脱ジャンクセックス!愛する彼とよりよいセックスをするための方法
「セックスが気持ちよくない……」「愛されているって実感がない」「もっとロマンティックなセックスがしたい」そんな女性も多いはず。
でも実際どうセックスを変えればいいのかわからない、どうパートナーに伝えたらいいのか……。そんなあなたに、愛するパートナーとよりよいセックスをするための方法をお伝えします。
今のセックスが「ジャンクセックス」だということを知る
「ジャンクセックス」という言葉を知っていますか?聞いたことがなくても、なんとなくイメージできると思います。危機的なのは、「イく」ことを目的としたジャンクセックスを、そうと知らずにたくさんの人達が当たり前のように日々していること。
ジャンクフードがカラダに悪いのは知っての通りです。悪いと知った上うえで、食べる回数をコントロールしていればいいのですが、セックスでは無知故に、それができていないのが現状です。
「セックスにかける時間が30分程度」「前戯にかける時間が短い」「1テンポ早い気がする……」「セックス中愛されている気がしない」そんなあなたのセックスは、いわゆる「ジャンクセックス」かもしれません。
何のためにセックスをするのか
よく、「何のために仕事をするのか」「何のために時間を使うのか」と聞かれたり考えたりすることが多いと思います。それはこの不自由のない時代、食べることや生命の保証といった、本能的な欠乏欲求は満たされていて、満たすべき欲求が自己実現や人から承認されたい、といった高いレベルの存在欲求だからです。
うまり今日本に生まれて、上記のような欠乏欲求が満たされているあなたは、仕事や家庭など様々な局面において、「愛されている」「大事にされている」「必要とされている」といった存在欲求を満たすために生きています。もちろんセックスにおいても例外ではありません。
でも現代一般的に行われているジャンクセックスは、「イく」という結果を目的としているので、その欲求は満たされないのです。結果ではなく「愛し合っている」という過程を感じる。セックスが「メイキング・ラヴ」と言い回されるのは、そこに本質があるからです。
ジャンクセックスからスローセックスへ
最近よく聞かれるようになった「スローセックス」。これは「ジャンクフード」に対する「スローフード」と同じで、上記のような過程や、そこにともなう感情を大切にしつつ、時間もゆっくりかけて行うというもの。
前に相談に来られたカップルが、ジャンクセックスからスローセックスへシフトした結果、今までセックスに積極的になれなくて、濡れることもあまりなく、時々痛みも感じていた彼女の方が、今ではセックスが楽しくて、自分から騎乗位をしてしまうほどに積極的になれたとおっしゃっていました。
具体的には、「かける時間を30分から1時間半にのばしたこと」「キスやハグに30分くらいかけたこと」「AVのような手順ではなく、痛かったらもう一度前戯にもどるなど、自分たちに合わせたセックスをしたこと」だったそうです。
イくことではなく、あくまで「メイキング・ラヴ」。セックスに問題があるなら、お互いのセックス観について話し合うのチャンス。パートナーがいないなら、今のうちに自分のセックス観をしっかり考えておくこと。そうすることで、よりよいラヴ・ライフが送れるはずです。