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逆にアリかも!世間を賑わす「高等遊民」男子のすすめ

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今期のドラマは秀作ばかりですが、中でも初回視聴率トップをたたき出した月9「デート〜恋とはどんなものかしら〜」を見ている女子も多いのではないでしょうか?

ドラマの内容もさることながら、注目したいのが長谷川博己演じる“恋愛力ゼロ”の男・谷口巧がよく言う「高等遊民」というキーワード。ニートを都合よく言い換えただけ、寄生目的で女に近づく敵、とお思いがちでしょうが、実は超優良物件である可能性もあるのです。

「高等遊民」はニートじゃないの?

では、「高等遊民」とニートの違いはなんでしょうか?

まずニート(NEET)とは、Not in Education, Employment or Trainingの頭文字をとった略称で、「就学、就労、職業訓練のいずれも行っていない」状態を指します。

一方の「高等遊民」は「明治時代から昭和初期にかけ実在した、大学などは卒業し、高い教養を持ち合わせているものの、経済的に恵まれているため、労働に従事せず読書などに没頭し、日々を過ごしていた人々」と定義されています。

つまり、教養取得に繋がる読書をしているという点で「高等遊民」はニートの条件であるNot in Educationの状態ではないと言えます。

「高等遊民」男子のメリット

では、この定義をもとに「高等遊民」男子のメリットを考えてみましょう。

家庭が富裕層に属する
経済的に恵まれているため就業の必要がない、ということは実家が富裕層である可能性が非常に高いでしょう。いざとなったら彼の実家に協力を仰ぐこともできるかもしれません。そのためには、日頃から彼のご家族と仲良くしておくとよいでしょう。

教養がある
おバカは嫌!という女子も少なくないのではないでしょうか?ドラマの中の巧のように、次から次に知識が湧いて出る「歩く辞典」のような人なら、一緒にいても飽きることはないかもしれません。

無駄遣いしない
「高等遊民」は、教養を磨き、お金や名誉といった世俗的欲求を否定した自由な生き方を望みます。つまり、物欲がないのです。ドラマでも巧は「小遣いは、月に一回の散髪と本とDVDを買えればそれでいい」と熱弁していました。

バリキャリ女を全力で支えてくれる
「女は家庭を守るべき」なんて古い考えの人はまだ存在するので、男性社会で女性がキャリアアップしていくのはまだまだ大変です。しかし、様々な生き方を支持する「高等遊民」男子なら、あなたを無条件で応援してくれるはず。

ナンバーワンより“オンリーワン”
「高等遊民」は、就業活動に生じる忙しさ、競争、名誉にそもそも興味がありません。彼らが最も尊いとしているのは、オリジナルな生き方やオンリーワンの考え方です。例えば、会社で辛いことがあっても「大丈夫、君は君だよ」と慰めてくれるでしょう。

「高等遊民」男子は女の味方?!

いかがでしょうか?「高等遊民」は森鴎外、夏目漱石の作品でも取り上げられている生き方です。必ずしも現代にフィットする生き方とは言えませんが、大きな目標ややりたいことがある女性にとっては、よきパートナーになるかもしれません。

白倉 みのり

オシャレに無頓着なのに、なぜかファッション業界に就職。 結局その会社に7年間勤務し退職。 言いたいことも言えない世の中に一石投じるべく、恋愛コラムを中心に執筆スタート。 経験、実績、妄想入り混じる独自の観察眼で、男と女をぶった切ります。

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