専業主婦とは言わない・・・せめて「配偶者控除内パート」になりたい女心
最近減りましたよね、専業主婦志望者!てっきり、「それはあくまでもパフォーマンスで、腹の中ではどうせ『あわよくば……』と目論んでいるのだろう!」と思っていましたが、ちゃんと心から「結婚後も働きます!」と公約を掲げる女性が増えてきました。あわよくば配偶者控除内で……。
専業主婦は夢のまた夢
そういえば筆者がハケンでお勤めをしていた頃も、配偶者控除で、出勤日数や勤務時間の少ない人妻同僚がおりましたっけ。俗に言う、「103万の壁」とか「141万の壁」ってやつですね。
小難しい話はさておき、要するに「妻としての役割を担いつつ、フルタイムでの正社員勤務は正直しんどい!パートタイマーでどうでしょう?」といったところでしょうか。
素晴らしい!謙虚!美しすぎる魂です!不景気の昨今、「結婚後は三食昼寝付きの専業主婦に……」などと非現実的な夢は、絶世の美人でない限り叶わないという現実を、多くの女子が受け入れ始めているのでしょう。
「専業主婦志願者ウェルカム」な男性は少ないでしょうが、「配偶者控除内ならばなんとか」という男性は少なくないでしょうから、結婚チャンスは確実に広がります。
配偶者控除内パートタイマーへの道のりも険しい
「チャンスは広がる」と書きましたが、それでも決してラクな道のりではないでしょう。「フルタイムでの正社員勤務で働けます!」と言っているにも関わらず、婚姻届に判を押す男性が少ない時代ですもの。
男性側にとっては、専業主婦志望者も配偶者控除内パートタイマー志願者も、大して変わらないのかもしれませんね。では、どのように男性を口説けば、「配偶者控除内パートタイマー」という地位をゲットできるのでしょうか?
イチかバチかの譲歩作戦
パートタイマー妻の女友だちにコツを聞いたところ、まずは「本音を隠せ!」と。隠すといっても、「結婚後も、フルタイムの正社員勤務でバリバリ働きたいわ」などとホラを吹くほうではなく。むしろ逆です。「結婚後は、家事育児に専念したいので専業主婦希望!」と主張し続けたとのこと。
当然のことながら「それじゃ結婚は難しいよ」となります。それでも別れず「そうだよねぇ」と、曖昧な状態で交際を続け、ほど良いタイミングで「やっぱりあなたと結婚したいから、専業主婦にはこだわりません」と、勝負に出た彼女。譲歩の姿勢を見せたわけです。すると彼氏のほうも、「じゃあ配偶者控除で」と、譲歩を示してくれたのだとか。
ひと昔前までは、「専業主婦」をテーマにした婚活系読み物のほうが多かったように感じますが、今後は「配偶者控除内パートタイマー」のほうが現実的なテーマとして、多く登場する予感です。
夢のパートタイマー妻目指して頑張りましょう!
コラムニスト。『つけちゃうぞ!大人の保健体育』(遊タイム出版)『テレフォンセックス裏物語』(幻冬舎)『Sの妹Mの彼女』(遊タイム出版)など、性愛に関する著書多数あり。
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