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アソコが痒いかも……そんな時のための「性病まとめ永久保存版」

頭を抱える女性
セックス後の痒みはキケン信号!

内科や外科には普通に行けても、産婦人科にはなかなか行きづらい……という人も多いのではないでしょうか。ましてやパートナーがいる場合、下手に言って浮気を疑われたら嫌だと思って言い出せないことも。でも浮気をしていなくたって性病にはなるし、それはパートナーも同じこと。

性病と聞くと怖くてむずかしいイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。性感染症とは、性的接触を介して誰もが感染する可能性が。性感染症は感染しても無症状であることが多く、治療に結びつかないだけでなく、自分の知らない間に他の人に感染させてしまうことがあります。アソコが痒いと感じたら、注意が必要かもしれません。

双方が正しい知識をつけて、正しい対処をできるようにしておきましょう。

こんなにある性病!

一般的に性病と言われますが、正しくは「性感染症」と言います。ここでは一般的にそう言われるもの、またはセックスで感染しうるものを挙げていきます。

【クラミジア】
感染者数第一位。喉にも感染します。無症状のことが多いですが、おりものが増加したり黄色っぽくなることも。放っておくと不妊につながります。

【性器ヘルペス】
感染者数第二位。セックスだけでなく粘膜や皮膚接触でも感染。水泡や痛み、発熱など。再発しやすい。

【カンジダ】
膣口に激しいかゆみとポロポロしたおりものといった症状が出る。女性がもともと体に持っているカンジダというカビが活発化することが原因であるため、セックスが未経験でも発症しうる。筆者も過去になりましたが、相当かゆみに苦しみました……。

【淋病】
セックスだけでなくキスやタオル経由でも感染。目や喉にも感染します。臭みのある緑や黄色いおりものがでることもありますが、無症状のことが多いです。放っておくと不妊につながります。

【尖形コンジローマ】
性器や肛門まわりにイボイボができ、痛みやかゆみを伴うこともあります。レーザーメスや凍結療法といった手段で治療しますが、再発することが多いです。

【梅毒】
感染初期は感染箇所に小豆大のしこりができ、太もものリンパ節がはれ、体中に小さな楕円形の赤い斑点ができる。発熱、筋肉痛、疲労や髪の毛が不規則に薄くなるといった症状。そして約3年後全身にゴム腫ができ、最終的には脳や神経が侵されて死に至ります。
昔は死に至った病でしたが、今は初期でしっかり治療をすれば問題はありません。小さい頃母に、セックスで病気が移ると鼻が陥没して死ぬと教わり怖かった記憶がありますが、この梅毒のことだったようです。

【トリコモナス】
セックスだけでなくお風呂や便座、衣類からも感染します。泡状の黄色いおりもの、膣口のはげしいかゆみ、排尿痛などの症状があります。放っておくと不妊につながります。

【B型肝炎】
輸血問題で騒がれた時期もありましたが、セックスでも感染します。

【AIDS】
別名、後天性免疫不全症候群。早期発見で症状をおさえることはできますが、まだ有効な治療法が見つかっていないそうです。

「性病感染=浮気」にはならない!

泣いている女性

辞書のように堅苦しく書いてしまいましたが、以上のように性病と一口に言っても様々な種類があります。またタオルや温泉、衣類やトイレでの感染や、もともと体に存在しているカビの活性化など、一概に性病に感染したからといってすべてセックスを通して感染したとは言い切れません。

ですので自分やパートナーがかかってしまったときも冷静に対処してください。自分が覚えのない疑いをもしかけられてしまったら、病名と感染経路をしっかりと説明し、身の潔白を証明してくださいね。

ちなみに筆者自身もカンジダになってしまったときは堂々とパートナーにカンジダはいかなるものかということ、また完治するまではセックスができないことなどを説明し、治療に協力してもらいました。

性病にかからないようにするには

ではどうやってセックスにおける性病の感染を防げばいいのでしょうか。実は避妊に使われているコンドームですが、本来の目的は性感染症予防です。逆にピルの服用では感染予防はできないので注意しましょう。ピルはあくまでホルモンをコントロールして受精を防ぐためのものであって、性病の感染には全く効果がありません。

避妊においてももちろん挿入前にコンドームをつけましょうというのは鉄則ですが、これは感染予防にもまったく同じことが言えます。粘膜接触での感染を考えればその理由は明白です。ですからもちろん、コンドームをまちがって裏にかぶせてつけてしまい、そのあとひっくり返して使うなんてことをすると、せっかくのコンドームの予防効果が意味をなしません。マスクで例えるなら、菌のたくさんついた側を内側にして呼吸しているのと同じ状況になってしまいます。

インフルエンザの時期にはマスクをして気を使う人は多いですが、性病のことを知らない故に、多くの人が感染してしまっている性病こと性感染症。意識が変わるだけで、ちょっと気をつけるだけで予防できるのは風邪やウイルスと同じです。

「アソコが痒いな……」「おかしいな?」と思ったら、まずは恥ずかしがらずに病院へ行ってみましょう。性器クラミジア感染症では、ほとんど自覚症状がなく、あっても女性ではおりもの程度の場合もあります。HIVの検査と同時に、他の性感染症の検査をすることが可能。早期発見、早期治療が大事です。

気持ちのいいセックスは、安心感と正しい知識、そして信頼できる彼との関係性から。対処を知って、セックスをより楽しんでくださいね。

編集部
編集部

女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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