不倫相手の「早くちゃんとした彼氏作りなよ」という言葉の真意とは?
「早くちゃんとした彼氏作りなよ!」 不倫に身を投じている女子なら、一度は聞かされたことがあるセリフでしょう。言葉を吐いた主は、もちろん不倫相手の既婚男性。「私はあなたが『ちゃんとした彼氏』って認識だったんだけど、どうしてそんなこと言うのかな?」「この人は私を『ちゃんとしたカノジョ』って思っていないのかな?」など、言葉にできないモヤモヤを解決していきましょう。
「俺に本気になるなよ!」
不倫をしている女子の皆さんは、自ら好んで女房・子どものいる男性を選んだわけではないかと存じます。ひょんなことから既婚男性に惚れてしまっただけ……。いわゆる、「好きになった人がたまたま既婚だった」だけなのでしょう。いずれは、いま現在の不倫関係に終止符を打ち、おてんとさまの下で堂々と楽しめる恋愛に移行する意志はお持ちのはずです。
そんな不倫女子の皆さんの背中を後押しするつもりで、あえて辛口テイストで申し上げますと、不倫相手からの「ちゃんとした彼氏」発言は、「俺に本気になるなよ!」という無言の圧力なのでしょう。女房・子どもを持つ彼にとって、あなたとのお付き合いはあくまでも「こよなく本気に近い遊び」。こよなく本気に近くても、遊びは遊びなのです。本気になってもらおうとするよりも、あなた自身も「本気に近い遊び」と割り切ったほうが無難でしょう。
「若い時間は短いぞ!」
不倫相手とひと回り以上年齢が離れていたりすると、親心で言ってくれているケースもあります。若いあなたの貴重な時間を奪ってしまっていることに罪悪感があるのかもしれませんね。あなたに「ちゃんとした彼氏」ができれば、自分は静かに身を引きますよという意思表示なのでしょう。その優しさについ、後ろ髪引かれる思いが湧いて、ズルズル不倫を続けてしまう女性もいるので要注意です。
「俺に惚れているんだろう?」
うぬぼれ屋さんの場合、「早くちゃんとした彼氏作りなよ」の後に、心の声として、「まぁ、キミは俺にベタ惚れだから、別の男だなんて考えられないだろうな」と続きます。「『ちゃんとした彼氏』ってどういうこと……」と不安になっているあなたを見て、自尊心を満たしているのでしょう。
「深い意味はナシ!」
なーんにも考えず、さながら「パブロフの犬」のように「彼氏作りなよ」発言をする男性も存在します。筆者の知人男性にも、会うたびに「あれっ、もしかして痩せた?」と聞いてくる者がいるのですが、彼は筆者の体型に特別な関心を持っているわけではなく、筆者の顔を見るとなんとなく、「痩せた?」という言葉が出てくるだけなのでしょう。それと同じです。あなたの顔を見ると、なんとなく「彼氏作りなよ」と言いたくなるのでしょう。
最後に……「どういう意味で言っているのかな?」と気になったら、心の中でモヤモヤを抱え続けるよりも、本人に聞いたほうが早いです。その際は、「私はあなたの『ちゃんとしたカノジョ』じゃないの?」と不安丸出しにするのではなく、「私にちゃんとした彼氏ができたら妬いちゃう?」と、小悪魔モードで切り返しましょう。
コラムニスト。『つけちゃうぞ!大人の保健体育』(遊タイム出版)『テレフォンセックス裏物語』(幻冬舎)『Sの妹Mの彼女』(遊タイム出版)など、性愛に関する著書多数あり。
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