TENNの意志は?上原多香子、自死した夫の遺書公開にネットでは賛否の声広がる
2017年8月9日に、歌手で女優の上原多香子(34)の2014年に自死した夫のTENNさん(享年35)が残した遺書が週刊誌に掲載された。
遺書は上原に呼びかけるような形で書かれており、先立つことへの謝罪の言葉のほか、上原の不倫をほのめかすような言葉があり、不倫相手とされる俳優の名前も実名で記されている。
上原とTENNさんは2011年2月に音楽イベントで共演したことをきっかけに交際を開始。2012年8月に結婚した2人は、TENNさんの出身地である大阪で結婚生活を送っていたが、2014年9月25日に大阪府内のマンション駐車場の車内でTENNさんが首つり自殺。TENNさんの告別式では憔悴しきった上原の姿が見られた。
今回TENNさんの遺書を公開したのは、TENNさんの実弟で「遺書を見てすぐに自殺の理由が多香子さんにあることが分かった。遺書には家族に向けてあまり多香子を責めないでやってくださいという最後の願いが書かれていた。母も嫁に来たのだから守らなければいけないと言っていた」というコメントが掲載されている。また、遺書を公開した理由については「残された家族の悲しみは癒えることがなく、母は夜も眠れず痩せこけてしまった。これ以上、家族だけでは抱えきれない」と語っている。
TENNさんの遺書が公開されたことに、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。
不倫で自殺?どういうこと?
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。
「え!?不倫されたから自殺したってこと?」
「なんで今になって出したんだろう……やっぱり家族は恨んでるのかな?」
「本当に不倫は誰も幸せになられんね……」
「信じられない!事実ならさすがにドン引きする」
「夫側の身内が出したのか……事実ならなんかもう居た堪れん」
TENNさんの死から約3年が経って公開された遺書には、驚き、戸惑いの声が目立つ。
TENNさんが亡くなったときには、上原に同情の声が多く寄せられていた。遺書に書かれていたことが事実で、上原の不倫がTENNさんを自死に追い込んだのであれば、あのときの上原への気持ちはなんだったのだろうという、戸惑うが生じるのも無理はない。夫を失った悲しみの涙には、もっと深い理由があったということだろうか……。
遺書の公開に賛成?反対?
TENNさんの遺書が公開されたことについても意見が集まっている。
「これが事実なら遺族は許せないだろうし、遺書の公開も仕方がないのかも」
「世間が上原多香子に同情的なのが腹立ったんだろうな」
「男性不妊とか妻の不倫とか、そういったプライベートなこと書いてある手紙を公開されるなんて嫌だなあ」
「何年も黙ってるのも辛かっただろうけど、公開しても傷が癒えるわけじゃないだろうに」
「上原多香子が否定したら終わりじゃない?今さら事実確認も出来ないだろうし……」
遺書を公開した家族の気持ちが理解できるという意見と、公開しなくてもよかったのではないか?という両方の意見が見られる。
上原を責めないで欲しいと遺したTENNさんの気持ち、TENNさんの意志を守ろうと思ったが家族だけで受け止めることができなくなったという想い。遺書が公になったことで、不妊や不倫が世間のひとの知ることになってしまったこと。どの意見を見てもただただ、切ない気持ちが伴ってしまう。
事実であっても、誤解であっても、不倫というものがなければ、このような悲しい結末にならなかったと思うと、いたたまれない気持ちになる。
遺書が公開されたこと、遺書に書かれていたことから、しばらくはニュースになる機会が増えることが予想されるが、TENNさんの名誉が傷ついたり、家族がこれ以上の悲しみを負うことにならないことを願いたい。
鳥井ハニ(とりいはに)
フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。