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ドラマ「プライド」に学ぶ!「待つ女」が幸せを掴む理由

前回は、2000年に放送された松嶋菜々子さん主演のドラマ「やまとなでしこ」から、強気な女性が幸せになるメソッドを学んでいきました。今回は、木村拓哉さん主演で高視聴率を記録した月9ドラマ「プライド」から、 待つ女 が幸せを掴む理由を考えてみます。

ドラマ「プライド」って?

「プライド」は、2004年にフジテレビの月9枠で放送されたスポ根ラブストーリー。「氷上の格闘技」といわれるアイスホッケーに情熱を燃やす実業団選手たちと、彼らを取り巻く女性OLとの恋愛模様が描かれた物語です。

木村拓哉さん演じるアイスホッケーチームのエースキャプテン里中ハルと、竹内結子さん演じる2年間音沙汰のない彼氏を待つ村瀬亜樹の、甘くてほろ苦い恋愛がメイン。二人の恋は亜樹の彼が戻ってくるまでの期間限定の恋人関係として始まりますが、次第に心から惹かれ合い、幾多の困難を乗り越え真実の愛で結ばれるまでの姿が描かれていきます。

理由1: 待つ女 =バッテリーを充電させてくれる

ハルはアイスホッケープレイヤーとして光る才能をもち、チームメイトや女性ファンから慕われるカリスマ的存在。ホッケーに対してはいつも強気なハルですが、幼い頃に母が蒸発してしまったことが心の傷となり、人を愛することには臆病。ゲームのような恋愛しかできないニヒルな恋愛観をもっています。

そんなキラキラしたハルとは正反対に、ごく平凡なOL生活を送る女性こそがヒロインの亜樹。2年もの間連絡のない彼を待ち、想い続ける古き良き時代の女性です。

OL友だちからは新しい恋にシフトチェンジするよう勧められますが、ハルだけは「(彼氏)帰ってくるよ。ほら、バッテリー充電させてくれる女って、なかなか滅多にいないからさ。最後には必ず、そういう女のところに俺なら帰るな。電池が枯れるまで戦ったら、必ず」と、出会ってすぐに亜樹の懐の深さを見抜きます。

人を待ち続けるということは、人を信じ続けるということ。とても大きなエネルギーを必要とする行為です。自分にも他人にも厳しいストイックなハルだからこそ、そんな亜樹を尊敬し、惹かれていったのかもしれません。

理由2:孤独に負けない強さがある

待つ女

女性を信じることができないハルの「寂しいからって優しくしてくれれば誰でもいいんだ」という言葉に対し、亜樹は「いつ寂しいなんて言った?誰があなたに寂しいなんて言ったのよ。そりゃそういう時もあったかもしれないけど、そんなんで誰かを好きになったり、私はしない」ときっぱり言い放ちます。

さらには、「強くて、えらくて、可愛い女でいたいの。寂しさなんかに負けない、目をそらさない。それが私のプライドなの」とも。一見、か弱い普通の女の子に見える亜樹を、孤独に負けない芯の強い女性として印象付けるかっこいいセリフです。

どんなに強がっている男性にも、必ず人として弱い部分があるもの。彼に「守ってあげよう」と思わせるモテテクも大切ですが、幸せを掴むには寂しさと向き合い、それを乗り越える女のプライドが必要なのかもしれません。

理由3:優しさは与えるものだと心得ている

石田ゆり子さんが演じる、ハルの良き理解者・安西容子は、優しさについてこのような見解をもっています。「優しい人が好きなんて言う女の子はダメよ。自分が優しくない証拠だから。愛情をいっぱいもっている子は、相手に優しさなんて求めないの。そういう子って少ないかもしれないけど、見つけることができたらきっと幸せになれると思う」。

何の見返りもなく待ち続けるということは、相手に優しさを求めず、むしろこちらが愛情を与え続けるということ。これは「○○してくれるから好き」という”求める”恋愛観ではなく、「何もしてくれないけど、そこも含めて彼を愛せる」という究極愛の形。

相手からの優しさや愛情を期待する恋愛には限界があり、いずれ疲れてしまいます。自らが”与える”恋愛をできたほうが、よっぽど幸せなのかもしれません。

「やまとなでしこ」に続き、「プライド」も冬を舞台にしたドラマ。幸せ模索中の悩めるアラサー女性にオススメしたい名ドラマです。懐かしさに浸りながら、美しい愛の形に酔いしれてみてくださいね。

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七星らむ

うる星やつらのラムちゃんのような、チャーミングな女の子目指して恋愛修行中。人の役に立てる仕事に就きたいと高校卒業と同時に秘書検定を取得。女性を笑顔にできる前向きなコラムを執筆できるよう日々奮闘。趣味、ファッション・テニス・旅行。

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