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第8夜~恋愛が長続きしません【お悩みトゥナイト】

「結婚できる女になる」ための情報を発信中の「DOKUJO」。しかし、世の中には多くの女子が様々な悩みを抱えています。そんな女子を救うべく、「プロの独身」である編集長・東香名子が、あなたのお悩みに直接お答えします。

お悩み「恋愛が長続きしません」(キティえもんさん/32歳)

恋愛が長続きしないことが悩みです。これまで何人かの男性と付き合ってきましたが、最長で半年しか続きません。破局の理由は「重い」と言われてフラれることがほとんどです。彼氏ができたら、同じマチガイを起こさないように接するのですが、いつも続きません。どうすればいいでしょうか?(キティえもんさん/32歳)

編集長・東「昔々あるところに……」

キティえもんさん、あなたは愛をたくさん求めてしまい、彼がつぶれてしまうというパターンを持っているようですね。女子の間に語り継がれる、とある逸話を紹介しましょう。

昔々あるところに、丁度イタリア半島のブーツの先っちょあたりに、エビが好きで好きでたまらない王様がいました。王様が50歳の誕生日の日、ピザパーティーをしようと、お気に入りの「エビマヨ」を家来に注文させます。

王様は、エビがたくさん乗ったピザが食べたかったので、「エビをたくさん乗っけてくれ。余の年の数、50尾乗っけてピザを作れ」と命令したのです。王様の命令なので、ピザ屋さんも断るわけにも行きません。

30分後、ピザ屋のバイクが到着。目の前にうずたかく盛られるエビに、王様は大喜び。いざ手にとって食べようとした瞬間、なんということでしょう、ピザ生地がエビの重さに耐えきれず、生地が破れ、エビがバラバラと床に落ちてしまいました。「もう少し生地の厚さを考えていれば……」王様は涙をながして、悲しんだとさ。(おわり)

恋愛関係はピザの如し

そうです、キティえもんさん。王様はあなた、ピザ生地は彼。王様はピザ生地のことは考えず、欲しいままにエビを注文しますが、生地が耐えきれなかったのです。

重いと言われる女もこれにしかり。「愛をちょうだい、もっとちょうだい!もっともっと愛してちょうだい!」と言うあまり、ピザ生地の彼が「重くて無理!」と破れてしまった。これが破局。

「こんなにエビが好きなのに!」と泣きすがるあなたに、彼は「そんなにエビが食べたかったら、もっと生地の分厚いピザ屋に頼んでくれ!」となる。そして彼は「結局お前は、生地じゃなくて、エビが好きなんじゃないか!」と失望するかもしれません。

恋愛関係はピザ。生地(彼)を愛することは第一ですが、具の乗っていないピザこそ寂しいものはありません。エビをどれくらい乗せられるのか、ちょっとずつ様子をうかがってみる必要がありますね。

つきあい始めたら、腹の探り合いです。エビを1尾ずつ載せていきましょう。いきなりフルパワーで載せると、たいてい生地は崩壊します。1尾ずつ、ゆっくりと。そのうち、ピザ生地から「もうこれ以上無理!」というサインがあるはず。

それが彼の限界点です。これ以上求めると破れてしまいます。2人の丁度良いバランスを見極めて。これはカップルにおいては重要な作業で、時間もかかります。恋愛関係は、ただ好き・嫌いだけでは、成り立ちません。自分のエビと彼の生地、耐えうるギリギリのラインはどこなのか、模索してみましょう。

え?キティえもんさん、「エビが2、3尾しか乗らず、満足できなかったら、どうしよう」ですって?そうなったら、他の分厚い生地(男)を求めて武者修行に行くか、「エビが食べられるからいいや。なによりも生地が大事なんだし!」と割り切るか、2択です。そこに長続きの秘訣がありそう。

とはいえ、いくらピザが好きだといっても、ピザ(恋)にばかりこだわっている人生も退屈です。お寿司(趣味)を楽しんだり、焼き肉(仕事)を楽しんだり、バランス良く美味しいものを食べたいものです。

【今夜の格言】エビを愛すな、生地を愛せよ

東に聞いてもらいたいお悩みを募集!

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相談内容はコチラのメール、またはDOKUJO編集長・東の公式Twitterにてご応募ください。

東 香名子

コラムニスト。東京独女スタイル編集長を歴任。1983年生まれ。独身女性の視点から、恋やライフスタイルを分析したジャーナリスティックなコラムを得意とする。雑誌「デートスペシャルなび」で連載中。テレビ、雑誌、ラジオ等各方面で活躍中。電子書籍「モテる!ソーシャル恋愛術」「ここで差がつく街コンテクニック」等。趣味は鉄道。

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