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第3話「恋の戦略ゲーム」~連載・恥の多い恋愛を送ってきました~

5年後も10年後も今みたいにモテ続けているのなら、 今わざわざ結婚で悩むことはなかったのに。 タイムリミットがあるなら教えてほしいです。

……先日、友人と結婚について話していた時にこんな会話になった。

26、7歳の頃、私は周囲の者達と

『諺では「残り物には福がある」というものがあるが
どうやらこれは男の場合は当てはまらないようだ。
我々もそう言われぬよう早めに片付くべきなのだろうか…』

などと人事のように論じたが、
あれから時間も経ち、冷静に考えてみたら我々も
世間一般の基準では既に『妙齢』なるカテゴリーに
分類されるようである。


だが、モラトリアム期間が長かった我々にとって、
残り短い20代は、まだまだ自由を謳歌したい時間であるし
自身の成長も、男を見る目も
ようやく向上し始めてきたところであるため
今すぐ結婚してしまうのはまだ惜しいように思える。
自身が満足し、気が済むまで好きなことをし続けた方が
自分にとってはいいのではないだろうか?

……そう進言した私に対し友人はこのように答えた。

いつまでもカッコよくて面白い人が残ってるなら
そりゃあ、30過ぎまで好きなことしてたいですよ。
でも現実はそうそう残ってないでしょ?

妥協しあった残り物同士で結婚することとなったら
一大事です。


……なるほど、ごもっともだ。

確かに年齢を忘れ、いつまでも気の済むまで好き勝手していたら
我々の求める『イイ男』は次々と売れてしまい、
売れ残り
という不名誉なレッテルを貼られかねない。

若いうちはこのようなことはそう考えることはないかもしれないが
20代半ばを過ぎ、社会に出るようになり
生活やら恋愛やらが楽しくなってくるにつれ、
このようなお悩み、実は誰もが抱えるものではないだろうか?

そこで今回は
どの時点で恋愛においてエネルギーを注ぐと効果的なのか?
という
恋愛においての最適資源投資戦略
について考察してみよう。

-----考察-----
まず、年齢が上がることと結婚することについて結婚することに
よる
利益とリスクの大きさを 時間軸に沿ってモデル化して
みよう。


注)あくまでもモデルであるので、誰しもがこの形に当てはまるわけではなく人によってこの形、 最大値をとる年齢Kの値は様々である。

まず、このグラフについての考察に入る前に、それぞれの項目について簡単に説明してみよう。

コスト

① イイ男の結婚率(資源の減少)

…自身の年齢が高くなると共に当然、
対象となる相手の年齢も上がっていくため
『イイ相手』という資源は競合により減少していく。

イイ男だと思ったら、やっぱコブ付きだったわ~
やっぱあの時行っておけばよかった、夢を見すぎた

これはおそらく誰もが体験したことのあることだろう。

 

②恋愛衝動の低下(恋愛機会の減少)

…自身の恋のしやすさ、いわゆる『恋愛衝動』は
下記根拠により、年齢と共に減少するため
恋愛の機会もそれに伴い減少する。

恋愛衝動』∝『性衝動
恋愛衝動というものは性衝動に比例するものである
motode et al. 2005
.
年を取るほどに恋をしにくくなったと感じるのは
このためであるが、その代わり
衝動よりも頭脳で恋愛する部分が大きくなるため
冷静に相手を判断することができるようになるという
利点に転じる部分もある。

利益

③結婚への意欲(結婚の機会の増大)

 この意欲の大きさと年齢との相関関係は
個人差が大きいが一般的には
年齢と結婚への意欲には正の相関関係が見られる。
30歳前後によく聞かれる
もういい加減、落ち着きたいっすわ
という現象である。

④男を見る目の成長(高い資源を得られる)

 二十歳そこそこの頃は、
ちょっとカッコいいとか優しいとかだったらば
すぐ簡単に舞い上がることができたが、
今はそれだけでは食指が動かない人が多いのではないだろうか?

(筆者もまたしかり、である。)

男女ともに年齢と共にある程度知恵を身に付け、経験や失敗を重ねると
相手を見る目も養われるため
相手選びで失敗することが少なくなるのである。

……以上の項目をモデル化したものが上記の図であるが
これによると、矢印で示された
利益の大きさ
 の部分が最大値になる時点でエネルギーを注ぐことが
最も効率的であることが判断できる。

もちろん、この点は個人差が大きく、
また環境や微細な要因に応じて動的にその値は変動するため
自身の今はどの時点なのか、
今後どう変動するのかを慎重に見極めながら
恋愛エネルギーの投資時期を判断することが必要である。

なお、以上は時間軸に沿った考察であるが、
利益の大きさ
そのものの値を大きくするためには
高条件の相手が好む自身
 を作るための自身の向上も必要不可欠である。

たとえば、
若い頃は男の目など気にせず、
自身が好きなもの、カッコいいと思うファッションをしていて男にモテなかったが
清楚な格好をするようになったら途端にモテるようになった……
これは多くの人が経験したことではないだろうか?


以前、私はイベント会場にて
多くの男達を惹きつけているコスチューム姿のコンパニオンを見て
あれこそが
人類の最終進化形態
であると確信したことがある。

そこまでは極められないかもしれないが、
色々巡っても最後は男ウケのいいものに落ち着く、
そういうものだ。

つまり、恋愛や結婚において効率的に成果を得るためには

資源投資の的確な機会と時期と自己の見極め
ターゲット層の選定と的確なアプローチ
狙う層に負けないくらいの自己の向上

……と、まさに恋愛においても
マーケティングの手法が必須なのである。
(LOVEマーケティング)

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さて、それでは
肝心の我々は今はどのような段階にいるのだろうか?
資源、機会減少のリスクを考えたら
もう手を打つことを考えた方がいいのか?
それともそのリスクを超えるほど大きく成長している過程なのか?


先日、我々は昨年度の振り返りと称して
2005年度の恋愛反省会を行った。

お互いの恋愛成果を報告しあったが、
昨年も恋をしたり失恋したりの繰り返しであったし
結局成果は燦々たるモノだったなと
私がしんみり述べたところ友人はこのように返した。

たしかに、彼氏としてはうまくいかなかったですが
自分にとってそれはいい付き合いでしたし、
実りのあった1年でした。上出来です。


……。

…………。

確かに言われてみればそうかもしれない。

いわゆる『彼氏
という形としては残らなかったが
素晴らしい出会いも思い出もあった、
同じ方向を目指し心から共感しあえたこともあった、
本音をぶつけ合い、夢を語り合うこともあった、


……そんな関係が作れた一年だった。

『姐さんだってそうでしょ?』

『ターゲットは狭まってきましたけど、
そのぶん対策も練ってきてるんですし
いい恋愛って思えるような恋愛ができるってことは
確実に恋愛偏差値は上がっているんですよ。

……私は苦笑した。

だが、その通りかもしれない。
それに今思えば、
昔のマイナスの恋愛沙汰でも、
時間と共に冷静に考えてみて何かしら見えた部分があったのなら
それはきっと学ぶことのあったものなのだろう。
数のぶんだけ学べることはあるハズだ。

私達は確実にステップアップしてるんですよ、きっと。

最近じゃ、街行く男達が皆私を見ている気がするほどです。

まずはSK-Ⅱを塗りたくれるくらいの小金持ちを目指しましょう、
サイボーグ化計画は着々と進行させねばいけませんしねw


……周りの環境は追い風になってきているかもしれないが
だが、そのリスクを凌駕するほど
我々も成長しているのかもしれない。

また、今まで死闘を繰り広げ倒してきた強敵(とも)のためにも
自身が納得できる地を目指さねばならないのだろう。

結局、そんなわけで
この2005年度の恋愛反省会は
お互いの更なる向上を誓い合う、明るい締めくくりとなった。

今年は一体どのような年となるのだろうか……
まだ方向も可能性も見えないが
ただ己の力を信じて突き進むのみ、である。

編集部
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