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生身の恋ができなくなる?男女に聞いたセックスフレンドの価値とは

セックスをするだけで恋愛感情はない関係をセフレと言いますよね。真面目な女性からすれば「セフレ?本当にそんなことあるの?」と疑問に感じてしまいますが、実際のところセフレを持つ男女にとって「セフレ」とは、一体どういう存在なのでしょうか?

失恋の痛手を慰めてくれる存在だった

女性Aさんは過去に1人だけセフレと呼ぶ男性がいたそう。知り合ったきっかけは出会い系。当時好きな人に振られて気分がすごく落ち込んでいて、出来心で関係を持ってしまったのだとか。「あの頃の私はどうかしてました……」と落胆しながら語るAさん。相手はひとつ下の男性で、家が近所と知ってから失恋の痛手を慰めてもらうように頻繁に会ったそうです。

いまは「生身の恋ができなくなる気がして」と、キッパリ彼との関係は断ち切ったそうですが、セフレを持ったことは後悔してない様子。相手も同じ失恋者だったこともあって、妙な縁を感じたとのこと。「袖振り合うのも他生の縁」とよく言うので、その時に必要な出会いと考えれば、セフレという関係を持つことも納得がいきやすいかもしれません。

割り切った関係が心地いい?

対する女性Sさんは、いまだにセフレとの関係を断ち切れない1人。彼とは飲み屋で知り合い、なかなかのイケメンっぷりについ雰囲気に流されて、一夜限りの関係になってしまったのだそう。日頃から「彼氏は欲しいけど、なかなか出来ないんですよね」と周囲に愚痴をこぼすことが多いSさん。「彼も私のことを気に入ってくれているから」と、ムラムラしてしまう時は彼の誘いに乗ってしまい、ズルズルと関係が続いているそうです。

でも、内心「このままじゃいけない」と思う気持ちもあるようで、一時は彼と恋人関係になることも考えたのだとか。ただ彼のことはセフレとして好きであって、恋愛感情はまるでないことに気づいてから、セフレとして割り切って付き合っているそう。煩わしい恋愛感情がない分、好きなだけエッチができるセフレ。ここまで気持ちが割り切れれば楽ですが、自分のなかのエッチの価値観が低くなって、男性を見る目も変わってしまう恐れはありそうですね。

童貞を捨てるつもりが恋に落ちた

一方で男性Oさんは、25歳過ぎても童貞でいる自分が恥ずかしくて、ネットで知り合った女性とエッチをしたそう。相手は成人したばかりの大学生で、初めて顔を会わせた時から恋愛感情に近いものを抱いたと言います。予定が合えば積極的に会っていたそうですが、あるとき彼女から「会うのはこれっきりにしたい」というメールが。ワケを聞くと「好きな人ができたから」と、以来バッタリと連絡が途切れたそうです。

彼女に本当に彼氏ができたかどうかは定かではありませんが、セフレとどんなに性格が合ったところで結局はセフレ。純粋な友だちでもなければ、ふたりの将来について考えられる恋人でもありませんよね。男性Oさんはショックでしばらく仕事も手につかなくなったそうですが、相手に魅力を感じなければすぐに関係が途切れてしまう。そのスピード感と関係の薄さに気づかず誘いに乗ってしまうと、一番傷つくのは自分かもしれません。

言うほどいいものじゃない?

ほかにも妊娠、感染症リスクと危険がたくさん潜んでいるセフレ。内心セフレを持つ女性が羨ましいと感じている女子は、隣の芝生が青く見えていないか。自分の恋愛観についてよく見直してみてはいかが?

柚木深つばさ

フリーランスライター。「AppWoman」「恋学」「ハウコレ」「愛カツ」「ラルーン」「ウレぴあ総研」「教えて!gooウォッチ」「マイナビニュース」など、女性向けWeb媒体を中心に恋愛、モテテクに関する記事を連載。読者目線を心掛けながら、男女にまつわる素朴な疑問を解決できるような記事作りをモットーにしている。

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