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【連載】アラサー女子ライターが1日ノーパンで過ごしてみた〜泉 華編〜

女子スタイルのライターたちが体験しているこの企画を、一読者として、毎回楽しみに拝読しておりました。この企画の執筆依頼メールがきたとき、せっかくなので筆者も体をはろう!(←目的違)と嬉々として腕まくりをしました。

さて、どこで脱ごうか。

懸命に考える中、まず原点回帰で、このサイトは「女子が結婚するためのサイト」ということを再確認。それからこのコラムの締め切り日を手帳に書き込もうとすると、その前日には「○○子の結婚式」の文字が!そう、ジューンブライドといわれる6月某日、筆者には友人の結婚式の予定が入っておりました。

この運命の巡り合わせ。

「女子スタイルは結婚するためのサイト→女子スタイルからのノーパン企画→結婚式の予定→ノーパンの予定→結婚式?→ノーパン?→結婚式にノーパン」

といういとも簡単な思考回路により「結婚式にはノーパンで行きなさい」という神のお告げが聞こえてきました。ということで、大事な友人の結婚式に、ノーパンで出席してきました。

朝から晩までの1日仕事

さて当日。今回の結婚式には式から披露宴、2次会に参加するため、1日がかりの企画になります。パンツを脱いで、ドキドキの外出。ストッキングを履いてしまえば意味をなさないので、生足で勝負です。ノーパンは、Tを履くのとあまり変わらないのかな……?と思いきや、お尻の具合も心持ちも全然違います。

まず、家を出た瞬間、近隣の住民の目が気になります。家の前のおばあちゃん、お隣のおじいさん、3軒隣の仲良しのおばちゃん。ノーパンがバレて、近所中に噂されてしまうのではないかと、逆にこちらがいやらしい目で知り合いのことを見てしまいます。なんとか近所を離れ、電車に乗っても、席の前の主婦、赤ちゃんの目までが気になります。ただお尻の具合としては、天気の良い日だったからかなかなかの心地よさでした。

気づき1.自意識が過剰になる

友人と合流し、ヘアセットをしてもらいます。大阪生まれの大阪育ちの筆者、面白いことがあれば、なによりも優先して言いたい。恋愛話をするときも「面白くないのは死刑。」というのは大阪出身の友人たちとの合い言葉です。

そんな友人たちに「今日ノーパンやねん!」と何度も言いそうになりましたが、親友の結婚式にノーパンで来ている、と言ってしまえば「神聖な場でなんと不謹慎な……!」と思われ、信用を失い友人たちの結婚式にもう呼んでもらえないかもしれません。なので意気揚々と口からこぼれそうになる言葉たちを抑えていました……30分ほど。黙っているのは30分しか持ちませんでしたが、真実を伝えたところ友人たちは「やるやん。」と好反応でした。

気づき2.友人の反応は好評

たくさんの感情が渦巻く結婚式。

とりあえず本人には内緒です。この日は余興にも出る予定があったので、マイクを持った瞬間筆者の口から楽しい真実が飛び出てしまわないか、非常に心配です。

ヘアセットを終え、式場に移動しました。懐かしいたくさんの顔ぶれとの再会です。まさかこの中で、ノーパンなのは私くらいだろう……と妙な優越感に浸りました。自分が唯一無二な感じを奇抜な行為によって会得する、中2レベルのものです。

気づき3.なぞの優越感も味わえる

さあ、いよいよ式の始まりです。感動の挙式のあと、ガーデンテラスでのフラワーシャワー、風がちょっと強めです。爽快感ももちろんあるのですが、この時少しお尻は冷たくなっていました。マリリン・モンローはパンツを履いていたからこそ、風がふいて絵になりましたが、今の筆者に風がふけば、ただの奇特な変質者です。大事な友人の結婚式によからぬイレギュラーイベントを作ってはいけないと、必死にスカートを抑えました。

無事に予定通り進み、いよいよ披露宴。ここでは筆者が参加する余興があるのです。いろんな意味で緊張が走ります。この余興では、筆者は参列者の前を、走らなければいけません。滑って転んで、よからぬ事態が起こらないかが気になり、食事も喉に通らない気がしてきましたが、コース料理は完食しました。のちに、いざ余興のスタンバイです。緊張しましたが、転ばず、見せず、余興は見事成功。新婦も感動で涙していました。この光景に、筆者はすっかり満足です。

気づき4.結婚式にノーパンで行くなら、細心の注意を払うことが必要

人として大きくなれる(かもしれない)ノーパンライフ。

その後2次会的にも筆者的にも、滞りなく時は過ぎていき、無事にノーパン体験は幕を閉じたのでした。結局お尻の具合としては、天気の良い日で、式場のイスもふんわりとした素材だったからかで、それほど辛くはありませんでした。

結論として、ノーパンは日常生活に目を覚ますようなひとときの刺激と爽快さを与えてくれる、制汗剤のようなものでした。ただし、大事な友人の結婚式に集中したいなら、オススメはできません。でも、たくさんの気づきもあり、ネタにもなり、人としてひとつ大きくなれた気が、しないでもありません。

編集部
編集部

女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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