【三十路と婚活】こんな男と合コンしてみた~銀座編~
馬場です。三十路です。
まだ独身です。
これまで、マッチングアプリで自らデートの機会を作ってきました。
しかし、引き寄せる男はみな曲者。
ということで、今回は久しぶりに合コンをしてみることにしました。
幹事N氏35歳、T氏37歳、H氏33歳 / 銀座にて
今回の男性側幹事N氏とは、友人に誘われたバーベキューで知り合いました。
脇目も振らずに肉を食べていた馬場に
「彼氏いるんですかぁ?えぇ、いないんすかぁ!?なぁ~んで、こんなにぃ素敵な女性がフリーなんすかぁ(ヒック)」
とベロベロに酔って声をかけてきたのが、N氏だったのです。
大してイケメンでもなかったし、その時は食事を邪魔されたくなかったので「そんなこと言うのなら、合コンしてください~」と適当に返事をして、相手にしませんでした。
すると翌日
「合コンの日時、場所、人数の希望を教えてください。エリートの友人を連れて行きます」
と連絡が。
早速、馬場の辞書「婚活辞典」でエリートを調べてみると、
「早慶東大出身者であることが多い。卒業後、大学で学んだ専門知識を生かす職業に就き、年収800万円以上を稼ぐ男性を指す」
と定義されています。ついに、エリートを紹介してくれる男が現れたのです。
馬場キテる!
婚活連載も、感動のフィナーレ目前か!
そこで、かわい子ちゃんが多い馬場の友人の中でも選りすぐりのかわい子ちゃんに声をかけました。
かわい子ちゃんを連れて行ったら、エリートメンズを彼女たちにとられるじゃないかって?
大丈夫。
エリートな友人がいると言ったN氏も、謙遜して言わなかっただけでエリートなのかもしれません。だから、どっちに転んでも馬場はエリートメンズをゲットできるんです。
そして合コン当日。
馬場は「渋谷周辺で金曜の夜がいい」と伝えていたのですが、希望は反映されず「銀座で土曜の夜」にセッティングされました。
なら、なぜ場所や日時の希望を聞いた?
若干イラッとしましたが、女性陣の希望を無視しても連れて行きたいお店が銀座にしかなくて、エリートメンズたちが「レディたちをお連れするならここしかない!」と幹事N氏を説得したのでしょう。
何を隠そう馬場はポジティ部部長なので、常に前向きです。
そして集合場所のお店に到着。ビックリしました。
「……あれ、チェーン店?」
あの「鳥貴族」も吉祥寺にしかないお店だと思っていたほど、居酒屋情報に疎い馬場。そんな私ですから、今回も店名を聞いただけではチェーン店とわからず、看板を見て初めて大型チェーン店の新業態であることを知ったのです。
不安で心がざわつきましたが、気付かないフリをして入店。予約名をスタッフに伝えると、すでに男性が待っていると言われました。ドキドキしながら席に向かうと、いました。
凡人が。
エリートにしては明らかに様子がおかしい男、3人が。
女性陣のテンションが光より早いスピードで下がったのを感じましたが、話してみなければ何も始まりません。
早速彼らのスペックを探ってみると、「全員地方大出身、クレジットカード端末を扱う会社の営業で『誰でもできる簡単な仕事』」をしているそうです。
しかもT氏37歳は、転職する会社がいつも倒産する疫病神。
H氏33歳に至っては、38度の高熱なのにマスク着用で参加し、体調が悪いにも関わらず「アルコールでウィルスを殺す!」と言いながらビールを飲みまくるインチキドクターです。
そして幹事のN氏は、酒が入るとろれつが回らなくなる上に脈絡のない話を続けるエイリアン。
エリートじゃねぇ!資格もねぇ!仕事に対するやる気もねぇ!
馬場こんな男イヤだ~こんな合コンイヤだ~♪
脳内DJがこんな曲をヘビーローテーションしているとはつゆ知らず、かわい子ちゃんを前にした男性陣のテンションは青天井。一方、エリートメンズを期待していた女性陣のテンションは底なしに落ちて行きました。
結局、2時間バッチリ拘束された上に、バッチリ2700円払わされました。店を出てやっと解放されたとほっとしていたら、おもむろに壁と向き合った幹事N氏。何してるかと思ったら……ジョ~~~。
まさかの立ちション。
そんな友人に手を貸そうともしないT氏とH氏は「アイツまいて俺たちと飲み直さない?」と誘ってくる始末。
行くわけねぇだろ!!
毅然とした態度で2次会をお断りした私たちは、エリート来る来る詐欺に遭ったことを確認し、被害者の会を結成しました。法的措置は、今後検討します。
女子の皆さんも、ご注意ください。
アラサーど真ん中の三十路独女。「東京独女スタイル」編集部で、結婚できる女になるべく日々奮闘中。2015年3月からスタートさせた婚活連載「三十路と婚活」は、1年4ヶ月後に彼氏ゲットという形で幕を下ろしました。電子書籍も出しちゃってます。
週に1回、婚活映画評論家・バーバラ馬場に変身する。
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