【映画に学ぶ恋愛学】血筋のいい男と付き合いたい時の処方箋
婚活映画評論家の、バーバラ馬場です。
映画パンフレット約700冊を所有する婚活女子バーバラが、独断と偏見で映画をチョイス。結婚したいのにできない女子ちゃんたちに効く作品を、じゃんじゃか紹介していきます。
血筋のいい男と付き合いたいなら「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」
今日ご紹介するのは「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(2015年)。
ざっくり内容を説明すると、遠い遠い宇宙の彼方にいた、フォースってすんごい力を持った人たちが銀河を巻き込む戦争をしてたんだけど、それが終わって30年後……平和になったかなーって思ってたら、またよくわかんない悪の組織が出てきちゃって、ジェダイの血を引く若者たちが頑張るって話。
スターウォーズと言えば、強いフォースを持つダースベイダーって悪い人と、ルーク・スカイウォーカーっていい人の戦いがメインになってくるんだけど、宇宙戦争の側面よりも父子関係が重要な役割を担っているのよね。まぁ、血筋よね。
そこで今回は、血統書付きの男と付き合う方法を見つけちゃいましょう!
すんげ~コンプレックス抱えてるよ?
偉大な親って、子どもが生まれた時点で越えるべき壁になってるよね。それをどう捉えてるかで、血統書付きの「いい男」か「ダメな男」かがわかるはず。
最近よく芸能界でも「二世タレント」って聞くけれど、彼らが一番わかりやすいかも。小さい頃から「○○さんの娘/息子」と言われてくると、「自分」を単位として見てもらえない。そんな状況をうまく乗り越えられれば、佐藤浩市さn(父は三國連太郎さん)、中井貴一さん(父は佐田啓二さん)、松田龍平さん・翔太さん(父は松田勇作さん)らのようになれるんだけども。でもさ、彼らのように「個」として実力を発揮できるようになるって、海でグッピーが生き延びるくらい大変なことじゃない?
しかしだな、今回の「フォースの覚醒」に出てくるカイロ・レンくんはだな、ま~こじらせちゃったのよ!偉大な先祖を尊敬しつつ、「俺はだめだぁ!うわぁ!」ってなってるわけですよ。血統はバツグンにいい彼だけど、それがコンプレックスになってしまっているダメなケース。本当にこんな男、魅力的?
モノにしたいなら……「覚悟」と「広い懐」を
それでも、「血統書付きの男じゃなきゃイヤだワン!」という希有な女性は、まずご覚悟を。そして、彼が受け継いだものに押しつぶされないタマかを見極める眼力を持ってください。
だいたいさ、同族経営してる大企業って、大抵2、3代目でヤバいことになるじゃない?そういう男を捕まえて「玉の輿、きゃぴ」なんて言ってたら、ただのバカよバカ。そういう男って大抵「俺の家は~」「俺の父ちゃんは~」って言ってくるから!虎の威を借る狐、もとい「家系の威を借るバカ息子」だよ!
そうでない堅実な2代目は、自分の家業を隠して数年は一般企業で武者修行してる。そういう男を嗅ぎ分けて、「毎晩キャベツをかじる生活でもいい!」くらい言えてさ、糟糠の妻になるくらいの「覚悟」を持とうよ。そして、たまに頭をもたげてくる偉大な先祖に対するコンプレックスを見せてきたら、それを受け止められる海より広い懐を持とう。それができないと、一緒にコンプレックスの渦に巻き込まれちゃうよ。
この映画を観れば、婚活もちょちょいのちょい。そんな私は、独身だけどね。