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福利厚生「婚活スタートチケット」を導入?

結婚・婚活メディアカンファレンス
結婚・婚活応援プロジェクト

先月30日、一般社団法人 結婚・ 婚活 応援プロジェクトが結婚・ 婚活 メディアカンファレンスを開催。代表理事で元総務大臣の増田寛也氏、 婚活 ・街コン推進議員連盟会長の小池百合子氏らが、「独身者の結婚意向の上昇」を踏まえ緊急提言を実施しました。

福山ロスで結婚願望が復活?

増田氏によると、近年の「福山ロス」に代表される芸能人の結婚ラッシュの影響もあり、独身者の結婚意向が全体で59.8%から63.4%まで上昇したとのこと。「最後の砦」とされた福山雅治さん、西島秀俊さんなどの結婚で、女性のみならず、男性も重い腰を上げ始めたということなんでしょうか。これは、女子にとっては追い風です。

一方で、生涯未婚率も増加の一途をたどり、結婚ができない一番の理由は「出会いがない」こと。かつての出会いの機会として3割以上を占めていた職縁も減少しているようです。

たしかに周りを見ても、職場で出会って結婚した、というケースは減ってきているのではないでしょうか。その一方、ネットが縁となって結婚している夫婦が増え続けていますよね。

婚活 スタートチケット、導入を検討

「国の婚活支援について具体的に知っている女子は少ない」と以前コラムで書きましたが、増田氏によると「結婚支援は、40都道府県の地方自治体がすでに取り組み始めています。地方自治体だけでは限界があるため、日本全国の企業の協力が必要」とのこと。

具体的に、「婚活部や婚活サポート課」などの設立、「社内結婚推奨制度の設立」、「婚活の福利厚生化」の3つを、企業や団体がするべき施策例として挙げられました。

興味深いのは、福利厚生化として「婚活スタートチケット」の導入を検討しているところ。加盟企業のサービスを優待価格で利用可能な婚活を応援するためのチケットだそうです。

街コンなどの勢いが収まってきている中、「婚活スタートチケット」が新しい婚活ブームの起爆剤となるかもしれません。出会いの場が増えそうで、女子にとってはうれしいニュースですね。

女子たちも国の支援に感謝

政府に対して婚活・街コン等に関する予算確保の要請を働きかけている小池氏からは「日本の活力を取り戻す為、民間や自治体が具体的なノウハウを持って若者たちの支援をしていくべき」という頼もしいご意見も。これについて、実際に独身女性の声を聞きました。

「国が支援してくれるのはありがたい!自分もうまく相手を見つけて結婚して子どもを産みたい」(31歳/メーカー)

「あまり世間の風当たりが良くないけど、国が出会いの場を設けてくれるのは、独身の私たち的にはウェルカム」(32歳/IT)

官民一体となった婚活支援、独身の私たちも大きな期待を寄せています。

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東 香名子

コラムニスト。東京独女スタイル編集長を歴任。1983年生まれ。独身女性の視点から、恋やライフスタイルを分析したジャーナリスティックなコラムを得意とする。雑誌「デートスペシャルなび」で連載中。テレビ、雑誌、ラジオ等各方面で活躍中。電子書籍「モテる!ソーシャル恋愛術」「ここで差がつく街コンテクニック」等。趣味は鉄道。

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