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六本木で働く男と女【東のEditor’sEYE】

髪の長いめかしこんだ女性

あなたの 働く 職場はどこにありますか?ディー・サイン不動産研究所が、1都3県在住、東京23区内に勤務している2,000名を対象に調査を実施しました。「オフィス立地ブランド調査2015」の調査結果をまとめてみましたので、ご紹介します。

都内の人気のオフィス立地、1位はどこ?

調査の結果、人気第1位は丸の内、2位銀座、3位日比谷・有楽町となりました。3つとも、山手線で隣り合わせの東京駅と有楽町駅の最寄り。

続く3~6位も、大手町、日本橋、八重洲となり、日本の首都である東京駅周辺エリアへのあこがれの強さを思い知る結果となりました。

ちなみに7位は、DOKUJOのオフィスもある恵比寿。これはうれしい!8位以降は、表参道、外苑前・青山一丁目、品川と続きました。あなたのオフィスはありましたか?

自己の六本木時代を振り返り、胃もたれ

ちなみに筆者がこれまで勤めてきた街は複数ありますが、各街々で会社や風景、そして人々の雰囲気に特徴がありました。

特に印象的だったのは、六本木(ちなみに23位)に勤めていた時代。ヒルズ族でおなじみのビルだったのですが、当時うら若き25歳の筆者は、六本木の華やかな絵の具に染まりまくりました。今となってはいい思い出です(遠い目)。

六本木で 働く 男と女を分析すると

今思えば六本木は、とにかく金のニオイがぷんぷんする所でした。男性は高そうなスーツに身をつつみ、ワイシャツの襟が総じてデカイ。焼けた肌に白い歯で笑う「新庄スマイル」をかますオジサマ多数。若い女性を好みます。

そして女性はてろっとした幾何学模様ワンピにピンヒールがお約束。頭の先から足の先まで手入れを欠かさず、モデル級の美人OLも多数。金持ちの男性を好みます。

わたくしめも、しがないOLのくせに、毎朝スタバでコーヒーを買い、52階のレストランでランチ、風邪を引けばヒルズクリニックに駆け込んだりと、「私の庭」と言わんばかりに普段使いしたものです(遠い目)。

六本木を我が物顔で歩き、石を投げれば知り合いに当たるとか当たらないとかだった東。昔の写真を見ると胃もたれするほどの六本木フレーバー、マシマシです。おえっぷ。

六本木留学を終えて……

そんな筆者が転職で六本木を離れることに。そして数ヶ月が経った頃、元同僚と六本木でランチをしようということになったのです。その前日、なんと緊張している自分に気がつきました。

「ろ、六本木でランチっていつぶりよ!緊張するーッ!な、何着ていけばいいんだ!そうだ、一張羅を着ていこう」

このとき初めて、あそこはそんじょそこらの東京ではないと気が付いたんです。私の庭よ~だった六本木。スタバのカップ片手にヒールを鳴らし、52階のレストランでランチを「落ち着くよネー」的な斜に構えた感じで利用していた筆者が、たかが1時間滞在するだけでも、めかしこむようになるとは。

たいそうお高い女に見えていたのだろう、東よ。六本木の絵の具が落ちてヨカッタな(震え声)。

一日の大半を過ごす職場。その文化に人間が染まってしまうのは当然のことなのでしょう。六本木に染まり、六本木にかぶれ、六本木ナイズドされたあの頃。まるで六本木に留学をしていたような数年間でした。

(※すべて個人の見解です。)

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東 香名子

コラムニスト。東京独女スタイル編集長を歴任。1983年生まれ。独身女性の視点から、恋やライフスタイルを分析したジャーナリスティックなコラムを得意とする。雑誌「デートスペシャルなび」で連載中。テレビ、雑誌、ラジオ等各方面で活躍中。電子書籍「モテる!ソーシャル恋愛術」「ここで差がつく街コンテクニック」等。趣味は鉄道。

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