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第7話「立つ恋跡を濁さず」~連載・恥の多い恋愛を送ってきました~

ある麗らかな春の日。
友人から一通のメールアドレス変更の知らせが届いた。

『ご無沙汰しております。
さて、大人の事情でメールアドレスが変更になりました。』


・・・何があったのかは察しかねるが
春からヘビーなメールである。
私は一読後ネタにすべく、すぐさま転送することとした。


さて、春は『出会いと別れの季節』というが、
この『別れ方』というもの、
いくつになっても、思うような形にならないことが多い。


そこで今回は
恋愛人生において誰もが直面する
『別れ』
について事例を交えつつ、また好き勝手に考察してみよう。



男女の付き合いにおいては『別れ』はつきものであるが、
それによって関係は『彼氏彼女』という状態ではなくなってしまう。
だが、その結果の形はおおまかに分けると以下の3パターンに分けられる。
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■1.別れても腐れ縁
■2.別れても友だち
■3.別れたら絶縁
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このそれぞれのパターンにおいて、
そのような状態に陥ってしまう理由について勝手ながら推測してみよう。


■1.別れても腐れ縁
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別れて『彼氏彼女』という関係でなくなった後、
互いに新たな彼氏彼女ができたとしても
継続して微妙な仲の状態となるケースである。



以前、筆者の知人(男)が一時期このような状態に陥ったことがあり
悶々と悩んでいたことがあった。

相手の女性は大変な美人なうえに、
恐ろしいほどの巨乳であり
知人は別れた後もその魅力を忘れられずにいた。


しかも女性は本命の男性がいながらも、気まぐれで
知人の元にやって来る…ということを繰り返していたため
知人は悩みつつもその状態に陥ったままだったのだ。


振り回され、疲れ果てている知人に対し
筆者は 新しい恋に移って全て忘れてみてはどうかと勧めてみた。
ちょうどその時、知人には愛を告白してくれていた他の女性がいたのだ。

しかし、知人は頑なにそれを拒否し続けた。

たしかに告白してきた相手は
その巨乳の女性と比べたら見劣りする相手ではあった。
だが一途に思ってくれる気持ちがあれば良いのではないか?
筆者がそう諭すと知人はこう断言した。

『なんで付き合わないのかって?
 簡単だ、なんの取り得もないからだ。』

『話しても面白くない、
さして可愛いくもない、
収入もない、
コイツと付き合って俺様にいったい何のメリットがある??』

『なんでそんなに美人と結婚したいかって?
そりゃあ、ブスと結婚したら世間体が悪いからな』

『そんな小物を相手にするくらいなら、
いくら勝ち目がなくても俺様はラスボスと闘い続けるぜ!』




どんなに純粋な愛であろうが、
圧倒的な魅力を持ち、かつ忘れさせてくれない相手は
そんなものをも全て吹き飛ばすのだろう。

これは、
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・相手が魅力的でそれを超える相手と知り合えないこと
・相手が自分の下に戻ってくる気配を絶えず発していること
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の2つの条件が当てはまると陥りやすい状態である。
悲しいかな、彼はこののち、勝てぬ戦と知りながら
MP、HP共に果てるまでラスボスと闘い続けることとなったのである。




■2.別れても友だち
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別れても遺恨も未練も残さず、
お互いに恋愛関係に復活することなく関係が継続するパターンである。

これはお互いに

・仲のいい友人から発展したこと
・遺恨の残る別れ方ではないこと
・性格的に依存心が強くないこと

…という条件が揃わないとなかなか達しない関係であり
恋愛上級者同士でないとこのようなケースになりにくい。



■3.別れたら絶縁
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別れにおいて最も多く見られるケースは残念ながらこれではないだろうか。

無論、そもそも性格が合わないのに付き合っていた場合は、
『彼氏彼女の関係』という
繋ぎとめるものがなくなってしまうことで
個人同士としても完全に縁が切れてしまう。



それ以外にも遺恨、気まずさ、…と理由は様々であるが
その傾向は男女間でやや差があるように思われる。

多くの方が別れた後に実感されたことがあるかもしれないが
女の方がその現状適応能力の高さゆえ
『新しい恋』
への移行が速やかで、かつ完全なものとなりやすい。


よってよほど条件が揃った別れ方ならば
『■2.別れても友だち』のような状態になるものの、
そうでない場合は 全体として女の方から
『別れたら絶縁』
という状態に持ち込もうとしやすい傾向が見られる



なお、筆者も昔の話であるが
別れた後あまり時間をあけずに
すぐ立ち直った&他の恋が始まってしまい、
友人(男)に恋愛相談を行ったところ大いにツッコミを受けたことがある。

以下、事例として
その時の友人とのメールのやり取りを挙げよう。

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>ワタクシの熱意が通じたのか、
>向こうはこちらが一途な女であると認識して下さったようです(・∀・)ニヤリ

どうやったら本部さんが一途に見えるのか不思議で仕方ありません。


>そんなわけで、新たな恋に全力を尽くす次第です(・∀・)ヒャッホウ!

……この前、付き合ってた男いませんでしたっけ?

しばらく話さないうちにコロコロ変わるから、把握しきれませんよ。

『本部 男性遍歴』
を年表形式で作成して送ってください。
印刷して壁に貼っておきます。

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…このように、男性陣から見たら
女性の切り替えの早さは閉口するものであるかもしれないが
これは今まで他の日記で述べてきたように、できるだけ早く
『現状に即した最適な状態』
になろうとする女性の高い現状適応能力(※)に因るものなのだ


(※)女性のほうが集団の中で注目を浴びやすく、
年代の移行とともにその社会の中でのポジションが大きく変動する。
そのため、客観的に自身を見る目や現状適応能力が自ずと高くなるのだろう。



ちなみに最初に挙げた友人の叶わぬ恋の結末であるが、
しばらく経った後、彼は自らの中で気持ちの決着をつけることができたようで
すっかり元気になって皆の前に戻って来た。

そして驚くほど晴れ晴れとした顔でこのように語った。


『落ち着いてよく自分を振り返ってみたんだけどさ。
あんな巨乳の美人と付き合えたってことは、だ。
俺様はこの若さで既に人としての頂点を極めてしまったわけだ』


『ほとんどの人間はきっとその領域に辿り着けないまま、
 …いや、そんなものがあることすら知らないまま生き、そして死んでいくんだ。』


『そう思うと、俺様は心から己を誇りに思える。
この先もそのことを胸に自信を持って生きていける。
・・・そう、最高の恋愛だったぜ。』



このように、別れた後の関係は様々な形があるものだが
第三者の判断、もしくは時間が経たないうちでは、
どれが良い、悪いということは一概には言えない。

どんな結末の恋になろうとも、
本人の気の受け取り方次第で、それは未来への糧となるのである。

編集部
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