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【三十路と婚活】こんな男と合コンしてみた~新宿編~

三十路と婚活

馬場です。エイプリルフールに、突然の婚約発表というウソをぶちかました、独身です。ごめんなさい。この連載もまだまだ終わりませんので、どうぞお付き合いくださいませ。

前回、ピチピチギャルの若さの前に撃沈した馬場。しかし今回は、参加者全員オーバー30の飲み会、つまり合コンにお誘いいただきました。

オーバー30合コン in 新宿

今回お誘いしてくれたのは、パリピのT女史。以前「熟女コン」に誘ってくれた、あの子です。あのイベント以来、何かあると必ず馬場に声をかけてくれるようになりました。

しかし今回は、ちょっとチャラい人たちかもしれないとのこと。人見知りで男性恐怖症疑惑がある馬場にとって、最も苦手な人種こそ、チャラ男です。とは言え、今年は男友だちを作ることが使命。四の五の言わずに、とにかく男性との接触回数を増やさねばなりませんから、当然参加することにしました。

当日 ~大人な雰囲気の新宿~

俗に言う「花金」に開催されることになった今回の合コン。繁華街から少し離れ、大人な雰囲気のお店が集まる新宿の某エリアが、本日の主戦場です。

まずは女性陣だけで駅に集合し、お店へ向かいます。今日のメンツはサーファーS女史(34)、医療事務M女史(33)、そしてパリピのT女史(34)。前回と違い全員が30代という安心感と、必然的に三十路の馬場が最年少になったオイシイ状況に、自然と心も軽くなりました。

会場は、先方幹事がセレクトしてくれたイタリアンレストラン。外にはドアマンが立っていて、NYのような雰囲気を醸し出しています。お店は1階がスタンディング、2階がテーブル席になっており、予約名を告げると2階の一番奥の席に通されました。

時間ピッタリに到着したにも関わらず、先方の男性陣はキレ~イに全員着席して待機。そして、私たちを見つけると一斉に起立して「どーも!こんばんは!」と迎えてくれました。

チャラ男とは聞いていましたが、納得の佇まいです。

まずは、全員示し合わせたかのようなオシャレヒゲ。口ヒゲとアゴヒゲがセットになった、エグザイルみたいなやつです。

そして髪型も、見事に全員ツーブロックの黒髪。ワックスでバッチリ固めている人もいて、とってもテカテカしてます。

服装にもご注目。上下揃った無難なスーツではなく、ジャケット&パンツスタイルでキメてます。ネクタイもニット素材のこじゃれたヤツです。服装に自由が利く職種の営業であることは確かですね。

一目で遊び慣れてることがわかる彼らは、マニュアル通りに女性陣のアウターを受け取り、ハンガーにかけてくれます。すっごい優しいです、紳士です、笑顔がまぶしいです。でも、でも、

馬場は、こういう男性が苦手です!!

しょっぱなから拒否反応を示しそうになりましたが、話してみないとわかりません。

まずは自己紹介。彼らは、WEBを中心に展開する広告代理店の営業さんで、全員が30~35歳までのアラサー男性だそうです。互いの仕事ぶりから酔った時の粗相まで、初対面の女性にも関わらず開けっ広げに話してくれます。しかし、男性陣同士でのノリツッコミが激しく行われ、女性陣は蚊帳の外。にこやかに「あはは~!」と相槌を打つしかありません。

そうこうしているうちに、話題の矛先が私たちに向けられる時が来ました。それも、最もデリケートな年齢について。まず私が聞かれたので、現時点での年齢である「30歳」と告げました。すると、

「お、タメじゃん!オレも今年30歳だぜ~」

とチャラ男Aに話しかけられました。しかし、少々誤解が生まれたようです。私は今年30歳とは言っていません。あくまで、今この瞬間30歳であると言ったのであって、今年は年齢がプラスされるのです。この誤解、よくない気がする……。

「あ、あの……今30歳だから、Aさんとは学年が違うと思う……」

「えぇ!?あっはっは!何だよそれ~ウソつきやがって~!マジウゼェ!」

小学生のガキのようなイジラれ方をして、なんだかとっても窮屈な気分になりました。だってウソはついてないもん、ちょっと誤魔化しただけだもん!とはいえ、私に絡んでくるということは興味があるのかもしれません。

その後も、営業ならではの話術とノリで場を盛り上げてくれた彼ら。その場にいた女性全員の話を引き出し、笑い溢れる会になりました。チャラ男たちではありましたが、楽しく飲むにはベストなメンツだったと言えるでしょう。

そしてお会計の時間。女性幹事T女史が値段を聞くと、「オレたちが全部払うから、いいよ」とのこと。

なんということでしょう、彼らが全額支払ってくれると!全額オゴリの合コンが初体験の馬場にとって、この一言は天の声のようにも聞こえました。

合コンでいくら女性に払わせるかで、男性の評価がわかると聞いたことがあります。ということは、相当我々のことを気に入ってくれたのでしょう。さっきまでチャラ男は苦手と言ってましたが、前言撤回!大好き!

そこで自信を持って、先ほど私に絡みまくっていたチャラ男Aに「連絡先交換しよ~!」と、声をかけました。すると、

「おごるけど、連絡先はいらないよ

Why チャラ people~!!Why!?

サクッと連絡先交換を拒否されてしまいました。女子の皆さん、合コンのお会計があなたの評価とは限らないようです。

馬場チエコ

アラサーど真ん中の三十路独女。「東京独女スタイル」編集部で、結婚できる女になるべく日々奮闘中。2015年3月からスタートさせた婚活連載「三十路と婚活」は、1年4ヶ月後に彼氏ゲットという形で幕を下ろしました。電子書籍も出しちゃってます。

週に1回、婚活映画評論家・バーバラ馬場に変身する。

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