【恋愛の処方箋】彼に結婚を意識してもらうためにやるべきことと伝え方、見極めるタイミング
付き合っているけど、全く結婚の話をしてくれない彼。
「お互いにいい年なのに、いったいどう思っているんだろう。私は子どもを産みたいから早く結婚したいのに。」
友達は、「勢いとタイミングよ」って言うけど、結局どうしたらいいの? って思いませんか?
今回は、恋愛カウンセラーの視点で「彼に結婚を意識してもらうには、どうしたらいいか」というテーマを見ていきたいと思います。
彼が結婚のことを考えない理由
まず、彼が結婚を考えてくれない理由や言い出さない理由を考えてみましょう。
男性はばら撒く性です。動物的な本能としてはたくさんの子孫を残すために、出来るだけたくさんの女性とカラダの関係を持ちたいのです。
女性の立場からみれば、誠実じゃないと思うかもしれません。けれど、男性の動物としての本能的なものなので、ある意味仕方がないものでもありです。
ただ、男性の性欲は個人差もありますが、だいたい27歳くらいから低下していきます。
つまりそれ以降は、1人に絞ってもいいかなと思い始めるのです。事実、社会全体で見ても、20代後半から結婚していく人が多いですよね。
しかし、20代後半〜30代前半は、社会人として生活することに慣れて、仕事がだんだん楽しくなっていく時期です。
また、その先の人生を考えて転職をしたり、フリーランスになったり、起業したりする人もいます。だから、結婚に目が向きにくいんです。
けれど女性は特に20代後半以降、出産の都合もあるので早く結婚したいと考えます。
もちろん、男性も子どもを持ちたいと考えている人も多いですが、自分が産むわけではありません。だから、女性ほど真剣に考えないのです。
それよりは仕事のことを考えます。ゆえに、早く結婚したい女性と仕事優先で考える男性ですれ違いが起こるのです。
男性が結婚のことを考えるタイミング
じゃあ、いつ男性は結婚のことを考えるのでしょう。
1つ目は、孤独を感じたときです。
これは、女性も同じですが、周囲の親しい友人がみんな結婚してしまって、遊ぶ相手がいなくなったとき、やっぱり、「寂しい」って感じるんですよね。
そんなとき、彼女が欲しいとか結婚して家庭を持ちたいって思うんです。
2つ目は、親に会うときです。
これは、大都市で1人暮らしをしている男性に多いですが、久しぶりに親に会うと、同級生の〇〇くんが結婚して、子どもできたなどという話になることが多いです。
また、直接「お前、彼女いるのか」とか「結婚しないのか」とか聞いてくる親もいます。親としては単なる世間話で、プレッシャーをかけているつもりではないかもしれません。それでもやっぱり、結婚のことを考えるきっかけにはなります。
3つ目は、大きな病気をしたときです。
大きな病気になると「この先大丈夫か」と自分の将来に不安を持ちます。不安で1人が寂しいとか、支えてくれる人が欲しいと思い、結婚を意識するようになります。
4つ目は、大きなプロジェクトが一段落したなど、仕事にちょっと余裕が持てるときです。
男性は、なんだかんだ言っても仕事優先です。その仕事に余裕があるときは、他のことにも目を向けることができます。
これら、4つのタイミングのときに、一緒にいることができる女性が彼と結婚しやすいのです。
イス取りゲームを想像してみてください。音楽が鳴っている間は、イスの周囲を走ります。そして、音楽が止まったら、イスに座りますよね。
結婚も同じです。音楽が鳴り止んだときに、近くのイスに座る感覚、つまり、タイミングがあった一緒にいる相手と結婚するのです。だから、タイミングと勢いが大事なんです。
出産、結婚のことがあるので、早く彼に決断して欲しいなら
タイミングが合えばというのは何となく分かったけど、「私にも時間的な都合があるので、早く結婚したい。」そう思う人もいますよね。
そんなときは、次のことに注意して、彼に結婚を考えてもらいましょう。
よく「結婚して欲しいことを切り出したいんですけど、どう伝えたらいいですか?」というご質問をいただきます。
これについては、落ち着いて、焦らず、冷静に伝えることができるなら、とお伝えしています。
女性は、伝えるときに、感情的になってしまって、泣きながら伝えてしまったり、怒り口調で伝えてしまうことが多いです。
そうなってしまうと、男性は責められていると感じたり、どうしていいのかわからなくなって、「ごめん」としか返事ができなくなります。
彼の感情に訴えようとするのではなく、彼にあなたと結婚することのメリットを伝えてください。
「結婚したら、こんないいことがあるよ」ということを伝えるんです。例えば、「2人で暮らすと家賃がたくさんかからなくなるよ」という感じです。
どうしても男性は、結婚すると自由が奪われるとか、ネガティブなイメージを持ちがちです。だから、ネガティブなイメージを払拭するようにメリットを伝えていきましょう。
また、男性はあなたの意見は聞けなくても、第三者の意見なら聞けると言うことも多いです。
直接、言うことが難しい、もしくは、言ってもきいてもらえない場合は、周囲の人の力をうまく使いましょう。例えば、友人から「結婚について、どう思っているの?」と聞いてもらったり、「両親が会いたがっている」と言ってみましょう。そうやって、少しずつ外堀を埋めていきましょう。
伝え方
「結婚について話し合いましょう。」という言い方をしてしまうと、男性は嫌がります。あなたから責められる気がするからです。だから、あんまり堅苦しくしないようにしてください。
普段の会話の流れの中で、上記でも紹介した結婚した場合のメリットを冷静にそれとなくほのめかすのです。
相手の反応を見て、それ以上話題が進まないなと思えば、また他の日など、少し間を開けてさいどほのめかして見ましょう。
また、彼が聞く耳を持ってくれそうなときに話をしましょう。
仕事で忙しいときに伝えようとしても、それどころじゃないのでめんどくさいと思われるだけです。
絶対に結婚の話をするタイミングはやってきます。だから、焦らずじっくりとタイミングを見極めてください。
なかなか彼が動いてくれないとき
これまでにお伝えしたことをやっても、なかなか彼が動いてくれないときはあると思います。そんなときは、下記のように考えてください。
まずは、自分の中で期限を設定しましょう。
期限がきたら、結婚したいと思っているということ。そしてその気がないなら別れたいということを冷静にはっきりと伝えてください。
そこで、彼が結婚すると言ってくれれば、それで話を進めましょう。
もし、彼が結婚する気がない、もしくはきちんと意思表示してくれないなら、そこで、キッパリ別れましょう。
連絡をするのをやめてください。もし本当に、彼があなたのことを必要としているなら、追いかけてきます。結婚の話もすぐに進みはじめるでしょう。
しかし、彼が追いかけてくれない、もしくはこれまでと同じようなはっきりしない態度なら潔く離れ、自分が楽しいと感じることや心が穏やかになることを楽しみましょう。
人は痛みでしか変われません。だから、あなたがいなくなることで、彼が痛みを感じないならご縁がなかったのです。別れて正解なのです。
決して、ズルズルと付き合い続けてはいけません。時間は有限だからです。
過去、ズルズル続けてしまったせいで、何も残らなかったケースをいくつも見てきました。きっぱりと離れて、自分の好きなことをしているうちに、本当の相手が見つかります。
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カップルカウンセラー。男女関係の世界的権威・ジョングレイ博士に師事。「悩みを聞くのが、自分の原点」と考え、女性の恋愛相談が評判になり、多くのメディアで活動。田端裕司公式twitter
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