当日アポにイラッ!誘い方がヘタクソな男との向き合い方
ヘタクソな運転よりも、ヘタクソなセックスよりも厄介なのは、誘い方がヘタクソな男性です。「誘い」は、男女が向き合う第一ステップ!その第一ステップで躓いていては、その先にあるドライブデートにもセックスにも辿り着けないからです。
誘い方がヘタクソな男性に対して、私たちはどう向き合うべきでしょうか?
誘い方ヘタクソ男性を切り捨てるのはちょっと待って!
「誘い方がヘタクソな時点で冷める」と、切り捨てるのは簡単です。しかし、現代男性の恋愛離れの影響か、誘い方がスマートな男性のほうが圧倒的に少ないご時世でございます。
「誘い方がヘタクソな男性はお断り!」だなんて贅沢を言っていられないのが、悲しいかな現実なのです。誘い方がヘタクソな男性に対しても、聖母マリアかマザー・テレサのような広い心で向き合ってこそプロ女子!
また、彼がヘタクソなのは「誘い方」だけかもしれません。運転はF1レーサー並みに、セックスはポルノ男優並みに上手い可能性も……。そう考えると、切り捨てるのはもうちょっと先延ばしにするのもアリでしょう!
誘い方ヘタクソ男性あるあるダントツ1位はコレ!
ひとくちに「ヘタクソな誘い方」といっても色々ありますが、ダントツで多いのが「当日アポイント」でしょう。「いまから一杯どうよ?」という、アレです。
17時とか18時とか、まだ会社にいる時間帯ならノープロブレムですが、帰りの電車に乗った後だとか、自宅の最寄り駅まで帰ってきた後だとか、家まで戻って化粧を落とした後に誘われても、もはや「デートモード」ではなくなっているので、引き返す気になれないんですよね。一から化粧し直す気力もないですし……。
彼らに対して、「ごめーん、今日はちょっとムリかもー。また誘ってー」と返しても、こちらの真意は1ミリも伝わりません。「17時前に言ってくれれば調整できると思う」など、わかりやすい一文を付け加えましょう。
誘い方ヘタクソ男性あるある第2位
「いつヒマ?」
この言葉ほど、働く女性を苛立たせる言葉はないでしょう。「バリバリ働いている私にヒマな日なんぞ無いわいボケが!」と、金蹴りしたくなりますよね。いや、これが惚れている男性からの言葉なら、「今日も明日もあさってもヒマですっ!」と秒速で返すのでしょうが、「キライって訳じゃないけど、惚れているってほどじゃない男性」からだと、なんとなくイラッとしてしまうもの。
しかし、イライラしていても事態は先に進みません。腑に落ちない思いを抱えながらでも、とりあえず会いましょう。顔を合わせた状態で、おかげさまで日々充実している旨を話し、オンナとは、魅力を感じる男性に対してはどれだけ忙しくても会う時間を捻出する生き物だと説けば良いのです。LINEやメールで、「忙しいけど、金曜日ならなんとか空けられるよ」などと嫌味をぶつけるのは野暮ですよ。
誘い方ヘタクソ男性あるある第3位
当たり前のように、自分の家の沿線を指定してくる男性もいるので困ったものです。あわよくば家に連れ込んでセックスに持ち込もうとしているならまだ可愛げがありますが、単に帰りがラクだからという理由の場合、歩み寄りが感じられないですよね。
筆者の女友だち(埼玉県在住)が、神奈川県在住の男性から誘われた際、当たり前のように「場所は横浜でいいよね」と指定され、開いた口が塞がらなかったとボヤいておりました。確かに横浜は、関東屈指のデートスポットですが、女性側が埼玉在住という事情を考えれば、「都内で会おう!」が紳士的誘い方だと思うのですが……。
こういったケースの場合は、「目には目を歯には歯を」です。上記例なら、「川越はどうかな?」と、こっちも自宅沿線を推しましょう。そこから、「じゃあ、間をとって都内で」という流れを作るのです。
誘い方がヘタクソな男性は、決して悪気があるわけではないのでしょう。ごく単純に、誘い方が残念なだけ、と割り切って、しれっと軌道修正を試みる、チャレンジ精神を持ちたいものですね。
コラムニスト。『つけちゃうぞ!大人の保健体育』(遊タイム出版)『テレフォンセックス裏物語』(幻冬舎)『Sの妹Mの彼女』(遊タイム出版)など、性愛に関する著書多数あり。
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