ブラボー!会うたびにセックスする関係性に賛辞
「デートのたびに必ずセックスをする関係性に疑問を感じています」
恋愛中の女性から挙がるお悩みの一つです。彼女たちの主張に耳を傾けると、時には食事だけしてバイバイとか、映画観て食事してバイバイの回があるべきとのこと。筆者は、逆に問いたいです。会うたびにセックスを求められるのは、そんなにも悩ましいことなのでしょうか?
「セックス目的」と言えるほどのテクニックをお持ちですか?
「私と会うのはセックスが目的なの?」
このセリフは、1回10万円以上するような、高級風俗店のナンバーワン嬢並みのテクニックを兼ね備えた女性だけに許された言葉です。ただひたすら激しく扱けば喜ばれると勘違いしているような痛いだけの手コキや、裏筋や玉に意識が回ることもなく先っぽをチロチロッと舐めるだけの淡泊なフェラチオ、ぎこちない不器用な騎乗位をしているうちは、「彼はセックス目的」だなんて、自惚れてはいけません。自分なんぞのセックスパフォーマンスごとき、なんぼのもんじゃいと、内省しましょう。
「セックス目的」ではなく「セックスも目的の一つ」
尚、男性がセックス目的か否かに関しては、ぶっちゃけイエスです。「やっぱりセックス目的ね!」とヒートアップする前に、どうかお聞きください。男性側は、「自分が好感を持っている女性とのセックス目的」と考えているはず。「女ならば誰でもいいからセックスしたい!」とは、だいぶ違います。
また、物事に対する目的は一つとは限りません。「顔が見たいし、会話したいし、食事を楽しみたいし、セックスもしたい」など、様々な感情が湧くのは当然のこと。
セックスが減ると不安になる女心
仮に、あなたのお望みどおり、これまで毎回セックスを求められていたのに、ある時から急に「食事だけしてバイバイ」の回が増えてきたとしましょう。果たして、本当に満足でしょうか?最初のうちは満足かもしれませんが、段々と不安が襲ってきますよ。「私に飽きたのかしら?」とか、「よそで性欲発散させるようになったのかしら?」など。
そして今度は、「抱いてほしい」という欲望が生まれるでしょう。あなたが、東京ラブストーリーのように、「カーンチ、セックスしよ!」と言えるキャラならまだしも、そうでないなら、後々真逆の悩みでもがき苦しむことになるでしょう。
以上を踏まえると、会うたびにセックスするって、そんなに悪いものではないという結論に達します。考えてもみれば、いい歳した男女が二人きりで会ってセックスもせずに解散するって、なんだかとっても味気ないです。私たちはガキンチョに非ず、成人した大人同士なのですから、もっと艶めかしい関係性であるべきと、筆者は考えます。
コラムニスト。『つけちゃうぞ!大人の保健体育』(遊タイム出版)『テレフォンセックス裏物語』(幻冬舎)『Sの妹Mの彼女』(遊タイム出版)など、性愛に関する著書多数あり。
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