活テクニックの一つでしょう。