性交痛も軽減!セックスの「濡れない悩み」を解決する方法
スポーツをして汗をかきやすい人とそうでない人がいるように、愛液の量にも個人差があります。久しぶりのセックスで緊張していたり、体調が万全でなかったりすると、濡れなくなることも。
いろいろな理由があるにせよ、「濡れない!」という経験は、ほとんどの女性がお持ちの様子。そこで今回は、濡れない悩みを解決する方法をご紹介します。
アルコールの力を借りて
セックスで濡れるためには、リラックスすることが大切です。ベッドに入る前に、少しお酒を飲んでみると、ほろ酔い加減で心のバリアも解け始めるはず。
ただし、飲みすぎは逆効果。愛液の分泌量も減り、膣が乾きやすくなってしまいます。過剰な飲酒は、男性のアレにも良くありませんから、セックスの前はお互いにほろ酔い程度に飲んで、上手に利用したいものです。
お風呂で体を温めてから
セックスの前はシャワーだけ、という人もいるかもしれませんが、それだと体が冷えている場合があります。体が冷えて女性器周辺の血流が滞ると、膣が緊張して硬くなり、濡れにくくなることも。
40度ぐらいの湯船に20分ほど浸かり、体を芯から温めておきましょう。湯船に入れないときは、首の辺りに長めにお湯を当てるようにするだけでも、冷えの防止に効果があるので、試してみてくださいね。
パートナーに「してほしいこと」を伝える
パートナーの的外れな愛撫が「濡れにくさ」に繋がっていることも。これまで恋人とセックスについて話し合ったことがない人は、それとなく希望を伝えてみるといいでしょう。
「もう少し優しく触ってほしいな」「指よりも舌のほうが感じるの」とパートナーを否定しない言葉で、自分の要望を伝えてみましょう。
挿入後はしばらく静止
ペニスを挿入すると、膣はゆっくりと形状記憶するようにフィットしていきます。そして、局所反応といって、愛液が分泌され、受け入れ体勢になります。
しかし、この準備が整う前に、激しくピストン運動を始めてしまうと、性交痛の原因となって、セックスが苦痛になることも。
この状況を回避するには、女性の方からピストン運動の主導権を握ることが大切。挿入をしたら「少しこのままでいたい」と伝えて、膣にペニスがなじむまで、休憩をとりましょう。
ときにはローションに頼ってもOK
濡れにくいときは、ローションの力を借りるのもアリです。ローションは、膣の粘膜が傷つくのを防ぎ、男性器がスムーズに動く手助けをしてくれます。
お化粧をするときに「潤いが足りない」と感じたら、保湿パックをするように、ローションや潤滑ジェルを使用するのは、ごく自然なこと。性交痛はガマンせずに、ローションに頼りながら、快適に過ごすという気軽な気持ちで、お助けグッズを使っていきましょう。
愛液の分泌量が少ないと、セックス中に何となく気まずい雰囲気が流れて、自己嫌悪に陥ることもあるはず。挿入も含めて愛し合いたい時は、心身のリラックスが必要です。パートナーに愛撫を長めにしてもらうなど、お互いに思いやりのあるセックスを心がけたいものですね。
1988年生まれ。セックスライター。女性のオナニー研究家。女性目線でセックスの楽しみ方を綴ったブログ「PINKY」は50万PV/月を獲得している。オナニーをこよなく愛し、赤裸々な体験談をつづったコラムが、多くの女性から支持を集めている。
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