Hの感度UPだけじゃない!「膣トレ」の意外な効果とは
「骨盤底筋」とは、骨盤の底面にある、内臓をネットのように支えている筋肉のことです。この筋肉が衰えてくると下半身のトラブルが増えてきます。加齢でも筋力は落ちますが、妊娠や出産が骨盤底筋に与えるダメージは大きいのです。
この骨盤底筋を鍛えるには、膣トレーニングが効果的。そこで今回は、膣トレで得られるメリットやトレーニングの方法についてご紹介します。
彼とのセックス中の感度が高まる
膣トレを続けていくと、感度がよくなると言われています。彼氏とのセックスには応じるけれど、「中で感じる」という感覚がわからない女性も実は多く、中でイケないという女性もたくさんいます。
膣トレを行うと濡れやすくなり、感度が高まるので挿入でオーガズムを得られやすくなるのです。もちろん膣の締まりもよくなるので、彼氏にもメリット大。膣トレを行うことで、二人の仲をより深めることも可能なのです。
ボディラインを美しく!
骨盤底筋が弱まると、内臓を支える力も弱まるので子宮下垂や子宮脱が起こることも。そのほかにも、骨盤底筋は膀胱や直腸も支えているので、骨盤底筋の力が弱まると下腹がポッコリして、お尻は垂れ下がってきます。
膣トレはこの内臓を支える骨盤底筋の筋力アップに最適です。おなかまわりのエクササイズの効果が弱いなと思っているなら、膣トレも合わせて行うとより効果的。内臓の位置が元に戻るので、下腹はぺたんこに、おしりはプリッと上がりますよ。
尿漏れの解消ができる
クシャミや重いものを持つなどおなかに力が加わった時に「漏れそう」と思ったり、以前よりもトイレが近くなったと感じていたりしていませんか。
もし感じているならそれは骨盤底筋の筋力が低下して、尿の出口をコントロールする力が弱まっている証拠。また、若くても妊娠・出産を経験して尿漏れが起こるようになる女性は多くいます。
イヤな生理痛の解消
膣トレを行うと骨盤内や子宮への血行がよくなるので、生理痛の軽減につながります。また女性器やその周辺の働きも活発になるので、女性ホルモンの分泌量もアップ。
もともと女性ホルモンが持つ美肌効果やアンチエイジング効果もアップし、ダイエットの効果が出やすいというメリットもあります。
効果的な膣トレの方法
膣トレは膣圧を上げること。膣圧は「おしっこを我慢する動き」で上げることができます。
まず、足を肩幅くらいに開きます。次に、息を吐きながら5秒ほどかけて膣を締めます。このときの動きが「おしっこをがまんする動き」です。お尻の穴を引き締め、膣を上に引き上げ、そのまま5秒キープ。最後は息を吐きながら5秒ほどかけて膣を緩めます。
この動きを何回か繰り返しましょう。
骨盤底筋の筋力低下は妊娠・出産を経験しなくても、女性なら加齢で誰にでも起こりうるもの。しかし簡単なトレーニングでトラブルを解決できます。美容にも健康にもセックスにもいい膣トレで、悩みを解決しましょう。