【結婚までにしたい10のセックス】「イタい」セックスをするべきワケ
8月に入り、いよいよ夏本番です。暑い夏にあわせて、「汗だくセックスのすゝめ」を書こうかとも思ったのですが、行為の最中に熱中症で救急搬送されるのは不本意!節電も大事ですが、健康はもっと大事。真夏のセックスは、涼しい環境でお楽しみくださいね。
というわけで、この夏のオススメは、汗だくセックスではなく、「痛いセックス」です。
「痛い」というか「イタい」
痛いセックスといっても、肉体的な痛みが醍醐味とされるSMプレイのことではございません。いわゆる「黒歴史」になってしまうようなセックスを指します。そう考えると、「痛い」よりも「イタい」と表記したほうが、ニュアンスとしては伝わりやすいかもしれませんね。
先々週、「アオカンのマナー~喘ぎ声編」という記事でも、「無茶なセックスは早いうちに済ませておいたほうが良い」と書きました。ひとくちに「無茶なセックス」といっても色々ですが、その一つに「イタいセックス」が該当すると筆者は考えます。
全ては「イタい人妻」にならないため!
まず、「イタいセックス」の定義を考えてみましょう。
具体的には、「寂しさに任せて、インターネット経由で知り合った男性とセックスする」とか、「ナンパきっかけで知り合った男性と、その日のうちにセックスする」とか、「セックスフレンドを複数名作る」など。どれも、女子にとっては刺激的なアヴァンチュールですが、これを結婚後にやってしまうと、ただのイタい人妻になってしまいます。
イタいどころか、不貞の罪で離婚問題に発展するケースもあるでしょう。「若気の至りで……テヘペロッ」で許されるのは、女子のうちだけなのです。
諸々の「イタいセックス」の中から、今週は、「寂しさに任せて、インターネット経由で知り合った男性とセックスする」に的を絞り、筆者の経験を踏まえて、ネットセックスの真髄をお伝えします。
尚、最初にハッキリさせておきますが、「ネットセックスは最高!」という内容ではございません。ご了承くださいませ。
失恋の喪失感で「出会い系」へアクセス
筆者が22歳のピチピチギャルだった頃の話です。17年も前の出来事なのですが、あまりの黒歴史っぷりに、いまでもその記憶は鮮明に焼きついております。
当時の筆者は、ロストヴァージンの相手にフラれた喪失感から、いわゆる「出会い系サイト」でオトコ漁りを繰り返していました。強がって、「オトコ漁り」と書きましたが、失恋の寂しさを穴埋めしようと、新規の、ちゃんとした出会いを求めていたというのが正直なところです。
精子臭いサイトに「ちゃんとした出会い」はない!
17年前の出会い系サイトは、いま流行りのマッチングアプリとは全くの別物でした。レディースコミックの広告には、「ちゃんとした出会い」を匂わせるようなキャッチコピーが掲げられていましたが、実情は、セックス目的なオトコばかりが集まった、精子臭いサイトばかり。
そこに「ちゃんとした出会い」なんぞあるわけもなく。ちゃんとした出会いが欲しいなら、ちゃんとした手段をとるべきだったのに、手軽さゆえ、出会い系サイトに依存していた筆者。これぞ、「若気の至り」ってやつでしょう。
出会い系サイトでの流れは、どのオトコもほぼ一緒でした。
1.直接会うまでのメールは、「俺たち、付き合っちゃうかもね」などの浮かれた内容で、そりゃもう盛り上がる
2.直接会うと、食事もそこそこに、当たり前のようにセックスを求めてくる
3.解散後は、あれだけ頻繁だったメールがプッツリ途切れる
シンプルイズベストとは、まさにこのこと。いま振り返れば、「まぁ、こんなもんだよなぁ」と冷静に受け止められますが、17年前の筆者ったら、「次こそ、ちゃんとした出会いに違いない!」と、なんと半年以上もネットセックスを続けたのです。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という心理状態だったのでしょう。
イタい行為は結婚前に済ませるべし!
そこから得たものは……当時は、何一つありませんでした。得たものどころか、「今回もちゃんとした関係性に発展しなかった」という、喪失感ばかりが募っていったと記憶しています。
ですが、三十路になったいま、「失恋の喪失感をネット経由の出会いで埋めるというイタい行為を、20代のうちに済ませておいて本当に良かった!」と、痛感しております。これを三十路でやっちゃったら、完全に「イタい熟女」ですからね。
寂しさを、ネットというお手軽な出会いツールで誤魔化そうとしても無駄ということは、女子のうちに、身をもって知るべきなのです。
失恋の寂しさに歯を食いしばって耐えてらっしゃる女子の皆様!応急手当として、ネットを活用するのもアリだと思いますよ。幸い、17年前と違って、最近は健全なマッチングアプリもたくさんありますし。
結婚後、マンネリな夫婦生活の寂しさから、オトコ漁りに走るより、よっぽど健全といえるでしょう。
コラムニスト。『つけちゃうぞ!大人の保健体育』(遊タイム出版)『テレフォンセックス裏物語』(幻冬舎)『Sの妹Mの彼女』(遊タイム出版)など、性愛に関する著書多数あり。
>> article