TENGA美人広報に聞く「エロトリビア」~世界のラブグッズ事情
世の男性を救済し続け、エロスの神として君臨する「TENGA」。清く正しいエロを追求する女子スタイル編集部が、美人広報工藤まおりさんにア・レ・コ・レ聞いちゃいました。
今回は、TENGA社のお家芸こと「ラブグッズ」についてです。
世界に羽ばたく「TENGA」
―――今、何かと話題のTENGAさんですが、どんな商品があるんですか?
男性向けマスターベーション用グッズはもちろん、カップル向け製品や「iroha」という女性向けセルフプレジャーアイテムも国内外問わず販売させて頂いております。
―――海外にもTENGAが進出してるんですか!?
そうなんです。現在40カ国以上で展開しており、トルコやチリ、メキシコ、コロンビアなどでの販売も開始しています。
―――国ごとに売れ行きは違うんですか?
売上が特に多いエリアは、アメリカ、EU、中国です。中国は模倣品が多いため、販売が苦戦していました。でもドラックストア等の店舗販売が着々と決まってきているので、今後伸びる見込みを感じています。
―――海外でも日本のように大人気なんですか?
年々売り上げは増加していますが、日本のように認知度がそこまで高くないため、海外売上はまだ会社全体の売上の30%ほどです。ほとんどが、国内での売上げなんですよ。
海外のアダルトグッズは「女性中心」!?
―――でも、アダルトグッズ店って女性一人では入りにくいんですよね。。。
そうかもしれませんね。
日本の「アダルトグッズ店」でイメージされるのは、男性用製品が中心に並んでいる風景だと思います。女性向けのバイブやローターが売っていたとしても、男性が使っていて興奮するような、男性目線の卑猥なデザインが多いため、女性が一人で入ることに抵抗があるのかも……
―――海外ものグッズ市場も男性中心なんですか?
欧米の場合は、男性向けアイテムと女性向けアイテムの市場が正反対なんです!
日本のアダルトグッズ店とは違って、ランジェリーや女性向けアイテムが中心で、高品質でデザイン性の高い女性用アイテムがとても多いんです。
―――えー!?
日本よりも、女性へ向けたブランディングがしっかり確立されている印象です。
アダルトグッズを扱っているショップも街中にあり、お店に入ると店員さんが女性だったり、お客さんも女性客の方が多い事も少なくありません。
女性用グッズの市場が大きくあり、購入も女性が主体的に行うことが多いです。男性用グッズの市場はオマケのような感じです(笑)
海外で男性用グッズ市場が狭いワケ
―――なぜそこまで違いが?
日本に比べると、一人ではなく男女のプレイで使用することが多いからだと思います。だから、男性一人のお客様よりも、カップルや女性同士のお客様の方が多いのでしょう。日本では、カップルでグッズを使うことはメジャーではないですから。
―――そうですね、私もまだ未体験だし……。(笑)
海外では宗教や文化の関係もあり、男性の自慰が不浄なものとしてタブー視されていたり、自慰は「モテない男性がする恥ずかしいこと」というイメージが強い場合もあるようです。その一方、女性のセルフプレジャーはそうではないので、女性用グッズが男性用グッズよりも市民権を得ているのかもしれませんね。
しかし日本では、女性が自らグッズを買うというのはまだまだ少なく、実際に購入するのは男性がメインです。
―――最近は女性もエロに積極的ですから、今後は変わってくるかもしれませんね。
そうなるといいですね!まずは、女性が入りやすいショップが増えてくれたら嬉しいなと思います。女性のセルフプレジャーに対する意識もポジティブな方向に変わってきているので、需要が高まってくるのではないでしょうか。
―――ぜひそうなって欲しいですね。では、工藤さんの今後の願いは?
自分の身体に使うものですし、自分の目で見て、触ってから購入した方が絶対に良いと思うので、そういう女性向けSHOPが増えていったら良いなと思います。
TENGAでは、女性向けSHOPとまではいかないですが、カップルや女友だちとでも入りやすいようなTENGA SHOPを去年から展開しています。ぜひ、お友だちと来てみてくださいね。