男が勃たなくなってしまう本当の原因とフォローの仕方
勃たない、勃ちづらい、途中で萎えてしまう……そんな男性の症状は『ED(勃起不全)』と呼ばれています。完全に勃たないと思われがちですが、時々勃たなかったり、途中で萎えてしまったり、また勃つのにとても時間がかかるといった症状も、このEDに分類されます。つまり「十分に勃たないがために満足いくセックスができない状態」です。
現在このEDに悩んでいる男性は大勢います。そして元々は高齢の方に多かった症状であったにも関わらず、今や20代でもとても珍しいものではなくなってきています。なぜ若い世代でもEDが起こるのか?どう対応したらいいのか?を順に解説していきます。
勃起のメカニズム
男性は性的興奮を感じると脳から指令が送られ、ペニスに血液が送り込まれることで勃起します。つまりこの神経伝達または血液の送り込みが上手くいかないために、EDが生じているのです。高齢男性に多いのは、この神経や血管が徐々に脆くなっていくため、動脈硬化によってなどが原因としてまず挙げられます。
しかし近年増えている若い男性のED。これには生活習慣が大きく関わっています。糖尿病、動脈硬化、高血圧などが原因になってくるので、年齢に関係なく生活習慣に問題があるとEDが起こりうるのです。もしパートナーが不摂生な生活をしていてEDに悩まされていたなら、生活習慣を変えるサポートをしてあげてください。
オトコゴコロもガラスのハート?
そのような肉体的な理由の他にもうひとつ、心因性のEDというものがあります。日頃のストレスだったり、パートナーとうまくいかないなどの悩みがEDに作用することも。そして近年増えてきている鬱やそういったストレスからの症状への薬は神経に作用するので、さらにEDを加速させるという悪循環。これが若い男性にEDが増えているもうひとつの原因です。
そしてこの心因性というのは、セックスに関するトラウマも含まれます。例えば「セックスうまくないね」とか、「彼のセックスがダメでさ……」といった、女性から特に気にせず投げかけた言葉がパートナーの心に深く突き刺さっている場合。それがトラウマのようになって、EDを引き起こしていることもあるので、パートナーのセックスの話をするときは慎重に言葉を選んでください。
勃てなかったときのフォローの仕方
では実際EDでうまくセックスが出来なかった時、どう女性は立ち回ったらいいのでしょうか?
まずEDはもう当たり前のものになっているということをパートナーに教えてあげる必要があります。軽度の症状も含めると2人に1人がEDに悩んでいるというデータもあるほどです。特別なことではなく、むしろストレスの多い社会で、疲れをためながらも頑張っている証拠だねとパートナーをねぎらってあげてください。
その上で、2人でその原因を取り除く努力をしましょう。もしかしたら過去にあなたが何気なく口にした一言が原因かもしれません。そうだったらあなたから解決することが出来ます。昔のパートナーの言葉が原因ならば、今はそうではないということを伝えてあげることです。
また生活習慣がよくないなら、サポートしてあげることはできるはずです。仕事後に合うときは今まで以上にねぎらってあげる。疲れているときは無理させないなど、女性もED改善に携わることが可能です。
そして何より、勃たないからといってあなたの価値がなくなるといったことはないと(男性はセックスがうまくいかない=男として存在価値がない、くらいに考えがちです)しっかり伝えてあげましょう。それだけでパートナーの心はだいぶ軽くなるはずです。
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