すぐイキそう、は嘘?49%の男性がセックス中「演技」するワケ
セックス中、イッたフリをしたことがある女性は多いと思いますが、実は男性も同じように演技をしてしまうことがあるのだそうです。
20代から50代の男性を対象にした「セックス中に演技をすることはあるか」という調査によると、16%の男性が「ほぼ毎回している」、33%の男性が「何度かしたことがある」と答えていたことが判明しました。ということは、約半数の男性がセックス中に演技をしている、ということになります。
果たして、男性はどんなときに演技をするのでしょうか。今回はその本音に迫ってみました。
セックスを盛り上げるための演技
「感じているよりも大げさに演技をすることで、自分の気持ちが盛り上がるし、彼女も喜ぶから演技をしてしまいます」(39歳/メーカー)
「自分が彼女を愛撫しているときに、無反応だとあまりやる気がおきません。逆に自分が愛撫されているとき、彼女も同じ気持ちなのではないかと思い、少し演技をして声を出します」(32歳/営業)
一番多かった意見としては、ムードを作るために演技をしている、というもの。男性は自然に声が出ることは少ないので、自発的に声を出してセックスを盛り上げているのだそうです。
最初はその気でなかったのに、演技をしているうちに興奮したり、もっと感じるようになったりすることってありますよね。それは、男性も同じようです。
無理にでも声を出すことでさらに気持ちよくなるのなら、演技はポジティブなものと捉えてもいいかもしれません。
また、「彼女にフェラの練習をしてほしいから」など、恋人のテクニックを磨くために演技をしている強者も。気持ちのいいポイントだけ声を出し、どこを攻めてほしいかを説明せずにおしえるというワザのようです。これは、女性も参考にしてみてもいいかもしれませんね。
どうしてもイケないときの演技
一方で、「どうしてもイケないときに演技をしてしまう」というネガティブな意見も見られました。
「仕事で疲れていたり、酔っ払い過ぎた日などはイキたくてもダメなときがあります。そんな時は、コンドームに出したフリをしてすぐにゴミ箱に捨てて、セックスを無理やり終わらせる」(34歳/エンジニア)
「どうしてもイケる気がしない日は、目をつぶって違う子のことを考えてしまうことがあります」(35歳/映像制作)
男性でも、いつでもイケるというわけではありません。体調やコンディションによってはなかなかイケないときもあるのだそうです。そんな時は、相手を傷つけないためにイッたふりをしてしまうのだとか。女性が男性を傷つかせないために演技をするのと同じように、男性の演技も女性を思いやってのことのようです。
しかし、女性のイッたフリはなかなかバレませんが、男性は射精がフィニッシュとなるためコンドームに証拠が残ってしまいます。
嘘がバレたときのことを考えると、逆に傷ついてしまいそうなので、「今日はなんだかできなそう」と素直に打ち明けてもらったほうがいいかもしれませんね。
彼女を喜ばせる演技法とは?
では、男性はどんな演技で女性を喜ばせているのでしょうか。
「彼女のあえぎ声にあわせて、『気持ちいい』と言葉で伝えたり、自然に声を出したりしています」(28歳/美容師)
「挿入した直後に『今日はすぐイキそう』と言うと、彼女が喜ぶ」(33歳/編集)
確かに、「気持ちいい」と言われるとうれしいですし、気分も盛り上がりますよね。特に、自分のナカで気持ちよさそうにしている彼を見ると、なんだか自分の気持ちよさも倍増しそうです。演技とはいえ、口に出してもらうのはいいことかもしれませんね。
ただし男性も女性も、いつも演技ばかりで本音を隠したセックスを続けていては、気持ちよさは遠のくばかりですし、なかなか体も開発されません。たまには「もっとこうしてほしい」「こういうところが気持ちよかった」など、セックスについて話す機会を持つのはとても大切なことなのです。
普段話すのが恥ずかしいのなら、セックスが終わった後のピロートークでなら、自然と本音で話すことができますよ。すぐに寝たり携帯を触るのではなく、せっかくいいのムードなのでエッチな話で盛り上がっちゃいましょう。
相手を喜ばせたい!という思いやりは、セックスにおいてとても重要です。それに加え、自分も気持ちよくなれるよう意識して、セックスを楽しみたいものですね。
参考:荻原かおる『ちつ☆トレ2 オーガズム革命』
1988年生まれ。セックスライター。女性のオナニー研究家。女性目線でセックスの楽しみ方を綴ったブログ「PINKY」は50万PV/月を獲得している。オナニーをこよなく愛し、赤裸々な体験談をつづったコラムが、多くの女性から支持を集めている。
>> article