アイドルの追っかけは…男子が思う「彼女に辞めてほしいこと」
BAR北条へようこそ!バーテンダーの北条誠です。
このコラムでは、北条が経営するBARで毎夜繰り広げられる実際の恋模様を元に、恋愛の駆け引き・コツをご紹介していきます。
今回のテーマは、彼氏が「それは辞めてほしい」と彼女に対して思うこと、です。
カウンターでは、R君が彼女(Iちゃん29歳)への不満を口にしています。付き合い始めて2ヶ月とのことですが、一体Iちゃんのどこに不満があるのか、くわしく聞いてみました。
アイドルの熱狂的なファンはそろそろ卒業してほしい
R君「この前初めて彼女の部屋に行ったんですけど……男性アイドルの写真やらロゴ入りタオルやら、グッズがいっぱい飾ってあるんですよ」
そう語るR君の表情は、すでに残念そうです。付き合い出してからIちゃんの男性アイドル好きに気付いたそうなのですが、「遠征してでもライブに行く」「グッズを買い集める」「出演するテレビ番組はすべて録画してみる」等、その熱狂ぶりに呆れているそうです。
(それが趣味なんだし、別にいいのでは?)
第三者である北条としては、Iちゃんのアイドル好きも一つの趣味として認めてあげれば良いと思うのですが、彼氏であるR君としてはそうもいかないようです。
R君「スマホの待ち受けがアイドルの写真である上に、ストラップまでアイドルのものなんですよ。10代の女の子だったら分かるんですけど、もう29歳ですからね……」
要するに、「29歳の趣味としてはさすがに相応しくないのでは?」と感じているようなのです。アイドルという存在を否定はしませんが、R君と同じように思う男性は非常に多そうです。
急に激しくイライラするのはちょっと……
R君「それに、ちょっとしたことで急に激しくイライラしだすのも、困るんですよね」
レストレランや友達がいる場でも露骨にイライラしだすので、一緒にいて恥ずかしいのだとか。
R君「先輩や親友、親にも紹介しようと思ったんですが、あのイライラ癖がいつ出るかと思うと、怖くて紹介できないです」
体調や気分によってイライラする女子はたしかにいますが、その度が過ぎると、男子としてはどう接していいか分からず困ってしまうものです。まして、そこに先輩が同席していたりしたら……R君が「紹介できない」と思う気持ちも分ります。
友達が何でも知ってるってどういうこと?
R君「もっと最悪なのは、僕と彼女のことを彼女の友達が何でも知ってるってことなんですよ」
女子が友達同士でお互いの彼氏の話をする。これは大変結構なのですが、男子としては話してほしくない部分もあります。彼女の友達を紹介された時、その友達がR君の性癖や収入まで知っていたことに驚いたそうです。
R君「恋人同士だからこそオープンにできることってあるじゃないですか。それが恋人でもない第三者に筒抜けなのは、気分悪いですよ」
R君の気持ちはよく分かります。女友達に話していいことと悪いこと、常識としてその区別はできてほしいものですが、しゃべり過ぎてしまう女子が多いのも事実です。
R君達のように、彼氏を友達に紹介することもあるかもしれないので、その時に彼氏が恥ずかしい思いをしないように、最低限のマナーは持っておくべきでしょう。
「アイドル好き」「イライラ癖」「しゃべり過ぎ」。R君はこの3つに、29歳の大人に相応しくない子供っぽさを感じているようです。もう別れたいとまでいいだすR君。女子には年相応の考え方やマナーはしっかりと身に着けてほしい、そう思う北条でした。