【結婚までにしたい10のセックス】男性と楽しむ「バイブ」プレイ
先週は、男性とのセックスに取り入れたいバイブの選び方をご紹介しました。今週はいよいよ実践編です。「こういう使い方をしなければならない!」という決まり事はないのですが、「こういう使い方をすると楽しめますよ」というニュアンスでお伝えしますね。
どうぞ、身構えすぎず、ラクなお気持ちで読んでやってくださいませ。
前戯は通常運行で
ペニス挿入の場合は、「前戯もそこそこにいきなり挿入」というパターンが、ごく稀に存在します。個人的には、けっこう好きですが。
充分に潤っていない状態での挿入は、当然のことながら痛みが伴います。しかし、その痛みがペニスが擦れることで徐々に緩和され、最終的に痛い感覚は消え失せ、代わりに快感が押し寄せてくるあの逆転劇といったらもう……!
男性のペニスによって、自分の内側が変わっていく悦びって、オンナとして生を受けた醍醐味のように感じるのは筆者だけではないはず。世界の中心で、「前戯そこそこ挿入サイコー!」と叫びたいくらいです。
ただし!バイブの場合は、きっちり前戯を行ないましょう。先週から繰り返し叫んでおりますが、ペニスとバイブは全くの別物。生身のペニスと、人工のバイブでは、膣の緊張度が全然違いますからね。
バイブはいったん傍らに置き、通常通りの接吻や愛撫をお楽しみくださいませ。傍らに置くことで、前戯中ちょいちょいバイブが視界に入り、「もう間もなく、アレを使うのだ……!」と思うと、男女共に興奮が高まりますよ。
まずは外性器にあててみよう!
たっぷりと前戯を楽しみ、「ぼちぼち使ってみようか?」という流れになった際、いきなり挿入するのはナンセンスです。
バイブは確かに、挿入目的のアイテムですが、挿入せずとも楽しむことができます。先端部分をクリトリスにあてて振動刺激を味わうのも一興!「この振動を、膣の中でも体験することになるのか……!」と、挿入へのドキドキ感が増していくでしょう。
挿入の際、電源はお切りください
そして、いざ挿入!ここでご注意頂きたいのは、電源はいったん切りましょう、ということ。バイブが振動している状態だと、なかなか挿入しずらいもの。電源を入れるのは、挿入後のお楽しみってことで。
挿入後も、すぐさまオンにするのは焦り過ぎです。男性には、電源が入っていない状態で出し挿れしてもらってくださいね。そのほうが、バイブが膣に馴染みますよ。
そこから改めて電源をオンに。振動の強さは、いきなり「強」ではなく「弱」から試して頂けば、ビックリすることもないはずです。ペニスにはない、バイブ独特の刺激は、あなたの膣に革命を起こすでしょう。
当たり前ですが、生身のペニスに、電動によるバイブレーション機能は存在しないですからね。「これぞまさに文明の利器!」と、感動すら覚えるのではないでしょうか。
ここから先は、バイブの快感にうっとりとするあなたに対して、男性側の反応は主に2パターンに分かれます。それは「俺のペニスより気持ち良いのでは?」という質問型と、「自分の手で持ってオナニーを披露せよ」というリクエスト型です。
前者に対しては、男性側はもちろん、「バイブも気持ち良いけれども、あなたのペニスにはかなわない!」という返しを期待しているでしょうから、その期待を裏切らないように。「なんだかんだで俺のペニスが一番なのだ!」という認識は、男性側の自信にも繋がり、よりたくましいセックスパフォーマンスが期待できますよ。
後者に対しては、「恥じらいつつ応じる」が正解。女性が、バイブで自らの膣をこねくり回すって、男性にとっては最高の視覚刺激ですから。視覚刺激によって、男性のペニスはさらにギンギンになり、あなたを求める気持ちがいっそう高まることでしょう。
バイブ後はフェラが燃える!そのワケ
セックスにおけるバイブ使用は、前戯の中の1コマです。セックスのメインディッシュは、やはりなんといっても「挿入」ですから、電動刺激で膣が痺れる前に、腹八分目くらいの段階で終了し、フェラチオなど通常の前戯に戻りましょう。
そうそう、バイブ使用直後のフェラチオって、生身のペニスの素晴らしさを再認識できるんですよ。体温だとか匂いだとか味だとか、そういったものはバイブにはないですからね。ペニスの素晴らしさを再認識したら、その旨お相手にも伝えてあげてください。きっと喜ぶはずです。
また、バイブはマンネリ防止にもひと役買ってくれることでしょう。マンネリは、セックスレスを招きます。セックスレスになってから慌てるよりも、事前の防止策として、ぜひバイブを。転ばぬ先の杖ならぬ、転ばぬ先のバイブってことで!
最後に……バイブで妊娠することはないですが、衛生上の観点からは、コンドームを装着したほうが良いでしょう。使用後は、いかにコンドームで覆った状態での使用とはいえ、流水で洗浄を。
使用済のバイブを洗うって、ぶっちゃけマヌケな姿だと思うのですが、それもまたバイブプレイの面白さなのだと思います。
コラムニスト。『つけちゃうぞ!大人の保健体育』(遊タイム出版)『テレフォンセックス裏物語』(幻冬舎)『Sの妹Mの彼女』(遊タイム出版)など、性愛に関する著書多数あり。
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