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世帯年収いくらあれば結婚できると思う?

誓いのキスをするカップル

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社は、20歳~29歳の男女を対象に「20代の金銭感覚についての意識調査2015」を実施しました。そこでは 結婚 に対する金銭感覚が浮き彫りになっています。調査結果を基に「 結婚 に対する金銭感覚」についてまとめてみましたので、ご紹介します。

年収400万円あれば、半数が 結婚 しようと思っている

結婚や出産・子育てなどをしたいと思える世帯年収額を聞くと、結婚をしようと思える世帯年収は「年収400万円」が50.3%で約半数でした。また、標準的な世帯年収の目安とした「年収500万円」では、66.7%が結婚を前向きに考える額だとわかりました。

ちなみに平成25年の20代後半の平均年収は男性で371万円、女性で295万円。「結婚へのボーダー」である年収400万円は、平均的な男女であれば共働きでクリアできる計算になります。

また結婚したら「片働き」と「共働き」どちらを希望するかという質問では、共働きが80.0%で多数派。興味深いのは、女性の83.3%が共働きを希望しており、男性(77.2%)に比べて高くなっている点。専業主婦はもう昔の感覚で、現代の女性は「私も家計を支えたい」と思っているようです。

400万円は安い?都内の女子にインタビュー

この結果について、都内で働くアラサー女子2人に感想を聞いてみました。

「世帯年収で400万円あれば結婚とは、少なく感じました。20代って現実的なんですね。私は、共働きで600万円は必要かなと思います。都内で住む家賃や生活費、娯楽とかを考えれば。趣味や旅行なども楽しみたいですし」(Aさん/31歳/アパレル)

また、平均額400万円の倍、800万円は必要だという女子も。

「800万円は必要だと思います。洋服を買ったり、旅行に行ったり、貯金もしたい。もちろん都内に住み続けたい。800万円あれば自由な暮らしができる気がします。共働きというか、私はパートで働きたい」(Bさん/28歳/公務員)

2人とも、400万円では足りないと思っているようです。あなたはどうでしょうか。

結婚 で生活水準を下げたくない!

両者が口をそろえて言うのが「結婚して生活水準を下げたくない」ということ。

「生活水準は落としたくないです。ガッツリ家計簿をつけて、家計を切り詰めるのがイヤ」(Bさん)

「生活水準が下がるなんてもってのほか。むしろ上がるくらいがいい。貧乏になって『結婚しなきゃよかった』と後悔したくない」(Aさん)

たしかに、幸せなゴールテープを切ったあと、ひもじい生活が待っているのは夢がなさすぎるかも。ハードルをあげないよう、独身時代であまりリッチな思いをしないようにするのも一つの手かなと思います。

とはいえ独身貴族を経験し、年齢が上がってくるほどシビアになってくるのも事実。結婚と切っても切り離せない「お金」の問題、筆者自身も考えさせられるものがありました。

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東 香名子

コラムニスト。東京独女スタイル編集長を歴任。1983年生まれ。独身女性の視点から、恋やライフスタイルを分析したジャーナリスティックなコラムを得意とする。雑誌「デートスペシャルなび」で連載中。テレビ、雑誌、ラジオ等各方面で活躍中。電子書籍「モテる!ソーシャル恋愛術」「ここで差がつく街コンテクニック」等。趣味は鉄道。

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