【連載】アラサー女子ライターが1日ノーパンで過ごしてみた～編集部・馬場編

馬場です。三十路です。

婚活を初めてからなぜ「結婚したいのか」考えたり、「幸せ」について悩んだりしていたら、何だか行き詰まってしまいました。

すると、編集部からこんな提案が。

「パンティ脱いだら、なんか変わるんじゃないですか？」

ご存じの方も多いと思いますが、「DOKUJO」では4月から女子ライターが1日ノーパンで過ごしてみたという連載企画を行っています。

これまでに、ノーパニスト菊池美佳子氏が提唱した「ノーパン主義」のもと、東編集長をはじめとしたライター陣が体を張った体験記事を執筆しておりますが、今回そのバトンが馬場に回ってきたというわけです。

早速、スケジュールと繊細なハートと馬場の可愛いお尻に、まず相談。満場一致でOKが出ました。

そこで今回、都会を離れることにしました。

「そうだ、パンティ脱ごう」 in 鎌倉

今回のテーマは「しがらみからの逃避」。

社会のしがらみ、会社のしがらみ、そしてお尻のしがらみ。

馬場を取り巻く全てのしがらみから逃れたら、婚活で疲れた心身を解放し、癒やすことができるのか？

そんなテーマを胸に、友人のアキちゃんと1泊2日で鎌倉に旅行に行きました。（注：アキちゃんは私がノーパンになることを知りません）

仕事を終えた金曜の夜、アキちゃんと鎌倉にチェックイン。その日はホテルに近いお店で夕飯を食べ、明日に備えて寝ることにしました。

就寝前、栗井まみ氏がノーパン寝を体験していたことを思い出し、早速馬場も実践です。

しかし開始5秒で後悔し、終了。

原因は、ホテルが寝間着として用意しているペラペラの浴衣。

寝相が悪いことで有名な馬場は、友人から「夜はベッドで運動会してる」と言われるほど大暴れします。そのためノーパンで寝てしまったら、馬場の秘仏がご開帳になってしまうわけです。

アラサーの友情と女性としての尊厳を守るべく、その日はwith　パンティで寝ることにしました。

馬場、三十路にして「ノーパン」を知る

翌朝、5時。

普段は絶対に起きない早朝にすっきりと目が覚めました。

隣のベッドには、仰向け直立姿勢の王者のポーズでスヤスヤ眠っているアキちゃん。その刹那、

パンティ脱ぐなら今しかない！

と直感し、ササッとパンティを脱ぎ、パパッと着替えてホテルの外に出ました。女子ライターたちはタイトスカートやロングスカートを推奨していましたが、馬場はひざ丈Aラインスカートで参戦です。

ホテルの目の前は湘南の海。

その浜辺に行くには、車道を横断しなければいけません。交通量が少ない時間とは言え、車が通る度に疾風に襲われます。

「ムダにご開帳したくない！」とビビった馬場はスカートを膝の間に挟み、小走りで車道を渡りました。その姿は、まるでコソ泥のようだったと思います。

無事車道を渡ると、もう目の前は海。休日とは言え早朝のため、人はほとんどいません。その浜辺に一歩足を踏み入れた瞬間……

パァっと手足の力が抜けました。

日の出時刻を過ぎた湘南の海は、ひんやりとした潮の香りとほんのり温かい太陽の光で溢れています。コンクリートジャングルで生きる私にとっては、まさに異次元、非日常。

太陽の眩しさと驚きで目は潤み、しがらみから解放された馬場のお尻は優しい海風を受けてプルプル喜んでいます。

さっきまでビビっていたのが嘘のように、堂々とスカートをひらめかせて歩く馬場は、まるで湘南の海を支配した海の女神カリプソ。

Feel the Ocean,　Feel the EARTH.

ポエティックな気持ちになった次の瞬間、気付きました。

私はノーパン。

やっぱり、少し後ろめたさと恥じらいが出てきました。身も心も解放されたはずなのに、モラルというしがらみからは解放されないようです。

ノーパン　イズ　ビューティフル

「しがらみからの逃避」をテーマにしたノーパン体験で、馬場は心身の解放感を感じることができました。

馬場が独身でいようと、ノーパンでいようと、それは全て取るに足らないことなのかもしれません。自分が決めた小っちゃなしがらみのせいで仕事や恋愛が楽しめなくなるなんて、人生損です。

「婚活！結婚！」と騒いで盲目的に行動していた私に「そんなやり方は体力と気力の無駄遣いだよ」と教えてくれたのが、

まさかのノーパン体験。

一つ真理を得た馬場は、太陽を背にホテルに戻りました。

あ、鎌倉観光はノーパンではしませんでしたよ。「1日ノーパンで過ごして」ないじゃないかって？

こりゃまった失礼しました～！